恐れる理由はありません パート2 〜 There is no reason to fear Part.2

よくある傾向として、私達は両親に教わったように生き、両親が信仰している宗教や信念体系をそのまま受け継いでいたりします。
ここ二~三十年の間に、この傾向は少し変わってきました。
それ以前よりも海外旅行が身近なものになり、宗教的書物は入手しやすくなり、もちろんインターネットもあって昔であれば入手など不可能だった原資料を大半の人が読めるようになったからです。

数世代前の時代では、インドのヒンドゥー教寺院や日本の禅寺を国外の人々が実際に訪ねるなど考えられないことでした。
ですから、現代の私達は霊的概念を探求する自由を遥かに簡単に手にしています。
過去25年間の間に西洋で仏教が広まったことを見ても、明らかです。

一定の信念体系や生き方にこだわる人もいます。多くの人が献身的に信仰を深め、祈りや善行など霊的成長に努めます。
私は哲学と科学と宗教について学ぶのが大好きで、仏教、道教、スピリチュアリズム(心霊主義)に最も影響を受けました。
これらは、それぞれに異なることを伝えています。
例えば仏教は今生に焦点をあて、慈愛とマインドフルネスといった本当に大切なことに価値をおくことで幸せになるための教えです。
スピリチュアリズムは死後の世界に焦点をあて、道教は自然および自然と私達との関係性に焦点をあてています。

この三つの信念体系はどれも私の人生を大いに豊かにし、私の理解を深めてくれました。
そして科学、特に量子の世界は私達のエネルギーと波動の概念を徐々に増進させつつあり、科学と宗教という時に対立していた二つの要素の融合は、その功を奏し始めています。

何らかの証拠に基づく信念ではなく、強い確信をもっての信念のことをFaith(信じる心)といいます。
愛をもって、私達が心の奥深くでどう感じているかに耳を傾け、問いただそうとも、正当化しようともしないこと。
この世は黒と白の世界であり、強い信念を持つ大半の人々は、理解と信じる心と経験が混ざり合ったものを抱いていることに気づきます。

そして、私達はどれほど固定的に一定の考え方を支持していても、人生の経験は私達の概念を変えるのです。

 

執着

私は大勢の人から霊の憑依や霊による執着の話を聞いてきました。
これは1973年の映画「エクソシスト」の主題でもあります。
先ほどお伝えしたように、人間のマインドは想像もつかない恐れを作り出す力を持っています。
人は自分の恐れに執着し、この恐れは思考、概念、宗教的信仰、時には自分のアイデンティティにまで深く組み込まれる可能性があります。
何らかの形でネガティブな憑依を経験したという人々を軽視しているのでも、信じていないわけでもありません。
ただ、私は私個人の信念と経験に基づいてこの記事を書いており、私は霊界が私達に危害を与えることはあり得ない、危害を与えることはまずないと確信しています。

生きている人は通常、理解の欠如に基づいて行動しています。
セックス、貪欲、お金、地位、パワーを求めるのは、私達の肉体的・心理的欲求、動機、願望から生じる煩悩のためです。
この世への肉体的・物質的執着から離れれば、私達は人生の展開についてもっと深い洞察が得られるようになります。
私達と霊界を結ぶ唯一のものは愛です。
霊界との対話は、愛のパワーを通して行われます。

これからの二~三十年のうちに、私達のサイキック・パワーのことや地球を助けるためのサイキック・パワーの活用方法など、あらゆるエネルギーの発現について私達の理解がさらに深まってゆくことを私は願っています。
霊界と私達との関係性についても、より深い理解が得られるよう期待しています。

 

ミディアムシップとヒーリングの理由

霊界との対話は、どんな種類のものであれすべて、その基盤的本質は溢れるほどの知識、愛、理解です。
もしミディアムが思いやりのないことや怖くなるようなことを言ったら、そのミディアムは本当に霊界と対話しているのか、それともそのミディアム自身の内面を伝えているか、真剣に考えることをお勧めします。
霊界は時によっては厳しいアドバイスや理解できないこと、受け入れがたいアドバイスを与えることもありますが、それは常に愛をもって、支えようとする姿勢で伝えられます。
大切な家族からの「いまも元気にしている、幸せにしている」という、こんなシンプルなメッセージが人生を変えることもあります。
死が終焉でないと知ることで、人は力づけられるのです。

 

マーティンジョーンズ6.7月来日決定!(東京・大阪・札幌)
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