こんにちは。
“神様の声を届ける龍人シャーマン”池田佳織です。
先月のことになりますが、私のアシスタントで過去世で人魚姫だったマーメイドカナエルちゃんと一緒に、セブ島に行ってきました。
そこで見えてきたのは日本にいたら気づけなかったかもしれない新しい“幸せ”の価値観でした。
差別と貧困から少数民族を救った日本人!
彼の名はヒロムくん。
セブのスラム街に住む、23歳の日本人です。
ヒロムくんのことを知ったのは、とあるTV番組でした。
人生の意味を見いだせずにいた彼が、知人の誘いでセブへ行き、
そこで出会った物乞いの子供との会話がきっかけで、現地の少数民族バジャウ族の村へ。
村を訪れた初めての外国人にもかかわらず、村民から受け入れられ、そのままそこで生活するようになり、その後バジャウ族の娘と結婚して今は一児のパパです。
「日本には居場所はなかったけれど、バジャウのみんなは自分を受け入れてくれた」
とヒロムくん。
数十年前に海賊から逃げるようにセブに住み着いた、国籍を持たないバジャウ族。
言葉もセブの人たちとは異なります。
そんな状況のためか、差別され、仕事も少なく、時には物乞いをするしかなかったんだそう。
しかしヒロムくんは、クラウドファンディングでバジャウの村にゲストハウスを建てたり、ツアーを開催したりすることで、村に収入源を生み出したのです!
村人たちから愛され、感謝されているヒロムくんの生き様に感動し、私はTVを観ながら大号泣。
そんなこともあって、今回の旅の一番の目的は、バジャウ族のツアーに参加することでした。
バジャウの村へ
セブで最先端の、近未来的なショッピングモールからそう遠くないところにスラムがありました。
たった数kmの距離でまさに別世界。
いろいろな国のスラムを歩いてきたけれど、セブのスラムはそんなに怖い印象がなく(個人的な感想です)、笑顔で挨拶してきてくれる人もちらほら。
そんなスラムの市場や商店街を抜けて、海に近い河口付近にバジャウ族の村がありました。
ゴミとヘドロだらけ、悪臭の漂う川。
その上に竹やバナナの葉っぱで建てられた、簡素な家が並んでいます。
「ここ、本当に歩けるの?」
と足がすくむような、板を渡しただけの橋を歩いてゲストハウスへ。
そんな中でも子供たちが笑顔で声をかけてきます。
怖くて足を踏み出せずにいる私の手を、小学生にも満たない小さな子供が引いて連れて行ってくれました。
ヒロムくんのおかげで、バジャウの村人は日本人に対して友好的。
そもそもバジャウの村に外国人が入ることが以前はなかったんだそう。
私たちの知らない場所で、たった一人の日本人の功績によって、親日意識が広がっている事実。
これってとても素晴らしいことだと思うんです!
【世界平和は、ひとりひとりの意識から】
実際私が今まで訪れた国でも、日本ではその国についてあまり知られていないのにもかかわらず、親日だった国がいくつかありました。
例えばブータンでは、ブータン農業の父と称され、現地の人々から感謝されている西岡京治氏のことが教科書に載っていたり
(「日本人なのにニシオカ知らないの?」と何度言われたことか)、
ネパールでもあちらこちらで日本が大好きだと言われたし、
(彼らいわく「日本人とネパール人は、穏やかで謙虚で性格が似ている」んだそう)、
メキシコでは、アニメの影響で日本好きが多いそうで、空港のセキュリティチェックの職員ですら、JAPANのパスポートを見て急に態度がフレンドリーになるほど。
世界平和ってとてつもなく壮大で難しいことのように思えるけれど、個人の関わり方ひとつで国ごと好きになってもらえる場合もあるのです。
私も旅先で親切にしてもらった国は、その後その国全体の印象が良くなりますし、逆に日本で困っている外国人旅行客を見かけたら必ず声をかけるようにしています。
ヒロムくんのような、大きな活動はできなくとも、ひとりひとりの意識一つで、世界平和の土台は作っていける。
まだツアーが始まってもいないのに、バジャウの人たちを見てそんなことを感じながら、朝から早速じーんときていたのでした。
~次回に続く~
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