呪いが成就しても願いが叶うとは限りません! 周囲にははっきり見える、願いが叶わない本当の理由

日本の代表的な呪術といえば「丑の刻参り」だと思います。 呪いたい相手に見立てた藁人形に相手の髪や爪のような一部を入れて、五寸釘を刺すという呪法ですね。 この呪法にはいくつかの決まりがあるのですが、その中には「他人に知られないようにする」という内容もあります。

こんにちは、よいぼしのなぎうたのkinaです。
春のうららかな気候にこんな話をするのも何ですが、今回はまたも「呪いの話」です。

よく「人を呪わば穴二つ」と言いますが、それはどうしてなのか? という考察です。
少し汚い話も出てくるかもしれませんので、お食事中&その前後に読まないようにした方がよろしいかと思います。

 

愛を語るにはそれなりのシチュエーションが必要です⁉︎ 介護・福祉系の方なら未来が予測できる呪いの結末は

ある呪いに関する体験談でそこはかとない怖さを感じたものがありました。
介護・福祉について詳しい方ならこの話の怖さが良く分かるかと思うんですが、ある方が不倫をしていていたのですが、不倫相手の両親から拒否されているので、呪いの代行みたいなものを頼んだそうです。

そうすると、不倫相手のご両親と、その方のお付き合いに反対していた親族の方が脳梗塞やくも膜下出血で命は助かったものの植物状態になり、「これで自分の恋路を邪魔する人間はいなくなった」と喜んでいた……というものでした。
人によって受け取り方は様々かと思いますが、kinaは「うわぁ……これ、地味にご両親&親族の捨て身の呪い返しか⁉︎」と思いました。
確かにご結婚に反対する人はいなくなったようなのですが、将来的に入院費用と介護で大変なことになるのは目に見えていますからね。

対応する病院や施設の空きがなければ、自宅で面倒を見ることもありえます。
そうなった時に排泄物の臭いの中で、ロマンチックに愛を語るということに耐えられるのか……と
愛を語るならそれなりのシチュエーションが必要なんだろうな、ということをこの記事から学んだように思いました^_^;

 

呪いを人に知られたら効力がなくなると言いますが、本当の理由はもっと別ではないかという仮説

日本の代表的な呪術といえば「丑の刻参り」だと思います。
呪いたい相手に見立てた藁人形に相手の髪や爪のような一部を入れて、五寸釘を刺すという呪法ですね。
この呪法にはいくつかの決まりがあるのですが、その中には「他人に知られないようにする」という内容もあります。
他人に誰かを呪っていると知られたら、呪いの力が自分に返ってくる……と。

呪術には古来から「他人には知られてはならない」という側面は確かにあるのですが、ふと思ったことがあります。
それは他人に呪いをお願いして実行する人間と分かれば、周囲の人間からの信頼を失い、距離を置かれるということです。
これが「人を呪わば穴二つ」の本当の意味ではないのか、と。

実際、「人を呪ったら、同じような不幸が自分に返ってきた」という話もたくさんあるので、あくまで仮説ではありますが。
上記の、不倫相手の両親を呪ったという話を例に取るなら、男性側から見たら「自分の不倫相手が、結婚を邪魔されたからと自分の両親と親戚を呪って病気にさせた」となるわけです。

その男性にしてみたら……そんな女性を嫁さんにしたいと思えるのか? という話です。

人によっては「両親をそんなことにした相手に対する憎悪」を覚える方もいるかと思いますし、そんなタイプではなかったとしても、不倫男性側が呪いを依頼した方の意向に沿わないようなことをしたら、「今度は自分が呪われる」となる可能性がありますよね。
これは物凄い恐怖ではないでしょうか。
呪った方が「自分はそんなことはしない」と言っても、説得力があると思えますか? ということなんです。

そんなわけで、安易に誰かを呪うことは止めた方が良いかと思います。
大切な人に心理的な距離を置かれて人生を送るよりも、心から一緒にいることを喜んでもらえる人生の方が、ずっと楽しいと思うので。

 

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