5月病になる前に健康管理をしっかりと! ~温度は見えないけれど大事です~

たかが気温、されど気温。 私たちの身体は見えないところで、激しい戦いを繰り広げているのです。

四月と言えども……

五月といえば五月病をイメージするかもしれません。
月の名前が大胆に「病」の前についているのでインパクトがありますよね。

それはそうと、四月と言えども油断大敵です。
この時期は花粉症がフォーカスされがちですが、それ以外にも気をつけた方が良いことがあります。

先日、所用でほぼ一日中都内にいました。
その日の天気は曇りでした。
それほど暑くも寒くもなかったのですが、夕方頃から本格的に寒くなってきたのです。

四月は春なので冬服も片づけて、爽やかに衣替えをした人も多いと思います。
徐々に暖かくなって行く季節なので、小汗も気になります。徐々に薄い服装にシフトチェンジする季節です。

私に限らず、たくさんの人が爽やかな春の装いになってきたのですが、いざ急に寒くなられると、本当に困ってしまいますね。
出先だと、上着を取りに行くなんてできませんからね。

私自身は幸運にもそれが原因で風邪をひいたとかそういうことはありませんでしたが、春だからと言って甘く見ていると本当に痛い目をみます。その日は本当に焦りました。

 

自律神経が過労に!?

この寒暖さは本当に注意が必要です。
というのも、寒暖さは無駄に疲れるのです。
身体は健康を保つために、体温を一定にしてくれています。

急に寒くなったり、暑くなったりすると、身体はホメオスタシス(恒常性)で体温調整してくれます。
そのおかげで私たちは元気でいられるのですが、ちょっと考えてみて下さい。

自分が仕事をしているとします。
あっちでトラブル、こっちでトラブルという状態になったらどうでしょうか。
仕事だから放棄するわけにもいかず、心の中で「やめてー!」と叫びながらバタバタしてタスクをこなして行きますよね。
そうすると、心身共にぐったりしてしまいます。

体温調整は放置しておいても身体が勝手にやってくれると思っているかもしれませんが、はたらいてくれている側の立場としては「他人事だと思ってないで、少しは気を使ってよ……」という気持ちになりますよね。
裏方の仕事をイメージするとわかると思うのですが、目立たない仕事をしていると、正直、あまり感謝されないものです。
縁の下で支えてくれている誰かがいるから自分が生活できているにもかかわらず。
これってとても悲しいことですよね。

「でも、それが仕事なんだから、黙ってやるのが当然でしょ」なんて扱いをしていると、身体もキャパシティ・オーバーになってしまいます。

そうすると、身体的にはエネルギーをたくさん消費してしまってストレス全開になってしまっているので、弱ってきます。
風邪をひきやすくなったり、便秘になったり。
むくみがでてきたり、月経前症候群になったり。

寒暖差の裏で自律神経さんが如何に頑張ってくれているかはできるだけ、理解した方が良いです。
弱ってからでは遅いです。

寒暖差の与える問題は身体的な問題だけではありません。
自律神経さんが弱ってしまうということは当然、メンタルにも影響を及ぼします。
イライラしたり、メソメソしたり、そういう症状がでてきてしまうのです。

それって五月病ではないのかと思うかもしれません。
でも、必ずしも四月だから大丈夫ということではないのです。