「闘病」という字は、「病と闘う」と書きますが、
病と闘うのではありません。自分自身と闘うのです。

なぜなら、病はどこかのほうからあなたと闘いにやってくるのではなく、
病は自分自身がつくったものであるからです。
自分自身が原因であることがそのほとんどであるからです。

病気は自分の一部であると思います。
ですから、「病気に負けない」というのは
自分に負けないことであり、ネガティブな自分に負けないことだと思っています。

身体が痛い、動かない。心が苦しい。怖い。淋しい……。
辛く長い治療、毎日続くリハビリ……。

病気になった時、きっとあなたは思うでしょう。
どうして私はこの病気になったのか、きっと考えるでしょう。
やがてあなたは気がつくでしょう。

闘病とはそれに気づくということです。

病気になった原因と向き合うということです。
このままでは、今の生き方ではいけませんよと、教えてくれているのです。

病気になった時、自分と闘っている時に
病気の原因に気づくためのきっかけや出来事があるはずです。
そういうふうにセッティングされています。

そういう場合もあれば、病気になる前から
「自分はこれでいいのか、このままいけば自分は……」
という思いを感じていたかもしれませんね。

でも、気がついていても認めたくない方はいます。
また混乱しすぎてわからない。気づかずに何度も病気を繰り返す方もいます。

認めたくない、または、気づかない場合には、ひとまず病気が落ち着いたと
してもあなたに気づかせようとしてまた別な形で、病は現れるものです。
気づいてください。 自分をまるごと認めてください。
そして自分を愛して下さい。

宇宙の流れの中で起こる出来事は、すべてが愛なのだと信頼して下さい。
病気には苦しい事や辛い事があるでしょう。
けれども、それは自分を大切にして自分を愛することを学ぶ機会であり
愛に気づき豊かな心への導きだと受け止めてほしいと願います。

自分を守り支えてくれている存在に感謝しましょう。
家族や恋人、友人たち。
彼らがあなたを心配する気持ちや元気になってほしいと願う思いは
みんなすべてが愛です。
あなたのためへの愛です。

愛はエネルギーです。
愛の波動が上がれば自己治癒力や免疫力は向上します。

あなたへ送られる愛を感じてください。
あなたは愛されていることを。

それは自分自身と闘うための、大切な支えとなるでしょう。

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