【獅子座編1】モッくまくんのはれんちギリシャ神話分析 ~英雄の光と影~

獅子座

木 星
「それだけじゃないわ。
このヒドラは死してなお、
ヘラクレスに付きまとう。

ヘラクレスは倒したヒドラの血を
持ち歩き、戦いの道具とするのだけど……。

神話は割愛したけれど
この猛毒の扱いを誤って、
友人
師匠
自分自身
と、命を奪っているのよね」

モッくま
「……。
ヘラクレスってアホだったんでしょうか。
そんな取り扱い超危険ブツ、
持って歩くから大惨事が起こってるって
早く気づけばいいのに」

木 星
「ほんと。その辺りについては
後程触れるとして……」

モッくま
「『蛇』が象徴するものですよね。
蛇と言えば、頭と尾っぽを互いに噛んだ
二匹の蛇『ウロボロス』とか
神話じゃ要のモチーフですよね……」

木 星
「ウキペディア様を見てみると解釈は多様。
ただ、わたしの独断と偏見が許されるならば……」

モッくま
「許すも何も、既に言いたい放題ですから
ささっとどうぞ」

木 星
「『蛇』は『魂』の象徴なのよ」

モッくま
「魂…肉体を離れた人間のアレですね?」

木 星
「そう。蛇は脱皮し新たな肉体となって
生まれ直す。
これは一つの『生』を連想させる。
今世とか過去世とか言われる一つの生。
さらに、
頭と尾っぽを噛み合う輪の状態も
エンドレスな魂の変容、
つまり輪廻転生を思わせるわ」

モッくま
「なるほど……」

木 星
「それに……。蛇って神格化されるケースと
邪悪なものとして扱われるケースと
両方あるでしょ?」

モッくま
「たしかに。日本じゃ蛇を祀った
神社なんてのもありますよね。
一方で、ヤマタノオロチとかヒドラも
そうですが、怪物としても登場する」

木 星
「未成仏な魂が天に還らず
地にさまよって人に憑く。
そして病や鬱々とした感情を引き起こす。
まあ、人サイドにも憑かれるなりの
感情が在るんだけど。
これが『邪悪バージョンの蛇』が象徴する
霊的なもの。

一方で、地球での命を全力投球で全うし
天に還って『偉いヒト』になった魂が
『神格化バージョンの蛇』の象徴なのよ」

モッくま
「スピスピしてきましたね……。
しかしそんな魂・霊の象徴である蛇が
なんでヘラクレスの人生に表れるんですか?

ヘラクレスは獅子座そのもの。
獅子座と言えば、
自己表現を司る太陽と関わりの強い
最も輝かしい星座なのに。
しかも残念ながら、付きまとう蛇は邪悪バージョン……」

木 星
「これはもうね。
魚座と牡羊座が切り離されて始まった
12星座のいびつさが
影響しているとしか言いようがない。

神は分断された。
か = 火 = 男
み = 水 = 女
すなわち男と女にね。

この分断によって、火の星座は
牡羊座も獅子座も強烈な『孤独』を
隠し持っているの」

モッくま
「ふーむ……。しかしヘラクレスは英雄。
後に神の一員となる男ですよ?
その辺りは……」

木 星
「そうね。そこは確かに見逃せない。
ヘラクレスはギリシャ神話の中でも最も
魅力にあふれた英雄であり
精神力も胆力も並外れている」

モッくま
「そうですよね。シンプルにそこは
素晴らしい点ですよね」

木 星
「神話に描かれている通り、
獅子座のパワーが全開になると
ちょっとやそっとのことではへこたれない。

あらゆる難業をクリアするだけあって、
イレギュラーへの対応能力は抜群。
いわゆる『現場の強さ』は12星座一よ」

モッくま
「そうこなくっちゃ」

木 星
「そんな勇者タイプのサインだからこそ
自信(自身)を失った時には
背後の闇に呑まれてしまう。
実はデリケートな一面も併せ持っているの」

モッくま
「……。その辺りは次回と言うことでいきましょうか」

木 星
「そうね。
獅子座の光と闇。この辺りは∞アストロジー®でも
ポイントになるから。
丁寧に掘り下げていきましょ」

モッくま
「自分のホロスコープの獅子座に
天体があるかを
チェックしたい人はこちらへ!
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木 星
「それではまた次回!」

モッくま
「TRINITYウエブでお会いしましょう~」

 

牡牛座

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