【獅子座編1】モッくまくんのはれんちギリシャ神話分析 ~英雄の光と影~

獅子座

こんにちは。
占星術家・セラピストの木星です。
さて、いよいよ獅子座の章ですよー!

知ってる人もいると思うけど、
獅子座神話は前回の
蟹座神話と重なってるのよね。
大獅子を退治したヘラクレスが主人公。

ここで取り上げる獅子座神話は
【蟹座編1】で紹介した
「ヘーラーと大蟹」の続きなので
そちらから読むことをお勧めしま~す!

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英雄ヘラクレス

難業をやり遂げ
やっと罪をあがなうことが出来た
ヘラクレス。

新しい妻をめとり
二人で旅をしている途中、
半人半馬の野蛮な種族
ケンタウロスに遭遇します。

二人はケンタウロスの罠にはまり
危うく妻の操を奪われそうになりますが……。

獅子座

ヘラクレスは咄嗟に猛毒ヒドラの血を
塗った矢で、ケンタウロスを射ち殺し
妻を守ります。

ところがケンタウロスは死に際に
ヘラクレスの妻に耳打ちをしました。

「夫の気持ちが別の女に移ったら。
このオレの血をヤツの下着に塗るがいい。
心を取り戻せるだろう」

本当はケンタウロスの血は
愛の媚薬などではなく
既にヒドラの猛毒に侵されていたのですが……。

妻は言われるままケンタウロスの血を
隠し持ち、
やがてヘラクレスがとある国の
姫を妾にすると、
その血をヘラクレスの下着に塗りました。

下着を身に着けたヘラクレス。
たちまち全身はただれ
激痛にもだえて苦しみ……。

痛みに耐えかねたヘラクレスは
自ら火葬場に身を投じ、
命を絶ったと言います。

おしまい。
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モッくま
「いや、おしまいじゃなくて。
ひどい終わり方ですね。
星座神話史上、サイアクな気がしますが……」

木 星
「本当にねー」

モッくま
「ヘラクレスと言えばギリシャ神話一の
英雄なのに。
ヒーローっぽさが希薄ですね……」

木 星
「ええ。妻の嫉妬で殺されちゃうw
しかもパンツに毒塗られてw」

モッくま
「イメージと違うなあ」

木 星
「神話は読者の期待とか
どうでもいんだよね。
宇宙の暗号をストーリー化しただけだから。
分析行ってみましょうかー」

 

獅子座

モッくま
「あのー。一つお尋ねしたいんですが。先生」

木 星
「なに?」

モッくま
「パンツに毒塗られて
死んじゃう英雄の姿に
本当に宇宙のメッセージなんて
込められてるんですか?

さすがにどう屁理屈つけても
木星さんの大いなる勘違いな
気がしますが……」

木 星
「お前、今まで屁のリクツ扱いしてたのね……。
まあいいわ。

『下着に塗られた毒』ってのも
わたしとしては
気になるポイントだけど。

まずね?
注目すべきは
ヘラクレスの人生に度々表れる蛇。
これが何の象徴かってことよ」

モッくま
「確かに……。
生まれてすぐ、ゆりかごに
毒蛇を投げ込まれてますし……。
ヒドラとの決戦もインパクト強いですよね」