日本を含めた先進諸国は、基本的に「ヘルシー志向」といえます。
毎月のように様々な、健康によい食品や、アイテムなどが登場しているといっても過言ではありませんが、一見すると「健康に悪そうなものが、実は身体に良い」というケースがあるということをご存じでしょうか?
【見かけはジャンク、実はヘルシー】
最初に紹介するのは、見かけは健康に悪そうでも、実は意外とヘルシーというもの。
それは、映画館でお馴染みの「ポップコーン」。なんとなく、ジャンクフードっぽいイメージがあり、カロリーも高そうな感じがしますが、カロリーが高いのは、ポップコーンをコーティングしているキャラメルなどの影響であって、なにも味付けをしない場合は、実はカロリーは比較的低いのです。
さらに、「ビタミンA、B1、B2」といった各種ビタミンをはじめとして、「葉酸やパントテン酸、カリウム、カルシウム、鉄、亜鉛、食物繊維、ポリフェノール」といった栄養素も豊富に含まれているのです。
この中でも、特に有用なのが「食物繊維」。食物繊維といえば、腸内環境を整えてくれることで知られていますが、実は、「腸を糖分が吸収されにくい状態にする」という力ももっています。糖を吸収しにくくして、さらに不要なモノを排出してくれるわけですので、「ダイエットにも向いている」わけです。
【ポップコーンダイエットのためには手作りが必須】
ポップコーンは「ノンオイルで作った場合」は、ほとんど脂質を含まず、インスリンの分泌を緩やかにする「低GI食品」でもあります。
実際に、ポップコーンは、「かなり腹持ちがいい」というのは、映画館でポップコーンを食べたことがある人ならば、体験済みだと思いますので、その効果はわかりやすいと思います。
お店などで買うと、どうしてもコーティングやスパイスで身体に悪いものになってしまいますが、ポップコーンの元になるコーンの粒を買ってきて、自宅で「ノンオイルの自家製ポップコーン」を作れば、ダイエットの強い味方になります。
なによりも、普通のダイエット食品よりも格段に「コストが安い」のでオススメです。
【空腹時にニンニクを食べると?】
さて次は、食べ物自体は健康に良いイメージがあっても、「そのシチュエーションはどうなの?」というもの。
「ニンニクが身体にいい」というのは周知の事実だと思いますが、「お腹が減っている時にニンニクを食べる」と聞いたらどう思うでしょうか? 「刺激がつよいから胃に悪い」と思う人が大多数だと思います。
しかしながら、実はニンニクは空腹時に食べることで、健康に有用な効果をもたらすのです。
「ジェームズ・ダッドリー」というお医者さんが調べたところによると、空腹時にニンニクを食べることで「血圧の上昇を抑え」「心拍数を正常化し」「ストレス時に発生す胃酸を抑制し、気分を高揚させてくれる」などの効果があるのだそうです。
他にもいくつかの効果があげられていますが、空腹時である必要がなさそうなものは割愛します。胃に悪そうに思えながらも、実際は胃酸を抑制したりしてくれるあたり、このようなニンニクの使い方は盲点だったとして話題となりました。