冥王星水瓶座時代に突入したことで始まる大改革〜キプロスのカズコより

冥王星水瓶座

【冥王星水瓶座時代に突入したことで始まる大改革】

2023年3月24日に冥王星が水瓶座へ移行しました。冥王星は太陽系の最外郭の天体です。非常に小さいのですが、実際の占星術としての影響を考えると、途轍もなく大きな影響の力を持っています。どれぐらい大きな影響かを簡単に理解する前に、冥王星の象徴をお伝えします。

・地下世界

・死と再生

・破壊

・拘り

・閉鎖性

・変化

・全面改正

・孤独

・闇

・無

・消滅

・支配

・異常性

冥王星は天体としては小さい星ですが、冥王星には「カロン」という衛星があります。衛星というには大きすぎなため、冥王星とカロンをセットで二重天体と考える人も少なくないです。カロンは1978年に発見されました。冥王星の軌道は特殊で、1979年から1999年までは海王星の軌道の内側になりました。海王星の衛星である「トリトン」は、冥王星の性質と極似しているため、冥王星のトリトンの間には何らかの関係性があると考えていました。

冥王星という天体自体は発見されて占星術的に確定した意味が出てきたのは、戦後数十年の最近ですから、海王星と冥王星も踏まえて理解して行くと良いでしょう。音楽で言えば上手く共鳴し合っている関係です。冥王星はしばしば「死と再生」という極限性を表していますが、この意味は太陽系の一番外側に位置しているから出て来ていると言えるでしょう。この冥王星の時代は「変化」を望む人々には最高に良い時代となることでしょう。トランプゲームの大富豪に似ている時代になることでしょう。

ワードで表現すると「権力」「アングロサクソン=白豪主義」「富豪」「逆転」「改革と革命」「崩壊」等になります。物質的なモノを貯め込んでいた人や権力で人をコントロールしていた人ほど多くの喪失感に浸ることになりそうです。特に金持ちだけが幸福になるアングロサクソンの考え方によって、成り上がり者が収奪によって益々富み、貧乏人は貧しくなる一方です。それは今の時代のシステムに問題があるからでしょう。

このようなシステムを作り出したイギリスの産業革命は1760年代から始まっています。イギリスについて目を向ければ、労働者階級の成立、中流階級の成長、および地主貴族階級の成熟による三階級構造の確立や消費社会の定着など、1760年代から1830年代という「産業革命期」を挟んで大きな社会的変化をがあったことが窺えます。また、最初の工業化であるイギリス産業革命を期に、奴隷貿易を含む貿易の拡大や、国際分業体制の確立といった地球規模での大変化が始まったとも言えます。

トランプゲームだと数十分で1つのゲームを終えることが出来ますが、冥王星の周期は249年になります。歴史を紐解くと未来への道が理解出来ることがあります。249年前の世界史を見てみましょう。1774年の世界史を見て行きましょう。まずは、フランスでは、1774年5月10日にルイ16世が在位されました。翌年の6月11日に載冠式が行われました。王妃は「パンが食べれなければ、お菓子を食べれば良いわ。」と言って国民からの税金を湯水のように使ったマリーアントワネットです。在位中の1789年にフランス革命が起こり、1792年に王権が停止され、翌年に処刑されました。

アメリカはイギリスから独立するために、1774年にフィラデルフィアで大陸会議を開きました。1776年の7月4日に独立宣言を発表しました。日本は江戸時代にて、徳川家治が十代将軍でした。杉田玄白らによって「解体新書」が刊行されました。鎖国時代の江戸時代には、繰り返し凶作・飢饉が起こりました。なかでも、被害が甚大であった享保・天明・天保の飢饉は百姓一揆が多く発生しました。1783年は浅間山の大噴火で天明の飢饉に至りました。

2023年からは自由のために抗議する人々が増えて行くことになりそうです。

直ぐに改善することは難しいでしょうが、生活が豊かになって行かずに困窮する人が増えて行けば、声を上げる人も増えて行くことになるでしょう。約21年間は冥王星が水瓶座に滞在するため、いくつもの喪失感を体験して行くことになります。今までのようなぬるま湯生活から現実的に誰もが直面して行く事になりそうです。近い未来では食料難も起こるでしょう。食べ物が余っているように見える日本ですが、多くの国に支援しているので輸入してくれる国からの恩恵と言えますが、これからはシビアになって行くことになります。

アセンションを望んで生まれて来た人達にとっても、この変容をどのように受け入れるかどうかになります。水瓶座の風の時代ですから、テクノロジーは進化し続けてます。もしも、AIが考える思考を覚えてしまった場合は人間の役目が無くなってしまいます。すでに懸念されているロボットやAIによって職を失う人も増えて来ることになることでしょう。イギリスの産業革命によってオートメション化で人と機械で潤った人達によって犠牲になった人達も少なくないです。物質的なモノづくりでは限界があります。

また、今後しばらくは、3つの天体の影響が強くなります。「太陽」「土星」「冥王星」です。「エニアグラム」がキーポイントになるでしょう。エニアグラムという言葉はギリシャ語で、エニアは「9」、グラムは「図」を意味します。9つの点を持った円周と、それを繋ぐ線から来ています。この図がどこで生まれたか、歴史的には分かりませんが、「宇宙万物の本質を表す象徴」であり、図の起源はギリシャ、あるいは、古代エジプトにあると言われています。カバラで使われている「生命の樹」などもこの図が根源となっています。心理学や精神医学でも、このエニアグラムの研究が続けられています。古い根に育った新しい木であるということが出来ます。古代からの知恵に新しい心理学が導入され、人間関係改善のために学ぶ人が増えているようです。

カバラの数秘術では、9は終わりを示しています。冥王星は天体で9番目になります。(月も9番です)3は太陽、6は土星、9は冥王星です。3・6・9で三角形になります。占星術的にはグランドトラインと言い、幸運の三角形と呼ばれています。太陽の象徴は公的・男性的な要素・健康・生命・輝かしいもの・権力・活力等です。土星の象徴は明確な形・責任・安定性・老成・科学・保守的・転落等です。

冥王星の象徴は先にお伝えしております。忘れていけないのは冥王星との繋がりが深い海王星が2025年まで魚座に滞在します。もともと海王星は魚座の支配星ですから、この時期は海王星の力が最大限に強まります。そうしたエネルギーが終わりに近づくことで強くなっています。非時間制、非空間性の海王星の本性がはっきりと発揮されて行っています。どこにも何物にも捉われないで自由に行動する人が増加していると思いませんか? 制約を無視して自由に移動する人々が増えました。特にSNSに自分をアピールしたい人があらゆる場所で迷惑行為をしていることがメディアでも取り上げられています。最近では回転寿司店でペロペロ行為の動画を見た人は驚いたことでしょう。

もちろん、悪いことばかりではありません。人間の想像力に対して大きな評価がされるようにもなることでしょう。すでに、2023年3月7日には、土星が魚座に移動しています。2025年5月24日まで滞在します。その影響によって多くの人は社会から離れた辺境な場所に、安定した自分の場所があると考えるようになります。ノスタルジックな明治・大正ロマン的な生き方に安心感を求める人もさらに増えて来ます。

今まで社会生活で便利だと思えるモノへの関心が薄れたりして、明治時代に流行っていた生活に憧れたり、サバイバル的な生き方を求める人もいるでしょう。電気・ガスを使わずに山奥で生活する人も増えて行くことでしょう。山には多くの恵みで潤っていますから、自給自足で生活するのも悪くないと思うことでしょう。そういう意味で旅行も欧米に行くよりも古い歴史や不思議体験を求めて、秘境に足を運ぶ人も増えそうです。

神秘的、精神的なことに興味を持つため、その分野で活躍することも多くなるでしょう。2022年~2026年は驚くようなことが増えて行きます。だからと言って恐れることはありません。改革なくして、平和が訪れることはないでしょう。誰のための平和なのか? 特別な人達のための平和でしょうか? それは私たちのための平和でしょう。

冥王星水瓶座時代も始まったばかりです。

フランス革命やアメリカ独立戦争、イギリス産業革命クラスの価値観を根本から変えるような変革が必ず起こります。もうすでに、その予兆はメディアでも放送されています。今はまだ準備段階です。本格期に向けて変革して行くのは、2024年11月からです。どうなるのか予兆もありますので、時代の変化に対して思考と行動を徐々に慣らして行きましょう。特に、食料難になる可能性が非常に高いです。災害も含めて、今までのように気軽にあれこれを食べれることが少なくなって行きます。今までは100円で買えていたものも200円になって行ったりしますし、そのモノが手に入らないということになりかねません。

本当は2008年ぐらいから革命は始めっています。目に見えて世界中の人に与えられた試練は2020年ですが、何事もなかったかのように普通に戻ってしまっていますが、確実に変革しています。私自身は精神世界的な生き方は出来ますが、進化したメタバース的な生き方は脳が追いついていかないと思います。アバターという分身まで作ってオンライン上の世界にアクセスしてまでと思っているので、多分、脱落者になります。

バーチャルでアイコンを使ってまで対人コミュニケーションを取るぐらいであれば、瞑想したり、一人で遺跡巡りをします。オンラインにアクセスしないと銀行(オンライン決済)が出来ないとなるとそれも困ります。メタバースが本格的に浸透するとなるとあのゴーグルからマイクロチップになるのでしょうね。今の時点では様々な言語で難しいでしょうが、20年後ぐらいは同じ言葉を利用するとなるでしょう。次の言葉は英語から異なる言語になるでしょう。

現金が完全になくなることは、直ぐにはないでしょうが、デジタル決済手段の普及によって、現金の使用頻度は減っている傾向にあります。スェーデンのように体内に埋め込まれたマイクロチップによってキャッシュレス社会への移行を推進する政策が進んで行きますね。アプリもそれに近いですからね。デジタル決済手段は、現金と比較して、便利で迅速な取引ができ、また、現金の場合に起こりうる盗難や紛失のリスクを軽減することができます。そのため、多くの人々が、クレジットカードやスマートフォンなどのデジタル決済手段を使用することが増えていると言えます。

ただし、現金は、まだ多くの国や地域で広く使われており、現金を好む人も少なくないですし、また、日本のような国は災害時や停電など、通信インフラが機能しない状況では、現金が必要となる場合もあります。そのため、現金が完全になくなる可能性は低いとされていますが、デジタル決済手段がますます普及することは避けれないですね。

金の価値も上がって行っていますが、MCハンマーのようにジャラジャラ付けて外をあるけません。その時点で強盗に遭いますからね。病院もクーポン制とかになりそうですね。余談ですが、キプロスの医療費はかかりつけ医を訪れる場合は無料です。その後、専門医を紹介して貰います。その際の最初の費用は今の時点では6ユーロです。ただ、緊急なときには対応してくれるかどうかは定かです。

EUを離脱したイギリス人は観光客としてEUを訪れ、自国では待機時間が長いのでパフォスで手術して貰ったというイギリス人は増えています。トラベル保険で突然を装うイギリス人でパフォスの病院は溢れています。彼らも離脱したことでここまで不便になるとは思っていなかったようです。何が起きようが、来る大変革を自覚して生きて行くしかありません。メタバース経済による価値観の変革、貨幣の価値観の変革、心の準備をしながら、2024年11月の本格的な冥王星水瓶座の時代を生き抜いていくしかないでしょう。準備期間は驚きの連続のような出来事が訪れます。

変革への意識を高く持って、2023年を過ごして行きましょう。変化が好きな人にとってはこの時代はワクワクするかも知れません。多くのモノを持つ人にとっては失うモノは少ないです。失うモノが少ない人はこの時代、逆転する可能性もあります。逆転=お金や権力ではなく、「小さな幸せ」でも、感謝出来る自分がいることに感謝出来ることでしょう。チェンジはチャンスの時代です。2023年6月からは更にそのエネルギーが強くなります。本当の意味で「生きるとは」「幸福とは」を実感しながら、生きて行きましょう。ありがとうございます。

金星の女神アフロディーテが生まれた国より

国際占い師カズコ



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