健康のバロメーターで、なおかつエネルギーを呼び込む「爪」の秘密

爪の色つやで健康がわかるというのは、比較的よく聞くと思いますが、その色や爪に現れたすじなどからも、かなり詳細に健康状態を把握することが可能です。

【古くからの言い伝えの理由とは?】

「夜に爪を切ってはいけない」というのは、非常にポピュラーな言い伝えであり、聞いたことがあるという方も多いかも知れません。夜に爪を切ることで「親の死に目に会えない」「長生きできない」といわれています。なぜ、このように言われているのでしょう?

これは、一見すると別々のことを言っているように思えるかも知れませんが、どちらも基本は同じことなのです。それは「夜に爪を切ると危険」というもの。現代のような電気が無かった時代の夜は、わずかな明かりだけが照明でした。爪切りが存在していない時代も長かったのです。今のような爪切りができたのは 1926年頃のことで、それ以前は「小刀やノミ」を使って爪を切っていました。

手元を見るのも難しいぐらい薄暗い中で、小刀で爪を切るとどうなるでしょう? 「怪我をする確率がかなり高くなる」ことがわかるでしょう。つまり夜に刃物を使うと場合によっては怪我はもちろん、命に関わる可能性もある、すなわち「危険である」ということを、伝える為に考えられたのが「夜に爪を切ってはいけない」という言い伝えなのです。他にも、夜に爪を切ることは「夜爪(よづめ)=世詰め(よづめ)」となり、「世詰=短命」という意味となるので、言霊的に嫌われたという説もあります。

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【爪はエネルギーを呼び込みやすい部位】

後者の言霊については、こじつけとされることが多いのですが、スピリチュアルな観点からすると、「爪はエネルギーを宿しやすい部位である」とされています。そのために、自らの身代わりとして爪を使ったり、爪から憑き物が取り憑くという思想が存在しています。指先というのは、エネルギーの放出点である一方、爪を通すことで体内にネガティブなものが入り込むとも考えられたのでしょう。最近ではあまり聞かれなくなった「霊柩車を見たら親指を隠す」という言い伝えも、親指から死者の魂や魔物が入ってくるのを隠すという意味があったといわれています。

このように、「爪は霊的に重要な部分」でもあるわけですが、物理的な「健康のバロメーターとしても重要な役割」を果たしています。爪の色つやで健康がわかるというのは、比較的よく聞くと思いますが、その色や爪に現れたすじなどからも、かなり詳細に健康状態を把握することが可能です。

 

【爪があらわす健康状態】

爪はタンパク質で構成されていますが、毎日成長していくために、栄養素が足りない場合や、病気などによって顕著に様子が変わってきます。まず、基本的に注意するのは「色」。透明で爪の下の皮膚が「ピンク色の場合は健康」ですが、その他の色の場合は注意が必要です。特に「黒」は皮膚癌の可能性、「赤い」場合は多血症の可能性があり、こちらも場合によっては癌などの病気を併発する可能性が高いのです。

また、爪の筋に関して縦のものは老化現象の一種であり、加齢と共にどうしても出てきてしまうものですが、「横に出てくる場合は栄養状態が悪くなっている証拠」です。こちらは睡眠不足やストレスでも出てきますので、横にすじが出た場合は生活環境を見直す必要があるということになります。

 

【ネイルアートの利点と欠点】

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現在は「ネイルアートが一般的」になっており、本来の爪の色合いやすじなどが隠れてしまいがちです。そこで、ネイルアートと共に爪のチェックをしてくれるような場所もあるようですが、自分自身でも「ナチュラルな状態の爪がどんな色合いなのかをチェックしておくことは必要」といえるでしょう。

ただ、ネイルアートはオシャレという意味だけでなく、前述したようにネガティブなエネルギーが爪から入りこむのを防ぐためにも使えます。「魔除けとして光り物をつけたり、明るい色を配置する」というのは、スピリチュアルな観点からしても、理にかなっていますので、爪の健康に気をつけながらも賢く活用していくことをオススメします。

Nail dwells energy.
To check the state of health in the nail.

 

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