聖地ロサンゼルスから始まった「目覚め」の系譜
インタビュアー: 本日はコンシャス・ライフ・エキスポのプロデューサー、クリスティーン・オーガスティンさんにメッセージをいただくためにお越しいただきました。お時間をいただきありがとうございます。
クリスティーン: こちらこそ、お呼びいただき嬉しいです。
インタビュアー: では早速質問に入らせていただきます。 まずお聞きしたいのですが、コンシャス・ライフ・エキスポは1980年代に開催されていた「ホール・ライフ・エキスポ(Whole Life Expo)」の流れを汲むイベントですね。非常に長い歴史がある中で、時代の変化と共にどのように歩み、継続してこられたのでしょうか?
クリスティーン: ロサンゼルスという街は、昔から常に新しいものに対してオープンなコミュニティなんです。人々は学び、成長したいという思いでここへ集まります。ですから、こうしたエソテリック(秘教的・精神的)なテーマへ行きつくのは、自然なことだと思います。人には「世界を理解したい」「物事の仕組みを知りたい」「自分が行うべき選択を理解したい」という欲求があります。ホール・ライフ・エキスポも、そうしたコミュニティの自然な一部でした。
その後、そのイベントが終了した際、空白を埋めるようにコンシャス・ライフ・エキスポが始まりました。もともとニーズはあったのです。LAには「菩提樹(Bodhi Tree)」という有名な書店が長年あったように、心を開いて多様な選択肢を模索したいという人々が層として存在しています。アメリカの多くの地域ではこうした考えは受け入れられにくいかもしれませんが、LAは間違いなくオープンです。人々が「知りたい」と思っていることがあり、私たちはそのニーズに応えているだけなのです。
週末だけで人生が変わる?提供するのは「最高の自分」への変容
インタビュアー: まさにその通りですね。特にこのコンシャス・ライフ・エキスポとしてのミッション(使命)について教えてください。
クリスティーン: 私たちのミッションは、人々が「最高のバージョンの自分」へと変容する手助けをすることです。毎年、参加者の方々から声をかけられます。昨晩もある方が「この週末で人生がすっかり変わってしまった、すべてが変わったんだ」と言いに来てくださいました。それこそが、私たちの存在理由です。
私たちは、人々が必要なものを見つけるための「場」を提供しているに過ぎません。非常にシンプルなことです。幅広いアイデアや思考、癒しの手法を用意し、参加者が自分に合ったものを選べるようにしています。すべてが解決するわけではありませんが、人々が必要としているものに出会えるように、すべてを提供しようと努めています。人々が必要なものを見つける手助けをすること、それが私たちのミッションです。
探していた答えに出会う「シンクロニシティの連続」
インタビュアー: 次の質問の答えも少し含まれていましたが、改めてお聞きします。 全米各地、さらには遠方から多くの参加者がやってきますが、彼らは何を求めて来ているのでしょうか? 癒し、学び、買い物、あるいはコミュニティへの帰属意識でしょうか?
クリスティーン: 年に一度のこの週末のために、世界中から人が集まります。皆、コミュニティとして集まりたいのだと思います。同じ志を持つ人たちと一緒にいたいのです。廊下を歩けば、チャネリングやヒーリング、シンクロニシティ(意味のある偶然)についての会話が聞こえてくる。そんな環境です。
特に「シンクロニシティ」を求めて来る人は多いですね。このエキスポでは、次に誰とすれ違うか、誰の話を聞くことになるか、何が起きるか予想もつきません。先日ある方が、「どこかへ行こうと決めていても、いつも誰かに別の場所へ引っ張られていく。でもそこには、自分がいま一番見聞きすべきだったものがあるんだ」と言っていました。この週末は、まさにシンクロニシティの連続なんです。探している自覚さえなかった、けれど「まさにこれが必要だった」というものに、ここでは出会えるのです。
インタビュアー: その通りですね。本当にその通りです。
クリスティーン: 素晴らしいことですよね。皆さんそうおっしゃいます。
インタビュアー: 私もそれを感じます。周りを見渡すと、皆さんが楽しんでいる様子が見えますし、会話が聞こえてくると…「わあ!」というような驚きがあります。
クリスティーン: まさにそういうことです! 何かを聞いた瞬間にパズルのピースがピタッとはまるような、「ああ、これが欲しかったんだ」と気づく瞬間があるのです。
インタビュアー: 本当ですね。あと、ここはペットにとてもフレンドリーですね。可愛いワンちゃんをたくさん見かけました。
クリスティーン: そうなんです。特に犬が多いですね。会場のホテルがペット同伴が可能なので。
インタビュアー: それは素敵ですね。
クリスティーン: ええ、とても良い雰囲気になります。みんな犬が大好きですからね。
インタビュアー: では次の質問です。このイベントと、他のスピリチュアル・イベントとの違いは何だと思われますか?
クリスティーン: 正直、自分たちだけが特別だとは思いません。全米で素晴らしいイベントを開催している方々はたくさんいますし、それぞれが提供しているものはどれもファンタスティックです。なぜうちが他と違うのか、はっきりした理由は分かりません。
ただ、ここは「人々が惹きつけられてしまう場所」であり、私たちはそのための空間を作り続けなければならない、と感じているだけです。
インタビュアー: なるほど、皆さんのための素晴らしい空間を提供されているのですね。
クリスティーン: はい。私はコンシャス・ライフ・エキスポを始める時は毎回、週末を「親切(Kindness)心で始めよう」という言葉でスタートさせます。まずはそこからなんです。心を開き、親切心を持ち、愛で包み込む。そして、何か問題が起きても柔軟に、笑顔で受け流していく。伝わりますか?
成功するスピーカーの共通点と、日本発の精神性への期待
インタビュアー: もちろんです。また、出展や講演を希望する方も多いと思いますが、どのような出展者やスピーカーがより成功する傾向にありますか? ポイントはありますか?
クリスティーン: それもやはり、「本当の自分と繋がっている」に尽きます。自分の才能にしっかり根ざし、スピーカーという華やかな立場に浮足立たないこと。主役は自分ではなく、世界に自分の才能を届けることが大事。エゴではなく、「自分を通じて何かが届けられている」という謙虚さを持ち続けられる人。観客はそういう誠実さに惹かれるのだと思います。
インタビュアー: 成功という点に関連して、日本のスピリチュアリティ(精神性)について伺います。アメリカの市場において、日本のスピリチュアリティがより大きく成長していく可能性はあると思われますか?
クリスティーン: 可能性というより、すでに浸透していると思います。特にロサンゼルスの人々は、あらゆる方向のスピリチュアルなものを求めています。非常にオープンマインドで、自分に最も合うものを探しているからです。万人に合う「正解」はありません。AやBがダメでも、Cという日本の手法が完璧に合うかもしれない。皆、自分に最適な道を見つけるために、何でも試してみたいと思っています。ですから、日本のスピリチュアリティに対する関心はすでに高く、受け入れられていると感じます。
スターシード、情報公開、そして加速する若者たちの目覚め
インタビュアー: それを聞けて嬉しいです。では、現在のスピリチュアル業界やコミュニティにおいて、どのようなトレンドがありますか?
クリスティーン: 今のトレンドの一つは「スターシード」ですね。自分たちのルーツが銀河にあるのではないか、という話に多くの人が目覚め始めています。ある意味で、私たちは皆星から来たのだと理解し始めている。 また、「ディスクロージャー(情報公開)」も間近だと言われています。だから皆、真実を知りたがっているのです。私自身、かつて一参加者としてこのエキスポに来ていた頃から、「何が起きているのか知っておきたい。不意を突かれたくない」と思っていました。若い頃から「もしUFOが実在するなら、その知識を持っていたい」と思っていましたが、今やそれが現実であり、誰もがそれを知る時代になろうとしています。20年前にそれを知っておいて良かったと思っています。
インタビュアー: かなり先を行っていたのですね。
クリスティーン: でも、皆そう思っているはずです。世界で何が起きているのかを知り、取り残されたくない。「え、一体何が起きてるの?」と戸惑いたくないのだと思います。
インタビュアー: なるほど、よく分かります。この3〜4日間会場を見て回って感じたのですが、日本のイベントに比べて男性の参加者が多い印象です。日本では大半が女性なのですが、こちらの男女比はどれくらいだと思われますか?
クリスティーン: とても良いバランスだと思いますよ。男性も真実を知りたがっていますから。私たちは男女問わず、あらゆる人に響くような多様なスピーカーや出展者がいます。男女問わず、すべての人に知ってもらいたいと考えています。
インタビュアー: 素晴らしいですね。先ほどもお話ししたように、この会場は空港のすぐ近くにあり、多くの方が飛行機で来場されます。主にどのような場所から来られているのでしょうか?
クリスティーン: 本当に世界中からです。今年はスイス、日本、ドイツ、南アフリカ、イタリアなどからも参加者がいました。この週末のためだけに世界中から飛んでくるのです。
インタビュアー: 発表者としてだけでなく、参加者としてもですか?
クリスティーン: 両方です。もちろん国内からも、オレゴン、ワシントン、東海岸、ニューヨークなど、全米から集まります。地元の方も多いですね。長年開催しているので信頼があります。かつての私がそうだったように、毎年この時期を心待ちにして、プログラムガイドが郵送されてくるのをワクワクして待っている人たちがいます。ガイドを隅々まで読んで、行きたい講演に丸をつけて、完璧な計画を立てるんです(笑)。
このプログラムガイドは、24年前から開催の1ヶ月前に郵送しているのですが、これが本当に魔法のような役割を果たしています。毎回約4万部を発送していますが、今や雑誌のようなクオリティです。
インタビュアー: もちろん、それは無料ですよね?
クリスティーン: ええ、無料です。
インタビュアー: すごいですね!
クリスティーン: 今の時代、郵便物なんて誰も見ない、デジタルがいいと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。皆さん楽しみに待ってくれています。
ペットも子供も大歓迎!「愛と親切」が繋ぐグローバル・コミュニティ
インタビュアー: そうですね。あと、日本のイベントに比べて若い世代が多いようにも感じます。アメリカの若者はスピリチュアリティや意識といった内容に高い関心を持っているのでしょうか?
クリスティーン: 若い世代の「目覚め」のスピードは、どんどん速くなっています。他の世代よりもずっと早く、世の中で何が起きているかを見抜いています。 もちろん、彼らを画面(スマホ)から引き離してリアルな会場に足を運ばせるのは大変なことですが、彼らが注目しているようなスピーカーを呼んだり、若者向けのイベントを企画したりと工夫しています。広告やSNSでも彼らに届くようにしています。次の世代がこの「灯」を継いでいかなければなりませんから、彼らに知ってもらうことは非常に重要です。そのため、小さなお子さんは入場無料にしています。
インタビュアー: 素晴らしい! 何歳まで無料なのですか?
クリスティーン: 確か10歳以下だったと思います。親と一緒にこの空間を体験し、今のうちから学び始めてほしい。何かを押し付けるわけではありませんが、選択肢があることを知ってほしいのです。
インタビュアー: ペットだけでなく、子供にも優しいイベントなのですね。
クリスティーン: はい、連れてきたい方は大歓迎です。
インタビュアー: クリスティーンさんの目から見て、アメリカのこの市場(業界)は成長していると感じますか?
クリスティーン: 専門家ではありませんが、スピリチュアリティは常に何らかの形で存在し続けるものですし、人々の目覚めが進んでいるので、成長しているはずです。これは世界的な現象ですし、今や「メインストリーム(主流)」になりつつあるとさえ感じます。
インタビュアー: 主流、ですか。
クリスティーン: ええ、そう思います。
インタビュアー: 最後に、もし日本などアメリカ国外から出展を希望する方がいたら、心がけておくべきことや準備すべきことはありますか?
クリスティーン: 私たちは常に新しい出会いに対してオープンです。出展者の方が活動する機会を提供するだけでなく、私たちのコミュニティに彼らを紹介できることを嬉しく思います。 シンクロニシティの話をしたように、誰がそのメッセージを必要としているか分かりません。私たちはその「橋渡し」をしたい。皆さんの旅を全力でサポートします。
インタビュアー: クリスティーンさん、今日は本当にありがとうございました。あなたの洞察と知識、そして知恵を共有していただき、心から感謝いたします。
クリスティーン: こちらこそ、ありがとうございました。


















