風邪かな? と思ったら ひきはじめにできる4つの対策~根本原因を突き止めろ!!~

風邪かな? と思ったら 早めの対処をして、 風邪を長引かせないように 自己治癒力を活かしていきたいですね。

風邪といっても色々なタイプの風邪があり、
現代医学ではそのメカニズムの本質をいまだ解明できずにいます。

ウイルスが身体の中に侵入して体内で繁殖するのはなぜ?

確実に風邪を防ぐのにはどうしたらいいのか?

風邪を速く治すにはどうしたらいいのか?

というようなことが
なにひとつ明確ではありません。

表面的な症状を
ただ闇雲に追い払うという対処療法をずっと繰り返しているうちに
身体はだんだん衰えてきて大きな病気になってしまったり、

ゆっくり進行して老化を促進させてしまいます。

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「なぜ風邪をひいたのかな?」という

根本原因を突き止めなければ
いつまでたっても身体の不調は
根本から解決されないのです。

 

風邪の根本原因は、
ライフスタイルそのものです。

病気の原因というのは、
根本のところではみな同じで、
すべての病気に置きかえても
言えることです。

発生メカニズム・症状・対処方法が
異なっても

基本メカニズムは、
万病共通なのです。

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風邪にもっともかかりやすくなるのは
過食・運動不足・ストレス
続いている時です。

過食が続くと
胃腸・肝臓・腎臓などの
臓器が疲労し、
自律神経が不安定になり、
体内環境のコントロールが円滑にできなくなることから、体内に多量の老廃物が停滞してしまいます。

そこへ運動不足やストレスが重なると
ますます負のスパイラルに
陥ってしまうのです。

その結果……

体温調節機能がうまく働かない

免疫力が低下する

水分代謝の低下による
浮腫などの水分過剰の部分と、
上気道の水分不足で粘膜が乾燥してしまう

老廃物が上気道周辺に停滞してしまう

という身体の不調が出てきます。

こういった体内環境になってしまうと
ウイルスが繁殖しやすくなり、
ウイルスが侵入すると繁殖を始めます。

病原菌などの微生物は、
腐敗産物をエサにして生きているので、上気道周辺を腐りかけた場にした結果、風邪にかかるのです。

ここで風邪薬などを服用すると、
ある程度は軽くなりますが、
事態はますます悪化し、長引いてしまいます。
治ったように見えても、いつまでたってもスッキリしない状態が続きます。

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しかし、私たちは
誰もが身体に備わっている
「自己治癒力」を活かして治した時は「即元気」になります。

表面的なものを
抑制したりするわけではなく、
原因となるものをデトックスし
バランスを正し、
体内クリーニングが自然に終わるのを待つことにより、
身体は、マイナス面を残さず修正されるのです。

病気を治すのは、
「自己治癒力」であり、
その「自己治癒力」を
十分に発揮するためには
余計な負担をなくすことが
大原則です。

「風邪かな?」と思ったら
どんなタイプの風邪でも
治癒の原則は次の四つです。

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①絶食
もっとも重要なことは
内蔵の安静と、
余計な栄養素を入れないことです。

栄養素の処理能力が不完全なため、
老廃物が停滞してしまうのが
風邪の元凶です。

この停滞した老廃物を排除しなければ完治しません。
老廃物排出が終わらないうちに余分なものを入れると、排出がさらに不完全になります。

内蔵を安静にするには、
負担をゼロに近づけること。
そのためには絶食がもっとも効果的です。

食欲がある時は
葛または、玄米のおかゆや雑炊などを食べると内蔵に負担が少ない。

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②心身の安静
無理して動いていると、
内蔵疲労の回復が遅れて
老廃物排出ができず、
免疫力が下がり、
自己治癒力が低下します。

場合によっては、こじらせたり
長引いて慢性病に発展することも。

安静にすることで、
生命エネルギーは
自己治癒に集中します。

心の安静は、
肉体の安静以上に重要です。
特に小さなお子様は
お母さんの安心感がなによりの薬です

ストレス要因を、極力排除して
リラックスした状態で休むのが肝要です。

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③保温
風邪にかかっているときは、
体温調節機能が不完全になるので、
身体を冷やさないように保温しなければなりません。

身体が冷えると体力が極度に衰え、
免疫力が低下して悪化していきます。

風邪にかかったら、
布団の中で静かにしていることです。
着替えやトイレも素早く済ませるようにして、極力身体を冷やさないように細心の注意が必要です。

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④風に当たらない
器官の粘膜が乾燥している状態で風に当たると、ますます乾燥します。
風邪のウィルスは、乾燥した粘膜の上で好んで繁殖します。
また、体温調節機能が衰えているところに風邪が当たって体温が変動すると、自己治癒力が大きく低下します。
とくに喉の炎症、咳、発熱の場合は風に当たると急激に悪化します。

最低限この四つの対策をしっかりと実践して、さらに注意する点は、
湿度・入浴・肺炎です。

風邪のときは呼吸器全体が乾燥しているので、室内の湿度を高くしておきます。粘膜の乾燥が和らいでくると炎症が改善し、ウィルスが繁殖できなくなります。
加湿器を使用するか、濡れバスタオルを2~3枚かけておくと、効率よく湿度が上がります。

入浴はどのタイプの風邪であっても、避けなければなりません。体温調整ができないときに入浴すると、出た直後から急速に体温が下がって症状が悪化します。とくに発熱時は厳禁です。

風邪かな? と思ったら
早めの対処をして、
風邪を長引かせないように
自己治癒力を活かしていきたいですね。

次回の記事は、
「発熱時のお手当」です。

 

《大矢 久美子さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/kumiko-ooya/?c=112094