五月病対策は?
五月病は、ストレスの影響が大きいです。
従ってストレスを如何に軽減しながら環境に適応して行くかが重要になってきます。
そのためには、基本的な事を振り返る事が大切です。
食事、睡眠、運動は必須項目だと思って下さい。
「親元を離れたから誰も食事を準備してくれない。コンビニ弁当が習慣になった!」
「疲れているから、家に帰ったらバタンキュー」
これでは、五月病では無くても具合が悪くなってしまいます。
食事は可能な限り栄養のバランスを考えて食べた方が良いです。
家に帰ってきたら、疲れているのはわかるのですが、最低限、部屋着に着替える、お風呂に入る、ちゃんと布団(orベッド)で寝る……等の『当たり前』の事を大切にしてみて下さい。
時間がある時は、一日に少しでも良いので軽く身体を動かす習慣を身に付けた方が良いです。
後はアロマを使って気分転換するなど、自分の生活を自分に合わせてカスタマイズしてみて下さい。
環境の変化で忙しかったり、疲れていたりしていると、ついつい人間関係も疎かになってしまいがちです。
だからこそ、無理にアフター5の飲み会や休日の女子会に参加する必要はありませんが、本音を話せる仲間とは時々でも連絡を取り合った方が良いでしょう。
家族も大事にして下さい。
いざという時に本音を語れる相手がいると言う事は本当にありがたいです。
逆に愚痴しか言わない人からはフェードアウトして下さい。
邪悪なオーラを受けるとますます具合が悪くなってしまいます。
調子が悪かったら専門家に相談しよう!
不調が長く続いたら、受診するなど、何かしら対処してみて下さい。
そもそも私たち(医師ではない人)は、勝手に病名はつけられませんので、心身に不具合を感じたら専門家に相談した方が良いです。
相談する際も「五月病かもしれないんですけど……」だと、曖昧なので、具体的に何がどのように不調なのかをわかりやすく説明した方が良いと思います。
それによって、治療方針が大きく変わって来るかもしれません。
単なる体調不良が原因で気分が優れないだけかもしれないのに、伝え方が悪くて精神科系のお薬を出されてしまったら大変です。(基本的には無いと思いますが……)
また、学校や会社の勉強や仕事のスキルなどの具体的な悩みがある方は、信頼できるクラスメイト、または上司、先輩に相談して見ると良いかもしれません。
新年度が始まったばかりで「私はみんなに既に置いていかれている気がする…」と言った具合に悲観的になっていると、それこそ危険です。
人が成長するのは夏です。焦らないでください。
自分だけの話ではなく……。
もし、自分だけでは無くて、身近に『五月病』っぽい人がいたら、そっと手を差し伸べてあげて下さい。
やはり、心身を健康に保つためには助け合い、そしてお互い様の精神が大切です。
難しい事をする必要はありません。
まずは話を聴いてあげて下さい。人はそれだけでも大分、楽になります。
それでもどうにもならなさそうな場合は、突き放すのではなく、優しく専門家を促してあげて下さい。
やはり、自分も仲間も、みんなが元気なのが一番ですからね!
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