一宮千桃のスピリチュアル☆シネマレビューPART.164 「タリーと私の秘密の時間」

自分のウニヒピリ(潜在意識)をケアする
多くの女性に気づきをくれるスピリチュアル作

最近、「ウニヒピリ」というホ・オポノポノの本を読んだ。

そこにはウニヒピリ=潜在意識(インナーチャイルド、3歳の私)と一緒にいろんなことをクリーニングすることの大切さが書かれていた。
また、クリーニングする前にウニヒピリと仲良くなって、対話すること、愛すること、とも書かれていた。
私はさっそくウニヒピリに話しかけたのだが、その日からなんだか、物事の流れがスムーズになってきて、なにかワクワクしたのだ。
なにかが起こりそうと。そんな時に本作を観た。

主人公のマーロは3人目の子どもを妊娠していて、もうすぐ産まれる。
娘は手がかからないが、息子はちょっと問題児。
夫は愛してるし、優しいけど家事も育児もマーロにまかせっきりで悪いとも思っていない。
出産すると、マーロは子どもの世話と家事と授乳、オムツ換えと、寝る間もない忙しさに突入する。
もうヘロヘロ状態で爆発寸前。いや、息子の学校では爆発してしまった。
ついにマーロは兄が紹介してくれた、夜間専門のベビーシッターを雇うことに。
そして、やってきたのはタリーという若い、いかにも今風なルックスの娘。
しかし、タリーの育児は完璧で、マーロは次第にタリーに心を開き……。

 

疲れた主婦を演じるセロンの風体に驚愕!
でも、タリーって一体何者?

マーロを演じるのがシャーリーズ・セロン。
身長180センチの美人演技派女優だ。
それが18キロ体重を増やし、もうただのたるんだデカイ図体の疲れた中年主婦をリアルに演じていて驚愕。
ちょっと動いてもダルそうにハアハア言ってて、巨大に膨らんだ乳房から母乳を搾り出すシーンなんて鬼気迫る演技で絶句した。
もう、見るも無残な風体。
でも、顔だけは小っちゃいままで、身体がゴツくてそのアンバランスも不気味。
ここまで汚れ役(別の意味で)やれる女優はなかなかいないだろう。
そんなマーロがタリーのおかげで元気になっていく過程が魔法のようで、安堵しながら、でもこのタリーって何者? と思う。
そして、ラストに意外な展開があり、タリーの正体が明かされる。
私は、「あっ」と思った。

(ここからはラストに触れています)
タリーは、マーロに「自分をケアしてる?」と何度も聞く。
私が一番印象に残っているタリーのセリフが「足に触られるのが嫌でもペディキュアをするのよ」というものだ。私はもう何年もペディキュアをしていない。
マニキュアもネイルケアもしていない(爪が弱いからというのもあるが)。

しかし、先日水マニキュアというのをもらったので久々に塗ると気分が上がった。
ああ、私は自分自身をケアしてなかった! 女なのに!

自分を気分良い状態に持っていくことを怠っていた。
そして、私のウニヒピリもケアしてなかった!

だから「あっ」なのだ。
私はタリーがマーロのウニヒピリ=インナーチャイルドだと思ったのだ。
プレスには違うことが書かれていたけど、私はそう思った。

タリーは、マーロを助けに来てくれたのだ。ベビーシッターという姿で。
マーロはタリーの存在を自分の中に認めることで再生していく。

 

起こる出来事はリンクしている
何もかも受け入れて流れに身をまかすこと

私も私のウニヒピリと秘密の時間をたくさん持たねば。
そうすることによって、私だけじゃなくて、周りの人々もクリーニングすることができるのだから、みんなが幸せになる。

起こる出来事はリンクしている。私がウニヒピリの本を読んだことと、水マニキュアをしたこと、本作を観たことは繋がっている。私に気づきをもたらす采配だ。
本作は、たくさんの女性に気づきをくれるスピリチュアルな一作だろう。
きっと、導かれるように本作を観ることになる女性は少なくないと思う。
その時は、自分のウニヒピリに話かけてね。

監督 ジェイソン・ライトマン
脚本 ディアブロ・コディ
出演 シャーリーズ・セロン マッケンジー・デイヴィス マーク・デュプラス
ロン・リヴィングストン アッシャー・マイルズ・フォーリカ リア・フランクランド

※95分

※8月17日(金)~全国ロードショー

 

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