ギフトブリンガーであれ!
あなたのまわりにもいませんか。お節介おばさん。
特に自分より年上の方に多いように感じるのは私だけでしょうか。
もちろん善意は大切です。
優しさこそ地球の原動力だと思います。
私もいつも『ギフトブリンガー』であれと言い続けています。
私は、たとえば誰かのお誕生日やバレンタインにプレゼントをコッソリ準備したり、お祝いしてあげるのが大好きです。
特に大人になると、あまりそういった記念日でもスルーされてしまったり子供の頃のように主役になれることって少なくなって来るので結構ビックリされたり喜ばれたりします。
一方で、誰かに何かを貰えたり、して貰えたりしたら嬉しい派です。
しかし、何故だか、ありがたいような、そうではないような気持ちになる事もゼロではありません。
何故でしょう。
もしかして、あなたもそんなモヤモヤした感情を持った事がありませんか?
善意を売る人?
善意でも嬉しくない事があります。せっかくの善意もそれをやってしまうと逆効果。
場合によっては煙たがられてしまいます。
ですからせっかくの善意ですので、無駄にならないように今からお話しする事を頭に叩き込んでおくことをお勧めします。
それは善意の押し売りをしないことです。
善意を提供するのは良い事ですが、これは押し売りでは残念ながらダメなのです。
販売のお仕事をしたことがある人はイメージしやすいかもしれません。
たとえば、とても健康に良い食品があったとします。
販売の基本は自分が好き、あるいは信頼を置いている商品を売る事です。
もし、自分が嫌いなモノだったり、信用できないモノだったら罪の意識に苛まれて売ることができませんものね。
自分が欲しいと思わないモノを売りつけられてもお客さんは困ってしまいますから。
では員さんが、その健康になれる食品が大好きで、とても信頼できる商品だと思っていたら、その商品ををどんどん売りたいと思うと思います。
しかし、そうは思ってくれない相手に「あなたのためを思って言っているのよ!」と言われたらどうでしょうか。
なんだか押し売りされているみたいで気分が滅入ってしまいますよね。
どんなに笑顔で言われても、どんなに効能を熱く語られても、要らないモノは要らないですから。
そもそも善意は売るモノではなくて、与えるモノです。
これを忘れると大変なことになってしまいます。
良いと思った情報を提供してあげて、新たなる可能性を与えてあげることは良いだと思います。
しかし、その後、それをどう解釈してどう感じるかは相手の気持ちの領域なのです。
今の例は販売ですが、販売に限ったことではありません。
お金がかからないことでも同じです。
どんなに相手のことを思っても、無理強いは禁物です。
『助言おばさん』とは?
人は長く生きれば様々な経験を積みます。
だからなのか、その経験を活かして若い人たちに何か助言をしてあげたくなるものです。
その気持ちは私も同じです。
だって、みんなに少しでも幸せになって欲しいから。
ただ『助言おばさん』になってしまうと思わぬ方向に話が進んでしまうので気をつけて下さい。
では『助言おばさん』とは何か説明します。
文字通り助言をして来るおばさんのことです。
男性にもいますが、良かれと思ってコトあるごとに助言をしてくる人っていませんか。
その人たちの総称だと思って下さい。
善意だとは思うのですが、正直なところ「めんどくさいな……」と感じたことはありませんか。
「何を言っているんですか! いろいろ言って貰えているうちが華ですよ! 助言の1つもして貰えなくなったら人として終わっていますよ!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
私もそれには同感です。
気にかけて貰えていることはとてもありがたいことです。
ただ、私がここで言っているのは助言する側の話なのです。
助言は悪いことではないのですが、やり方を間違えると迷惑がられてしまうのです。