今まで、治療について、様々な角度から東洋医学総合治療院の吉田優子さんに色々とお話しを聞いてきましたが、最後に、「東洋医学総合治療院」自体について、もう少しうかがってみました。
【多くの人が選択する特別治療】
——東洋医学総合治療院さんの特色としては、やはり特別治療があげられると思うのですが、患者さんは、一般治療と特別治療だと、どちらを選ぶ方が多いのでしょうか？——
「特別治療です。」
——やはり、そちらのほうがより魅力的なんですね。ところで、院長先生だけでなく、複数で治療にあたるケースもあるということですが、何人ぐらいで行うのでしょうか？－
「最多で4人で行います。複数での治療は、患者様からより多くの情報を受け取れるアンテナが広がりますし、変化を瞬時に見分けることができるというメリットがあります。また、様々な技法を同時に行うことによって、治療時間が短縮されるので、忙しい患者様からはとても喜ばれています。
患者様側としては、複数人から施術を受けると、手や足を同時に伸ばしたり刺激されたりするので、一人に施術して貰ったときの2倍以上の心地よさを感じられます。また、贅沢感を味わえたという方もいらっしゃいます。」
【目的にあわせて誰もが東洋医学を学べる技術向上スクール】
——確かに複数での施術は気持ちが良さそうです。ところで、東洋医学総合治療院さんでは、技術向上スクールというものも行っているそうですが、こちらは基本的にスタッフさんを対象にしたものなのでしょうか？——
「スタッフだけでなく、どなたでも受講可能となっています。」
——誰でも受講か可能なんですか？ 鍼灸師などの資格がなくてもいいのでしょうか？——
「はい、大丈夫です。その方のご要望や目的にあわせた内容をご指導いたします。」
——それは興味深いですね。もう少し詳しく教えていただけますか？——
まず、鍼灸師など国家資格がある方で、開業をしていれば、その実力を伸ばすための講習やサポートを行っていきます。開業を目指すという方には、保険治療はもちろんですが、オイルマッサージ、スポーツ鍼灸、美容鍼など、その方の主体となる臨床目的にあわせて講義をします。
また、すでに他の治療院で働いているような勤務鍼灸師の方には、現在抱えている悩みを解消するための方法や、技術の向上、例えば「触るだけでより多くの情報を得られるようになりたい」「患者様の病態把握や治療効果の評価ができるようになりたい」などといったご要望にあわせて講義します。
学校を卒業して免許を取得したものの、自信がなく、どのように症状を判断したらよいかわからない、といったような方には、鍼灸治療の基礎編から応用まで、臨床を主体として幅広くご指導いたします。
——資格を持っている方が対象でも、相手によってさまざまな教え方をされているんですね。——
はい。
資格のない方でも、美容師さんやリラクゼーション関係のお仕事をされている方など、人の身体に触れるような機会がある方の場合は、個々の能力を見極めた上で、技術を向上させるための講習を提案させていただいています。例えば、美容師さんであれば、パーマの後に、首や肩を緩めるための手技療法を2分で効果的に完了するものを考案したり、指定の場所や時間で出来る手技療法を考案指導します。
仕事として行っているような方ではなく、完全に一般の方でも、自宅でお子さんや家族に行うことのできる、ささない鍼を使った安全な方法や、ボディトリートメント、ストレッチや体操法などをご指導させていただいています。
【色々な治療を試して駄目だった方にも来て欲しい】
（吉田優子院長）
——これだけ幅広い要望に応えられるというのは、一般的な鍼灸院さんと比べると珍しいと思いますが、スクールに限らず治療なども開業当時から、このように幅広く行っていたのでしょうか？——
いいえ。「患者様からのご要望があるごとに、一つずつ対応していった結果」、現在のような形になりました。
——なるほど、患者さんからの要望が、東洋医学総合治療院さんを形作る一因となっているのですね。口コミで来院される患者さんが多いというのも納得です。最後に、どのような患者さんに来て欲しいと考えていらっしゃいますか？ また、どのような状態になったら治療にいけばいいのでしょうか？——
そうですね、
「本当に自分の症状を改善したいと思っている方」
「色々な治療を試したけれども、駄目だった」という方にあきらめてほしくない。
辛い表情より笑顔になってほしい。全力で対応しますのでいらして頂けると嬉しいです。
どのような状態になったら治療にいけばいいのかというご質問ですが、「東洋医学は、予防診断がたくさんありますのでどのような段階でもお身体の状態を把握できます。
痛みなど症状のある時はもちろんですが、なんとなくしんどいなどお身体の事が気になった時、患者様に合わせて適切な治療やご指導を行いますので、お気軽に立ち寄っていただければと思います。」
——長い間、さまざまな質問に答えていただきありがとうございました。——
