ヒノキの香りで心も身体もリラックス!~溜まってしまったストレスを癒して5月病予防~

ヒノキのアロマをディヒューザーやティッシュ、水の入ったコップに数滴垂らしたり、ヒノキチップを布袋やお皿などに入れたりして香りを楽しむ事が出来ます。枕元や玄関に置いたり、お部屋のインテリアの一つとして飾ったりしても素敵だと思います。

何だか疲れが抜けない!?

新年度を迎え、バタバタ色々な事を頑張り過ぎてグッタリしていませんか。
いくら眠っても眠くて仕方がないとか、疲れが抜けないとか、そんな声が聞こえてきそうです。

春って、なかなかハードな季節です。
特に4月は寒かったり、暑かったりして気温差で体調を崩したり、花粉症で苦しんだりすることもあります。
そして、年度が切り替わる時期なので、新しい環境でお仕事したり、勉強したり、またはそんな家族を陰で支えたりと、とても大変なので、新しい生活リズムに慣れるまでは少なからず心身に負荷がかかってしまいます。

心と身体は繋がっています。
心と身体のどちらも癒してあげる事で、本当の意味で健康に近づけるのです。
もう5月ですが、一気に突っ走った4月の疲れを引きずらないようにケアしてあげる必要があります。

自分なりのストレス解消法があれば、ぜひ行ってください。
誰かと出かけたり遊んだりするのも良いですし、一人でゆっくり散歩したり映画を見たりするのも良いかもしれません。

でも身体がしんどくて何もする気にならないという事もあるかもしれません。
そんな時は無理をする必要はありません。
今回はゆったりと心と身体を癒してくれる『ヒノキ』についてお話します。

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古くから愛されていたヒノキ

『ヒノキ』という名前の由来は二つの説があります。
「火の木」の意味で、古代に火起こしに使われていたという説と、尊く最高の物を表す「日」をとって「日の木」という説があります。

ヒノキは、香りだけでなく、古くから宮殿建設用の『最高の木材』として仏閣や神社を建てるための木材として用いられてきました。
実際にヒノキで建てられた法隆寺や薬師寺の塔は1300年経った現在も維持されています。
ヒノキは世界最高のレベルの耐久性や保存性がある木材なのです。

「檜(ひのき)舞台に上る」なんて言葉もありますね。
江戸時代に檜の舞台が許されていたのは、能楽や歌舞伎など、幕府公認の劇場だけでした。
つまり、「檜舞台に上る」ことは、一流として認められることを意味していたのです。
こうした経緯から、「檜舞台」は「自らの腕前を披露する晴れの舞台」の意味になったと言われています。

このように、古くから日本人にとってヒノキは特別な存在だったのです。

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癒し効果の高いヒノキの香り

ヒノキの独特な香りは老若男女問わず、馴染みのある香りだと思います。
あのナチュラルな木の香り、とても懐かしい温かみを感じられます。
まるで森を散歩しているような爽やかな気分にしてくれ、とても癒されますよね。

森や自然の多い場所を散歩すると、何となく癒される感じがするのは、人間の脳にアルファー波が出るからです。
アルファー波は人間をリラックスさせる効果があるのです。

ヒノキの香りはアルファー波を生み出し、身体の緊張を和らげ、気持ちを落ち着かせてくれます。
アルファピネンという森林浴効果のある成分や、他にも気分を落ち着かせる効果のある成分が含まれているので、森林浴と同じような効果が得られるのです。

また、溜まってしまった疲れを解消するのにも役立ちます。
血行促進作用、鎮痛作用もあり、冷え性やむくみ、頭痛や生理痛の緩和などにも効果的です。
防虫作用もあるので、アレルギー性鼻炎や気管支喘息の原因となるダニを防ぐのに効果的です。

 

ヒノキの香りでリフレッシュ

ヒノキと聞くと温泉やお風呂をイメージする方が多いかもしれませんが、温泉に行かなくてもヒノキのアロマオイルやヒノキチップで手軽に効果を得られます。

例えば、ヒノキのアロマをディヒューザーやティッシュ、水の入ったコップに数滴垂らしたり、ヒノキチップを布袋やお皿などに入れたりして香りを楽しむ事が出来ます。
枕元や玄関に置いたり、お部屋のインテリアの一つとして飾ったりしても素敵だと思います。
ぜひ、お家で芳香浴を楽しんでみて下さいね。

温泉気分を味わいたい方にはバスソルトがおススメです。
ガラスの瓶に天然塩(150g)、ヒノキのアロマオイル(10滴)を入れて、スプーンでよく混ぜて下さい。
使用の目安は大さじ3(50グラム位)です。
1ヶ月を目安に使い切って下さい。

ただし、このような芳香浴やアロマセラピーは医療ではありません。
香りの効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありません。
身体の不調が続いたり、気持ちがどうしても落ち着かなかったりする場合は無理をせず、専門家にご相談下さい。

また、アロマオイルを使用する際、妊娠中の方、持病をお持ちの方、敏感肌の方、その他使用に不安のある方は専門家や専門医にご相談の上、ご使用ください。
なお、動物への使用はおやめ下さい。

 

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