神々の履歴書 第4回 続・神様にお願いする方法

見えていないのに、見えない世界に深くかかわることは、危険を伴います。 それは目隠しをして、見ず知らずの人と交わるようなものです。

 

「何でも願いを叶えてくれる」神様、現る!

「願いを叶える」ということについて、面白い経験があります。

10年以上前のことです。若い女性が、「あるヒーラーさんのところで、セッションを受けてから頭が痛い」といってこられました。確かに、頭のチャクラが極端に弱っており、どうしたのか尋ねると、「***レイキという、特殊なレイキのセッションを受けた」とのことでした。

前にもお話しましたが、石を置くと、変性意識状態となって、普段見えないものが見え始めます。彼女に何が見えているのか話してもらい、私が質問します。そして、彼女の口を借りて、その霊体に答えてもらいます。質問しているのは私で、答えているのは彼女です。

頭が獣(今度は牛ではありません)、体が人間のカミ様がみえました。
「 何で彼女のところにいるのですか?」
「そっちが呼んだから」

恐らく、その**レイキとは、普通のレイキではなく、何かの召喚術だったようです。それに呼ばれて、やってきたのです。

セッションの最中に、その霊体を召喚するマントラとシンボルを切っているはずです。
マントラ(呪文)を唱えて、印(シンボルや護符かもしれません)を結べば、呼ばれた霊体は必ずやってきます。ただ、来たことが、普通の人には見えないだけなのです。

本人に断りなく勝手に召喚術をするのも、どうかとおもいますが……そのヒーラーさんも、自分が召喚術をしているとはわからずに、ただ習った手順通りにやっただけなのかもしれません。けれども、手順が正しければ来ます。

「彼女は去ってほしいといっていますよ。何でいるのですか。」
「この人はまだ若いが、将来周りに人が集まってくるから」
「なんで人が集まってくるといいのですか?」
「魂を集めやすいから」

「なんで、魂を集めるやすいといいのですか?」
「はあ?」

そんな当たり前のことを聞くな……といった様子でした。要約すると、「彼女は霊能力が高く、将来彼女を慕って多くの人が集まってくるだろうから、彼女に憑いていると、その人たちの魂も一気に取れるので効率がいい」といいたいようでした。

核になる人を抑えて、関係者を一網打尽なんて、なんだか、ネットワークビジネスみたいですね。霊能力の高い人、人望のある人は狙われないように要注意です。

「あなたがいることで彼女側のメリットは何かありますか?」
「なんでも願いをきいてあげるよ」
「なんでも?」
「そう、何でも」
「おいしい話には裏があるといいます。何か見返りがいるのではないですか?」

「ないよ」
「あなたを崇拝するとか?」
「その程度は」
「ほかにない?」
「ない」
本当にないのか、かなりしつこくきくと、こう答えました。

「生きている間はね」
「死んだらどうなるの?」
「死んだら僕の一部になるんだ」

僕の一部になるとは、どういうことか……その話はまた別の機会にするにして、要するに、「生きている間はなんでも願いをかなえてあげるよ、代償は死んでから魂もらうだけだから」というのです。
まるで、清盛の話にそっくりです!

 

リーディング能力がないまま、見えない世界に関わるのは危険

死後の世界など信じない人にとっては、「生きている間は、なんも見返りもなく、何でも願いをきいてくれるなんて、なんておいしい話!」と思うかもしれません。
でも、「前世や来世など——死後の世界を信じている人にとっては、何ともぞっとする話です。

だれだって、幸せになりたいですから、自分の幸せを願うことはごく自然なこと。
ただ、ちょっと間違ってしまうと、とんでもないことになりかねないリスクがあるのです。

マユリのサイキックリーディング講座は、それを見分けられるように能力を磨くものです。

明治の着物の女性(神々の履歴書第3回参照)も、この**レイキをうけた方も、不幸の原因は、獣頭人身の神様がすぐそばに来て契約が繰り広げられているのに、「いったい何が起こっているのか?」本人たちは何もみえていない、わかってなかったことです。

けれでも、わかってなくとも、事は起きています。
その後契約通り、商売は繁盛し、(それだけならいいのですが)、娘は神の花嫁とされてしまいました。
つまり、現実世界の男性と結婚できる資格を放棄してしまったのです。

見えていないのに、見えない世界に深くかかわることは、危険を伴います。
それは目隠しをして、見ず知らずの人と交わるようなものです。
スピリチュアルに安全にかかわるためには、正しいサイキック能力開発が、絶対に必要なのです。

マユリ

神々の履歴書第3回 神様にお願いする方法はこちら

 

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