令和元年11月メッセージ — 険しい人生の坂道を登る、運命の相手が行く手を照らす愛の松明(たいまつ)となろう


それは、どっしりとした力強い男性の姿に女性の方が惹かれ、自らアプローチをかけてゆく、官能的なイメージがあります。
また、二黒土星の暗示である“慈愛、母性愛”の暗示と重なるように、出逢った瞬間、お互いに深い母性、安心感を得るでしょう。
魚は“財産”も表すので、男女がしっかりと向き合い、資産を築く……つまり、長い交際を経ずにすぐに結ばれ、電撃結婚=家庭を築く、といったケースが多く出てくるでしょう。

11月 1日から、水星が逆行を開始しました(21日まで)。
感情の不安定、情報機器やコミュニケーションの不具合、
交通機関の遅延などの特徴が出てきますが、一方で懐かしい仲間、友人、そして運命で結ばれた存在からの久々の連絡、或いは予期せぬ再会等の流れが強まります。

4日19時23分の水瓶座での上弦の月を経て、12日22時34分には牡牛座で満月。
太陽も22日まで蠍座に滞在していますが、ルノルマンカードのリーディングにもあるように、結婚を含む真の豊かさへの道が、ここで明確に開けそうです。
20日6時11分の獅子座での下弦の月を経て、27日の0時6分には、射手座で新月(射手座木星期終了、海王星も5ヶ月ぶりに順行)。強く惹かれ合い、ようやく再会を果たした魂のカップルが、うっとりとするような熱い恋愛に陶酔し、令和=霊・輪の新しい絆の形を創っていくようです。

 

石川啄木が愛妻に捧げた「人に捧ぐ」を読む — 魂で結ばれた相手の道を松明(たいまつ)の如く照らし続ける11月に

ルノルマン

蠍座の時期か、多くの占星術師がリーディングで、“愛”という単語を使用している場面を、多く見掛けます。

それだけ、鑑定の現場で、“好きなあの人は、私を愛してくれるか”という相談内容が多いのでしょう。

“愛”はいつも、私たち人間にとっての永遠のテーマです。

日本で初めて、“愛”という言葉を使って詩を書いたのは、石川啄木だと言われています。

今回は、明治38(1905)年に啄木が発刊した処女詩集『あこがれ』に収められた、「人に捧ぐ」の最後の一節を引きたいと思います。

“峻(ここ)しき生命の坂路も、
君が愛の炬火心(たいまつ)心にたよれば、
黯(くら)き空に
雲間も星行く如くぞ安らかなる。”

(現代訳)
険しい人生の坂道を登る時も、
あなたの愛を松明にして、心の頼りにすれば、
暗い空の雲の間に星を見るように、
私の心は安らかです。

啄木はこの詩を綴った7年後、僅か27歳の若さで夭折します。
そして彼がこの詩を捧げた最愛の妻・節子も、啄木が世を去った翌年、彼を追いかけるように、その生涯を閉じました。

共に、30歳を迎えることができなかった、あまりにも短い生涯でしたが、その僅かな人生の中で二人はめぐり逢い、まさにお互いを松明のように照らし合って、与えられた命数を、駆け抜けてゆきました。

北風が厳しさを増すこの霜月、険しい人生の坂道を登る、魂で結ばれたお相手の行く手を、
松明(たいまつ)の如く照らし続ける、愛の11月にしましょう。

 

(了)

姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰/八田靖彦

 

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