秀作アニメの実写化はほぼそのまんま
確実に同じように感動できます!!
2010年に公開された3Dアニメの「ヒックとドラゴン」は大好きな作品で、授業でもくり返し見せてきた。それが、実写化とのこと。どんなことになってしまうのか、心配しつつ試写を観に行った。と、ほぼアニメのまんまでした。監督も同じディーン・デュボアということで、アニメの世界をそのまま実写で楽しめる仕上がりとなっている。ああ、良かった。そして、同じように私は実写でも感動したのだった。
バイキングたちが暮らすバーク島では、人間たちがドラゴンと戦ってきた。生活を脅かすドラゴンたちは人間には宿敵で、ドラゴン退治の訓練を子供の頃から皆受けている。ヒックは族長ストイックの息子ながら気弱で、優しく、手先の器用な繊細な少年。父のような立派なバイキングになりたいと思いつつ、どうにも空回りで、日々父親の失望を買うばかり。そんなある夜、ドラゴンの中でも最も凶暴とされるナイト・フューリーが村に襲来。ヒックは自作の武器で撃墜するが命中したか不確か。しかし翌日森の中で傷ついて飛べないナイト・フューリーを見つける。最初は止めを刺そうとしたヒックだったが、次第に心を通わせはじめ……。

ドラゴンに乗っての飛翔シーンにオオッ!
父親との和解シーンはやっぱり泣けた!!
アニメ版より30分ほど長くなっているのだが、バトルが長かったかな、という印象。別に長くなくても良かったとは思った。今回もトゥース(ドラゴンの名前)に乗っての飛行シーンと父親との和解のシーンは素晴らしい。特に父親との和解のシーンは泣いてしまった。クライマックスでの父親がヒックを息子と認めるシーンである。同時にトゥースも受け入れるシーンだ。アニメでの感動シーンはそのまま本作でも同じように感動できる。監督同じだし。じゃあなんで実写化するんだろう? 最近ハリウッドはネタがなくて、かつてのヒット作の続編やスピンオフやリメイクやアニメの実写化ばかりである。オリジナル版がヒットしたので、実写化はその恩恵にあやかろうとするものなんだろうなあ。そういう意味ではハリウッドの衰退を伺えて少し寂しい。

ヒック役のメイソン・テムズ 違和感なし
人生の鉄則を提示のラストも胸に来る!!
さて、私が一番杞憂していたのは、主人公のヒック役の俳優だ。しかし、サラサラの髪の毛、少年ぽさを残す容姿、繊細でリアルな演技など、これは新しいスターの登場と感じさせた、メイソン・テムズ。注目の俳優である。ヒックそのものだった。父親のストイック役はアニメの声も演じているジェイソン・バトラー。違和感ないなと、思ってたらバトラーだった(太っててわからんかった)。
あーっ残念だったのがアスティ役の女優。違うなあ。金髪でもっと目つき悪くなきゃ。そのヘンテコな髪型はなんなんだ。そして、トゥース。アニメより凶暴な感じ? より獣、動物感が増したな。アニメは猫を意識してたそうなのだが、今作では黒ひょう!? 本作のラストはやはり感動。全て手に入れることなく、何かを得れば何かを失う。人生の鉄則を提示したラストは実写版でもやはり、胸に来ます!!
監督・脚本 ディーン・デュボア
原作 クレシッダ・コーウェル
出演 メイソン・テムズ ニコ・パーカー ガブリエル・ハウエル ジュリアン・デニソン
ニック・フロスト ジェラルド・バトラー
※126分
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※9月5日(金) TOHOシネマズ梅田 他 全国ロードショー
















