令和元年8月メッセージ — 2つの新月の下、若き詩人たちは澄んだ大海原で、懐かしい答えを探し当てる

8月

魂の仲間や尊敬する存在との出会いを果たせた7月 — 五黄土星8月は、あなたの魅力が増し生活に潤いがもたらされる

いよいよ、令和時代に入って初の夏がやってきました。
皆様、海や山、避暑地などへの旅行、或いは実家へ帰省したりと、夏休みの計画は立てておられるでしょうか。

私はこの7月に、昨年の3月に続いて、再び新潟の弥彦神社へ旅に参りました。

現地に在住されているスピリチュアル・カウンセラーの案内で、白龍大権現、白山神社に初めて詣り、ご縁を頂きました。
弥彦山へはロープ―ウェイで登り、御神廟に到達した後、天香山命様と妃神・熟穂屋姫命様に、前回の参拝から、この1年4ヶ月間の報告をさせて頂きました。
前回の参拝の後は、すぐに実家を出て、東京に引っ越すという大きな決断をしました。
今回の再度のお詣りの後にも、必ず、何かしらの大きな動きがあると考えています。

立秋を迎える8月8日、月運が六白金星から五黄土星に移ります。
五黄の“黄”は黄金、黄帝という言葉がある通り、気高く尊い、崇敬、崇拝といった象意があります。
また、強欲、戦争、暴力という意味もあります。

また、交通標識では、黄色は“危険”を知らせる色として知られています。
先月はお笑いの総本山・吉本興業のお家騒動が世間を賑わしましたが、今月も大企業を舞台にした紛争・対立などがクローズアップされる可能性があります。

8月の月運の干支は“壬申”。
季節は秋。観る人々の心を魅了する、綺麗に澄み切った大海原のイメージです。
社会的には、これまで出ることのなかった“毒”が更に表出してゆくといった暗示がありますが、個人それぞれに於いては、安定した思考状態で、“次の一手”のために、知識や情報の収集に取り組むのに良い時期と言えるでしょう。

8月

 

ルノルマンカードによる月間リーディング — 8月は運命的なプラスの出会いに支えられながら、それぞれが新しい自分の居場所を創り出す

7月末日に、8月の月間リーディングをルノルマンカード3枚引きで占いました。
出たのは『星』『クロス』『クローバー』のカード。

星のカードは夢や希望が実現する、天による導き、眠っていた本来の力の発揮の暗示。
クロスのカードは運命的な出来事、避けて通れない使命、それを果たすための重責と苦しみ。
クローバーのカードは思いがけないチャンス、幸福な出来事、運気の変化を表します。

今月は、魂の望む使命を果たすべく、自身の趣味、特技を活かした活動への志向と、それを三次元の世界でビジネスとして確立する状況(ライフワークをライスワークとすること)への移行期間と言えるでしょう。
食べる為の仕事からの離職や、自分の夢の実現を理解せずに反対する旧友、仲間との訣別という現実的な苦しみに悩む可能性もありますが、一方で、自分の夢を応援してくれる新しい友人や仲間の支えで、その魂の仕事は、スムーズにlaunch(事業の進水、打ち上げ)できる状況となりそうです。

水星が順行に転じた8月 1日には、12時12分に獅子座で新月を迎えました。
停滞していた意思疎通がスムーズになったり、過去の傷にとらわれ沈んでいた気分も、明るくなってきた方も多いのではないでしょうか。

終戦記念日にあたる15日21時29分の水瓶座での満月を経て、30日の19時37分には、乙女座で再び新月を迎えます。
この頃には、より良い就職、転職活動に本腰を入れ、金銭面での自立、自活を試みる人が多くなりそうです。

1ヶ月に2度の新月=ブラックムーンを迎えるこの8月は、それまで自分が所属していたコミュニティ、旧く囚われていた狭隘な思考から解き放たれ、本当に自分を大切にしてくれる心通い合う仲間との交流の深化、毒親やパワハラ上司と縁切りするための独立など、人生をドラスティックに変革してゆくといった事象が、社会のあちこちで見られるでしょう。
運命的なプラスの出逢いに支えられながら、積極的、精力的に動いた人ほど、より大きな幸福、喜びに恵まれる秋~冬が待っていそうです。

8月

 

ライオンゲート開放、ブラックムーンという節目の月 — 8月の“ある遥かな日”、あなたの未来の扉は突然開かれる

8月8日、ライオンゲート開放の時が、今年も近づいてきました。

宇宙の後押しで、覚醒と解放の扉を開けることで、誰もが前世の記憶や魂の使命を思い出しやすくなる、まさに魔法にかかったような時間です(2017.8.16/TRINITY掲載『ライオンゲート開放後の世界 — Quit&Re-birth、魂の再会に向かって』参照)。

毎年、夏が来るたびに思い出すのは、2年前にこの連載でライオンゲートについて触れた際に紹介した、私が若い頃に暗誦したリルケの『若き詩人への手紙』の一節です。

再び、同書からリルケの言葉を引きましょう。

“私はできるだけあなたにお願いしておきたいのです、
あなたの心の中の未解決のものすべてに対して忍耐を持たれることを。
そうして問い自身を、例えば閉ざされた部屋のように、
あるいは非常に未知な言語で書かれた書物のように、愛されることを。
今すぐ答えを捜さないでください。
あなたはまだそれを自ら生きておいでにならないのだから、
今、与えられることはないのです。
すべてを生きるということこそ、しかし大切なのです。
今は、あなたは問いを生きてください。
そうすればおそらくあなたは次第に、それと気づくことなく、
ある遥かな日に、答えの中へ生きて行かれることになりましょう。”

この文章を読んでくださった皆さんにとって、“ある遥かな日”の到来が、近いと感じます。

2つの新月、ブラックムーンを経た9月、どんな自分になっているかを、想像してみてください。

心通い合う仲間と支え合いながら、新しいステージで、皆さんが魂を輝かせることができるよう、祈念しています。

 

(了)

姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰/八田靖彦

 

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