木星が山羊座に移動することで、現実的な生き方で能力が開花し、社会貢献を目指すことで、成功の道へと導かれる〜キプロスのカズコより

木星

2019年12月3日、3時21分に「幸運の惑星」である木星が山羊座に移動します。

山羊座は、冬至点から始まる四番目の四半期の最初のサインです。

牡羊座からの個人の育成であり、蟹座からの3つは人間性の育成です。

天秤座からの3つは社会的な人格、社会性の育成がテーマでした。

4番目の3つの組は、定着を示す「4」という数字であるということから、これまでの3つのグループの総合的な完成や定着を意味しています。

木星(Jupiter)は「幸運」「発展」「寛大」「成長」「繁栄や成功」「知識」「学問」「哲学」「宗教」「善の意識」などの司る天体です。

木星のホームランドであった射手座から、2番目にあたる山羊座に移行したことで、「お金」「職業」に関わる事柄に変革が訪れることになります。

さらに、2020年12月22日という日には、水瓶座0度始まりの位置にて木星と土星が重なりグレート・コンジャンクションが訪れます。

「グレート・コンジャンクション」とは、およそ20年ごとに起きる木星と土星の会合の事です。

木星と土星の会合が起こることも偶然ではない2020年という年周りに生き方や環境が変わる人も増えることでしょう。

山羊座の木星の特徴は、健全な常識感覚を持ち、それらが社会的な活動において有利に働きます。

山羊座はローカルで狭いモラルを意味するので、規制から外れた活動には抵抗を感じる雰囲気を齎すことになるでしょう。また、山羊座の支配星が「土星」という事もあり、木星と土星が会合する時期は、例えて言えば、「陰陽」的なドラマチックな組み合わせになります。

山羊座の星座を持つ人は、12星座の中でも、一番、真面目さが強調されます。

何事にも責任感を持って遂行して行くので、周りの人や家族にも持って貰えます。
しかし、その真面目さが強すぎると、堅苦しく、石橋を叩き過ぎて、渡ることが出来ないことになるため、チャンスを逃がすこともありますが、大きな組織の中で中心的な働きをするリーダータイプにも多いのは、本来持っている真面目さが安心するからでしょう。

山羊座の象徴は、ギリシャ神話では山羊脚のパーン、バビロニアでは大洋に住む羚羊(れいよう)で、太古より大洋から幾度も出現したと伝えられています。

地球上で幾度も起こった陸地と陸起と陥没に関係があるとも言われています。
「山羊座」は現世の象徴であるとともに「最後の足場」を意味しています。
同時に、それは人生で登りつめた絶頂点を暗示しています。

「草を食べながら、地面に目を向けたまま山頂に到着する」のが、山羊の天性であり、厳しい現実感覚に裏付けられての「地上の王国」の建設が、山羊座の使命であると言えるでしょう。
支配星である土星は、ギリシャ神話の農業神のクロノス(英名サターン)にちなんで名付けられています。

また、2020年には、木星の山羊座の時代を迎えると、「木星」「金星」「土星」「冥王星」の4つの惑星が山羊座の位置に集結し始めます。

4つの惑星が山羊座に滞在することになります。
美を司る金星、社会性やルールなど基本を見直す土星、破壊と再建や絶滅と再生の冥王星、幸運の象徴である木星が山羊座に滞在することは、思いがけないことが次々と起こりそうです。

特に、2020年木星・土星・冥王星が山羊座に位置するトリプル・グレート・コンジャンクションが起こります。

この3つの星が同じ星座に位置していたのは、1681年以来の出来事になりますし、この時は蟹座で起きたトリプル・グレート・コンジャンクションでした。

この3つの星が同じ星座に滞在するのは、340年ぶりになります。

1680年から数年間の歴史を探してみると、1680年 徳川綱吉が5代将軍となる。
1681年 江戸時代 堀田正俊が大老となる。
1682年 江戸時代 木下順庵が幕府儒者に登用される。
1682年 江戸時代 井原西鶴が『好色一代男』を著す。
欧州では、1681年 フランスで竜騎兵(ドラゴナード)によるプロテスタントの迫害。
1682年 宮殿の完成に伴いフランスの宮廷と政府がヴェルサイユに移動する。
その後のフランス革命の象徴と言える華やかな宮殿が完成したのがこの時期にも意味があったことでしょう。

予想外のことが起こると同時に伝統的な秩序を見直すことになりそうです。

木星

 

そんな木星の山羊座時代は、2020年の12月19日まで続きます。

木星が射手座時代のときに破目を外し過ぎた人にとっては、規制が多くなったり、新たな法律や小さな地域や仲間内でさえも、ルールを正しくしようとする正義感に燃える人も増えそうです。

そのため、教育場面では、やや古風な価値観の中で生きる傾向が出て来ます。

堅い職業に就く人も増えることでしょう。