中医学では歯は臓器とつながっている
と考えられています。
下記は、上記の番号のそれぞれの歯と
関係を持つ臓器と器官になります。
◆11と12、21と22、41と42、31と32 腎臓・膀胱
生殖器・骨・耳・胸
◆13、23、43、33 肝臓・胆嚢
目・臀部・膝・筋肉・腱
◆16と17、26と27、44と45、34と35
胃・脾臓 (胃・脾臓)口・関節・下顎・咽頭
◆14と15、24と25、46と47、36と37 肺・大腸
気管・鼻・鼻の下の溝・肩・肘
◆18、28、48、38 心臓・小腸
骨髄・血液・肩・肘・大脳
歯が原因となって
頭痛や身体の痛みがでることは知られていますね。
臓器と密接な関係を持つ歯は、
臓器や器官の不調につながっているのです。
それぞれの歯は臓器とつながっているだけでななく、
歯自体は腎臓と関連。
腎臓の働きが良ければ、歯、骨、髪、爪が健康で丈夫。
歯茎全体は、
脾臓や胃と関連。
脾臓や胃の働きが良ければ、歯茎、筋肉が健康で丈夫。
この歯と臓器の関係について
よくある事例をあげたいと思います。
①同じ歯をいくら治療しても
歯や歯茎が痛むという場合
おそらく、関連のある臓器の不調がひとつの大きな原因となっています。
具体例では、
上の図の下の歯の45番がいくら治療しても
しっくりいかない、
何度も痛くなると言う場合
胃や脾臓の状態が良くならないと
歯の痛みが取れないということです。
45番の位置は、胃や脾臓が関連しています。
しかも歯茎まで痛い場合はダブルパンチで
胃や脾臓の状態が良くないということを意味するかもしれません。
②18番、28番、38番、48番の親知らずが
生えてこない場合
心臓とつながりがある位置の歯で
中医学では心臓=火を表します。
親知らずの処置をしても、歯茎の痛み
が治まらず、何度も病院に行くことになる
ような場合は、
火の要素が強過ぎるタイプの人によく
見られます。
逆に火の要素が少ない、
もしくはほとんどない人の場合は親知らずが
生えてこないということもあるのです。
必ずしも火の要素が少ない、ない場合でも
心臓に関係のある病気になるわけではありません。
何らかの不調につながることが多いということです。
他の臓器とのバランスもあるので、
一概には言えないのです。
※ここで話がそれます。
火の要素とは、古代の中国の思想の五行説の火を指します。
自然界の木・火・土・金・水の5つの要素が中医学では人体に応用しています。
木=肝臓・胆嚢
火=心臓・小腸
土=脾臓・胃腸
金=肺臓・大腸
水=腎臓・膀胱
この5つの要素がバランスがとれているのが理想。
これは、生まれた時にすでに体質として決まっていますが、
自身の体質を知ることで補ったりしてバランスをとることが出来ます。
この5つの要素のバランスを知る方法は、
顔、身体、性格から見てとれます。
四柱推命で命式図を出すことでもわかります。
皆さんの歯や関連する臓器はいかがですか?
たとえ矯正をしたとしても
本来どのように歯が生えていたかということは消すことができません。
もちろん、矯正により歯の位置を正すことで、
関連する内臓の特性は残っていてもバランスが取りやすくなります。
遺伝やそれぞれの人の持つ特性を消すことはできないということです。
顔から診る臓器や感情の状態を知りたい! という場合、
コチラも参考にしてくださいね。
(https://www.el-aura.com/lakshmi20161219/)
自然療法士ラクシュミー優でした。
《ラクシュミー優(宮岸 優) さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/firenzesanpo-naturopathy/?c=129527