生きとし生けるものは、過去や未来の中で生きることは不可能なのに、どういう理由か人間だけが、マジックを使っているかのように、過去や未来の中にいながらにして、生きることができる。
わたしたちが今ここではないところで生きることは、生命の真理からも外れたことだとレナードは語っています。
生命の真理から外れて生きていれば、その不自然さから、精神的にも、肉体的にも
ストレスが生じるのは当然のことだとも言えるでしょう。
わたしたちの多くは、今まで過去や未来の中で生きてきたので、
最初は今という世界から、過去や未来の世界へとすぐ戻ってしまいがちなものの、
今ここに在ることの筋肉=プレゼンス・マッスルを鍛えると、
今という世界に自分自身を定着させることができるようになり、
深い癒しも自然と起こるとも、レナードは語っています。
それでは、今ここに在ることに根づいてくると、一体どのような変化が起るのでしょうか。
レナードは次のように語ります。
また、世の中で多くの人たちが目覚めると、
自分自身だけが至福に満ちるのではなく、
社会や世界にそのエネルギーが波及して世界平和に影響を与えると聖者たちも語っていますが、
このことをレナードも次のように言及しています。
レナードは世界平和について次のように具体的に語っています。
【レナード・ジェイコブソン】オーストラリア、メルボルン生まれ。1969年メルボルン大学卒業後、法律学位を取得。1979年まで弁護士として活躍。1981年から数回に渡る神秘的な目覚めの体験があり、その覚醒の体験が人生、真実、そして現実に対する彼の認識を大きく変え、深淵で普遍的な「意識」の神秘が彼に開かれた。以来、25年以上に渡ってアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、中国など各地でワークショップやリトリートを開催し、目覚めの道を歩む人たちのサポートを行っている。現在、アメリカ、サンタクルーズ在住。NPOコンシャス・リビングを主宰。日本語版の著書は『JOURNEY INTO NOW「今この瞬間」への旅』、『WORDS FROM SILENCE 沈黙からの言葉』、『EMBRACING THE PRESENT この瞬間を抱きしめる』がある。