タイフーン!~無理しない! カッコつけない! 夏の快適な過ごし方~

「昔はエアコンなんて無かった!」と強がってバテてしまったら何の意味もありません。 身体を冷やし過ぎないように快適な温度を思考錯誤しながらでも見つけて下さい。

暑くて倒れそう⁉︎

連日、暑い日々が続いています。
それだけでなく、雨が降ったり、台風が近づいてきたりして、急激な気温や湿度、気圧などの変化などで体調が悪いなんて人も多いかもしれません。

毎年、夏が来る度に「毎年、こんなに暑かったっけ⁉︎」と言っているような気がします。
しかし、今年は全国的に平年より気温が高く、残暑も厳しいようです。

この暑さの中、熱中症(または熱中症とみられる症状)で病院に運ばれた人は、もはや数え切れず、熱中症で倒れて亡くなったという痛ましい事故まで起こっています。

私たちは、それほど厳しい暑さの脅威にさらされているという事を認識すべきです。

 

そもそも台風って何なの⁉︎

世間は夏休みだというのに、どうしてこう日本の夏は台風が多いのでしょうか。
そもそも台風って何なのでしょうか。
まずは、そのあたりから一緒に見ていきましょう。

ずばり! 台風とは何なのか。
それは、熱帯の海の上で発生した低気圧のことです。
文字通り熱帯低気圧です。
その熱帯低気圧のある条件を越えたモノのことを台風と呼んでいます。

つまり、台風というのは低気圧の一種と認識しておけば良いと思います。
海の水が太陽の熱エネルギーで蒸発します。
そして空気の渦が出来て中心に向かってグルグルと回り始めます。
そうして生まれた上昇気流から雲が作られて成長して積乱雲になります。

難しい名前ですが、なんのことはなく夏によく見る入道雲のことです。
入道雲が出ると雨や雷の天気になると言いますよね。あれです。
その入道雲が作られる過程でものすごい熱を放出するのですが、その熱で空気があたたまって更に上昇気流を強めていきます。
そんなこんなが繰り返されている内に空気の渦が巨大化したのが熱帯低気圧。
それがパワーアップしたのが台風というわけです。

イメージ的には暑くて熱い海から生まれたモンスターが進化した形態と言ったところでしょうか。

日本の南海は、地理的に熱帯低気圧が発生しやすい場所で、それが風とともに日本にやって来るのです。

ちなみに台風は一年中、ポコポコと生まれています。
ただ日本の冬は寒いので、台風はやって来ないのです。
『アナと雪の女王』ことエルサでもいてくれれば、台風被害に遭わずに済むのですけれど……。
閉ざされた氷の世界も、ちょっとイヤですね。

 

台風で具合が悪くなるというのは都市伝説ではありません!

夏は暑さだけでもグッタリとしてしまうというのに、台風なんて来たらますます具合が悪くなってしまいます。
ちなみにこれは気合いや根性が無いから具合が悪くなるわけではありません。
くれぐれも夏場に弱っている人に根性論でお説教なんてしないようにして下さいね。
違いますから。

天気によって体調が変わる人っていますよね。もしくはメンタル。
これらは総称して『気象病』と呼ばれています。大きく2パターンあります。

1つ目は、めまいや肩こり。
イライラする。眠れない。疲れが取れない。
でも、いまいち原因は分からない……という症状。
不定愁訴と言います。
特に自律神経が乱れやすい人に起こりやすい症状です。

イライラの原因が特に心当たりが無くトラウマ等メンタルを病む要因もなければ、イライラの感情は消せないまでも、罪の無い人に八当たりをする等は自粛した方が良いかもしれません。
正当な理由が無いのにイライラした態度を取られると、負の連鎖が起きてしまいます。
くれぐれも台風の責任を他人にぶつけないように注意してください。