その名はLove Me Do 「3秒でわかる! 手のひら手相術」 Part1.伝説からはじまる。そういうもんじゃないかな?

「手に龍神様が走る!」 えっ、どこに?というわけで、著者のLove Me Doさんにお話をお伺いするために、よしもとクリエイティブ・エージェンシーさんにお邪魔しました。そこにいらしたのは、なんとも爽やかなLove Me Doさん。長い髪がつやつやでそこにもドラゴンがいそうです。

編集部(以下編):手相が龍に見えないんですけれど。
Love Me Do(以下L):線を見てみて。手、見せてください、これが、龍な感じしません?

編:いやー、そう言われたの初めてです。

L:あー そうですか。

編:龍な感じがいつからしてたんですか?

L:えー、いつだろう。なんかこういうの、龍っぽく見えないですか。龍が昇ってっている感じとか。龍が空を飛んでるような感じとか。

編:言われて初めて、そうかなぁ、って思ったんですけど。新しい視点だなと思って。

L:心霊写真とかもそういうもんじゃないですか。これってお化けなんじゃない? とか。まずそういう仮説から始まる。そういうもんじゃないかなぁ。

編:で、いつから龍に見えたんですか?

L:え~…… ……20年ぐらい前でいいですか?

編:そうなんですね!

L:まぁあの、人相で言う画相術って知ってます? 顔に人の顔や画像が映るっていう。そこからヒントを得てるかもしれないです。人相にそういう秘伝があって、そういうのから想像をしているのかも。もう一つ大事なのは、人はなぜそんなに龍に憧れを持つのか、っていう部分なんですよ。どの国にもドラゴン伝説があって、人間の深層心理の中では龍っていうものに何かを感じるわけですよ。神社にも龍を祀ってたりとか。自分で、自分に龍が巻き付いているって考えないかな?

編:自分にですか!? 手相だけじゃなくてですか?

L:そうですね、体に。よく言うじゃないですか。蛇があの人は巻き付いてる、とか。

編:それ、結構ネガティブな感じが(苦笑)

L:まぁそうですね。昔、鑑定した人では、隠し事をしている人とかは、「箱」がその人の顔に見えたり、明るいもので言ったら、体や顔の周りいっぱいにキノコが視えて。あなたキノコ好きでしょう?って言ったら、キノコの絵ばっかり描いてる、とかありましたね。または、顔の額に「大」って見えてきて……。「大吉」に見えたのでブレイクするよ。言ったら有名になった人もいました。だから、龍もいるんですよ。きっと……。

 

なりたかったのはエスパー
人の中の可能性を信じたいから

編:そういうお話をお伺いしていると、占い師さんっていう範疇を超えて、サイキッカーのようですよね。

L:ああ、だからそう、最初『サイキック手相術』ってタイトルにしたかったんですよ。私はエスパーに、超能力者になりたくて、占いとか始めてる部分があったりとかするから。

編:エスパーですか!

L:うん。やっぱ子供の頃憧れてた、エスパーの漫画って何だろうな、エスパー魔美。それ以外何だろうな?

編:AKIRAとか?

L:ああ~、そういうのとか。ああいう不思議な力、人間の使われてない脳の力を開発したいっていう気持ちがすごくあって。だいぶ前になっちゃうけど海外ドラマの「HEROES」(ヒーローズ)とか観た時に、やっぱり、これは人間として可能なのでは? って勝手に思い込んで……。ちょっとヤバいですよね?(笑)不思議な能力を開発したいっていう願望が、私の中にはあって、そういうサイキックのトレーニングを、昔ムーとかを読んでいろいろ、してたわけなんですよ。

編:そうなんですね! ムー愛読者なんですね。

L:はい。ムー以外では、子供の頃は、あなたの知らない世界とかも良く観てました。あと電波少年の超能力の企画で「電波少年的地球防衛軍」というのがあって、それに出演していた匂いを嗅いだだけで透視する超能力を持つピンクちゃんっていう人がいて、その人に出会って昔いろいろ話を……。トランプの裏を匂いだけで何のカードが言い当てるんですよ。

編:出会ったんですか! どうやって出会ったんですか?

L:友達がたまたま知っているというので紹介してもらって。ラッキーでした。そういうサイキックな人に会って話を聞いたり、勉強したり、トレーニングしたり、スクールに行ったり。

編:どんなスクールですか?

L:いろいろありますよ。私は行かなかったですけど、魔女になれるスクールとかもあるんですよ。

編:それはイギリスとかですか?

L:イギリスもありますし、日本でやってる人もいるんですよ。

編:日本だとどこだろう? イギリスだとArthur Findlay Collageとか、サイキックスクールで有名ですよね。日本だとどこですか?

L:昔かなり有名なビジュアル系バンドの女子ボーカルがいて。で、その人と占い繋がりで出会って、「魔女の学校があるから行かない?」って誘われて……。迷っていたら「私、先に行ってくる」と言われて、結局、私は怪しいから行かなかったんですけど。