神々の履歴書 第7回 続・京都の神様と旧約聖書「祇園祭と諏訪の神様―神に捧げられた少年①」

こんにちは。サイキックリーダー&クリスタルセラピストのマユリです。

 

バール(モレク)神と生贄の儀式

さて、話を八坂神社にもどしましょう。

神々の履歴書第6回京都の神様と旧約聖書で、牛頭人身の八坂神社の神様の生前の名前は、旧約聖書にでてくるダビデ王だと述べました。
神様自身がビジョンにあらわれて、そう名乗ったのです。
生前の名前とは、カミとして祀られる前の、人としてこの世に生きていた時の名前のことです。

彼は、生前古代メソポタミアの牛の神様バール神と契約をして、栄耀栄華を手に入れました。
そして、その報いとして死後、契約した神様と同じ姿、牛頭人身の姿になって、祀られていることをお話しました。

バール神はしばしば同じ牛の神様モレク神と同義で語られ、この神は幼児の生贄を捧げることで有名です。
聖書にも、ソロモン王が(ダビデの息子です)モレクの祭壇を作ったことが記されています。

では、祇園祭の稚児たちはモレク神に捧げられる生贄の子供を模したものなのでしょうか?

マユリのセッションでも、生贄の儀式がでてきたことが何度かあります。
その中で幼い男の子を生贄として捧げていたビジョンがあったので、検証してみましょう。

 

諏訪湖の生贄の儀式

あるクライアントに石を置いたところ、蛇(正確には巨大なミミズ=ワームのようなもの)がみえるといいだしました。
前にも申しましたが、石をおいたから蛇がやって来たのではなく、元々彼女に憑いていたものが、石の作用で変性意識状態になったので見えるようになったのです。
変性意識とは脳波がアルファ―波やシータ波の状態です。

蛇に「蛇になる前の、つまり生前の姿になるように」問うたところ、ビジョンがあらわれました。
ビジョンを見ているのは、私ではなく、クライアントです。

大きな湖、周りは青々とした山々に囲まれています。
子供を乗せた小さな屋形船が湖の湖面をゆっくりとすべっています。
5才くらいの男の子で、水色の直垂(ひたたれ)に、山伏がつけるようなオレンジ色の結袈裟(ゆいげさ)と、頭に頭襟(ときん)を付けています。
船上に立っていたので、遠目には生きているようでしたが、よく見ると死んでいるようです。
何か棒のようなものにとめて、立たせているみたいです。

子供が立っている後ろに小さな屋形があり(補陀落渡海の船に似ています)、鏡など神具がはいっているのかもしれません。
船はだんだんと沈んでいき、やがて湖の底に消えました。
大勢の人が湖畔からみています。
そう、これは生贄の儀式で、子供は湖の神様に捧げられたのです。

山の上に、神社があります。子供は身寄りがなく、もしもの時の生贄要員として養われていたようです。
生贄は定期的に行われるのではなく、緊急時だけとのことした。

山の上の神社で、子供はトーテムのような棒に縛り付けられていました。
永い間くくられて、くったりした子供に、神官のような男が杭をうってとどめを刺しました。
それから、体を洗い死化粧をして、装束をつけ、階段を輿に載せて降りてきました。長い階段です。
神社の中は、一般の人は立ち入り禁止のようで、階段の下の方に大勢の人が集まっていました。それから船にのせられて、最初の画面に続きます。

彼女に憑いていた蛇の正体は、生贄に捧げられた男の子の霊だったのです。

山々に囲まれた大きな湖は、諏訪湖に似ていました。
実は、この方以外にもビジョンに生贄の儀式が出てきた方がおり、お住まいの近くに諏訪神社があったので、昔の諏訪神社には生贄の風習があり、この大きな湖も諏訪湖ではないかと思いついたのです。

諏訪大社について検索してみると、山の上の神社、長い階段、そして上社で行う御頭祭(おんとうさい)というお祭りが生贄の儀式の名残ではないかという説がでてきました。

ネットに書かれていたことと、自分のみたビジョンと照らし合わせてみて、なるほどと思うところもあれば、腑に落ちないところもありました。
私自身は、セッションの前には、先入観に毒されないように、本・ネットの類は目に触れないようにしています。
基本的には、ビジョンで見たことのみを信じます。

 

何故杭なのか?

このビジョンをみて奇異に思ったことがあります。
子供は弱って息も絶え絶えなのに、何故、わざわざ杭(くい)で止めをさすのでしょうか?
止めといえば普通刃物です。
杭は一般的ではありません。

杭という記述は、私が見た限りでは、ネットの御頭祭に関する記述のどこにも載っていません。

けれども、杭がでてくるビジョンは他にも見たことがあります。
大和朝廷らしき軍団が、征服した地の巫女を殺した後、左目に杭をさしたのです。
明らかに、杭は殺すためではなく、呪術的な理由で使われていました。
おそらくは、巫女の呪力は左目に宿るので、呪力を封じるためにそうしたのではないかと思います。

子供に杭をさしたのも何か呪術的な理由からです。
それは間違いないと思います。
過去の因習とはいえ、本当に痛ましい光景でした。

では、なぜ杭なのか? 次回は、もう一度、ビジョンを精査してみて、答えを導きましょう。

——続く——

マユリ

 

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