寒くて風邪をひきそう!
毎日、寒いですね。今にも風邪をひいてしまいそうです。
風邪をひいて、万が一、高熱にでもなってしまったら、大変です。
寒い冬はなるべく外出しないで暖かい部屋でゴロゴロしていたいものです。
でも、現実的にそうしてばかりもいられません。
風邪をひかないよう、しっかり対策して元気に過ごせるようにするしかありません。
防寒だけでなく、風邪をひかない身体作りを心がける必要があります。
風邪をひかない身体作りというと、ひと昔前だと寒いのに外で寒風摩擦したり、滝に打たれながら修行したり(⁉︎)なんてこともあったかもしれません。
しかし、どちらも相当な気合と根性が必要そうなので、今回はそっちではなく、風邪予防に効果的な食材のお話をしようと思います。
風邪予防に効果的な大根
冬の人気メニューのひとつ、おでん。寒い日に食べるアツアツのおでんって最高ですよね!
その中で人気ベスト3に入るおでんの種のひとつは恐らく大根だと思います。
あのホクホク感やジューシー感、たまりませんよね!
大根は美味しいだけでなく、とても栄養価の高い野菜です。
また、咳、頭痛、熱などといった風邪の症状にもよく効く野菜です。
大根はおでんだけでなく、お味噌汁の具や煮物など、色々なレシピで美味しく食べられますので、冬こそ大根をモリモリ食べたいものです。
旨味と栄養が凝縮された切り干し大根
大根を加工して作られた切り干し大根は、細く切った大根を天日で干して乾燥させた食材です。
太陽の光を浴びることで糖化され、大根の甘味がさらに増し、栄養価も高まります。
また、大根はほとんど水分で出来ていますが、切り干し大根の場合、加工の過程で水分が飛ばされ、無くなります。
水分は無くなりますが、その他の栄養素はそのまま残るので、飛んだ水分だけ100gあたりの栄養価が高まることになるのです。
水分が飛んで小さくなった分、損した感じもしますが、たくさん食べることができます。
そのため、たくさん食べた分だけ栄養素もたくさん取れることになるのです。
切り干し大根の効能
切り干し大根は生の大根に比べるとさらに栄養価が高まります。
生の大根に比べ、カルシウムは約23倍、カリウムは約14倍、食物繊維は約16倍、鉄分は約49倍も含まれています。
また、ビタミンB1、B2が約10倍も含まれているので、弱った肝臓や胃腸を回復させる作用や食欲増進、冷え性の予防などの効果があります。
さらに、天日で干すことによって殺菌作用や消毒効果も高まり、長期保存も可能になります。
ただし、切り干し大根の食物繊維は『不溶性食物繊維』なので、食べ過ぎに注意して下さい。
不溶性食物繊維は、水に溶けにくく、腸にたどり着くと水分を吸収して膨張するので、便意が起きやすく、便秘の解消に効果的です。
しかし、この不溶性食物繊維は水に溶けないという特徴がありますので、過度に摂り過ぎると便秘を招く恐れがあるのです。
1日の摂取量の目安は10~15g前後を目安にして、過度に食べ過ぎないように気をつけて下さい。
色んな食べ方で楽しもう!
切り干し大根は、椎茸やニンジン、油揚げなどの入った煮物が定番だと思われますが、ほうれん草と一緒に胡麻和えにしたり、お肉と炒めて食べたりしても美味しく食べられます。
また、シンプルにお味噌汁に入れたり、らっきょう酢に漬けてさっぱり食べたりするのもお手軽でおススメです。
乾物なので、調理工程が何となく面倒な感じがしますが、特に難しいことはありません。
味付けも和風のイメージが強いですが、カレー味やツナマヨネーズなどといった洋風でも美味しく食べられますので、割と自由にアレンジが出来ます。
ますます寒さが増していきますが、旨味と栄養がギューッと詰まった切り干し大根を食べて、元気に冬を乗り切って下さいね!
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