ミッドナイトゲームetc……夏だからといって、決してやってはいけない儀式とは?

このような危険な遊びに手を出すことはないと思いますが、もし身近にこのようなゲームに興味を持っている方がいたら、思っているよりも「心身に悪影響がある」ことを教えてあげましょう。いくら涼しくなるといっても、その影響が長く続き、健康を害してしまうようでは本末転倒となってしまいますよね。

【なぜ、夏にホラーがつきものなの?】

夏というと「肝試しやホラー映画」、テレビでも「心霊特集」などが組まれる時期。日本では夏の風物詩として、このような「怖い話」が出てきますが、これは「怖い話を聞くことで、体温が下がる」ために、行われるようになったのではないかと言われています。夏場は芝居小屋にくる人が少ないことから、実験的に怪談などが多く演じられたことが要因だという説もあります。

怖い話を聞いたり、恐ろしい体験をすると「ゾッとする」といいますが、このときは、実際に身体が反応しているのです。怖い話を聞くと、「交感神経が緊張し、それによって心拍数があがります」。動いていないにも関わらず、話を聞いたり見たりするだけで、心臓がドキドキするのは、これが原因なのです。そして、交感神経が緊張することで、「血管が収縮し血流が悪く」なります。そして、「体温調節も正常に行えなくなる」ために、「暑い夏でも肌寒く感じてしまう」のです。

エアコンなしで身体を冷やすことのできる便利な方法といえますが、交感神経と副交感神経という「自律神経は本来バランス良く整っていることが重要な部分」ですので、あまり過度に交感神経を刺激してしまうのは、身体に良い方法とはいえません。といっても、毎日のように怖い話を読んだり、見ていると慣れてしまうのも人間ですので、よほどのことがないと、怖い話で自律神経に不具合をきたすということはないでしょう。

 

【心と身体に影響を与える儀式】

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しかしながら、フィクションを楽しむならばともかく、「実際に怖い体験をしようとして、変な儀式に手を出してしまうと、心身に不具合が生じる」可能性があります。意味もなく恐怖を引き寄せるような儀式として、日本には「ひとりかくれんぼ」、アメリカでは「ミッドナイトゲーム」といったものがあります。

日本のひとりかくれんぼは、WEB上の掲示板が発祥となった儀式であり、今から「10年ほど前にブームとなり、映画がつくられるほど」になりました。こちらは、「ぬいぐるみや米、自分の爪、刃物、塩水、午前3時に実行」といったいかにもおどろおどろしい儀式に使いそうな道具立てを用意した上で、「ぬいぐるみとかくれんぼをする」というもの。準備が簡単ということもあり、「多くの人が実践し、奇妙な音を聞いたり、不思議な現象を体験した」という人が出ました。

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アメリカのミッドナイトゲームは、逆に「映画が発祥」となっています。自分の名前を書いた紙に血を垂らしたり、ロウソクに火をつけたり、午前0時に火を消す、午前3時33分まで身を隠す、塩で身を守るといったもので、ちょっとひとりかくれんぼと共通している要素もあります。

ひとりかくれんぼは、対象が定まっていないのにたいして、ミッドナイトゲームは「ミッドナイトマン」という存在を召喚するための儀式であるという点が大きく異なっています。これは、「モンスターが一般的なアメリカのお国柄」なのか、そもそもフィクションが元になっているせいなのかはわかりませんが、こちらも実践して奇妙な体験をしたという人がいるようです。

 

【ネガティブなエネルギーを不必要な増幅させないようにする】

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スピリチュアルな観点からすると、例え好奇心が最初は強かったとしても、このような道具立てと手順が決まった儀式を行っていくうちに、「自分自身の中にある恐怖心をどんどんと強くする」ことになります。そうすると、そのネガティブなエネルギーは、「周囲のネガティブな存在を引き寄せ、それにおり、より恐怖が増大し、場合によっては本当に、心霊現象を体験する」ことになってしまうでしょう。そうすると、エネルギーレベルではもちろん、精神的にも影響を受けますので、場合によっては「大きなトラウマを背負う可能性」すらあります。

Trinity読者の皆様がこのような危険な遊びに手を出すことはないと思いますが、もし身近にこのようなゲームに興味を持っている方がいたら、思っているよりも「心身に悪影響がある」ことを教えてあげましょう。いくら涼しくなるといっても、その影響が長く続き、健康を害してしまうようでは本末転倒となってしまいますよね。