“令和”という元号に込められたメッセージ — 日本が世界の中心となり、この人間社会を善導する使命を果たす
5月1日、浩宮様が第126代天皇に即位され、正式に“令和時代”がスタートしました。
御代の変わり目に、多くの日本人が心を揺さぶられ、新しい時代への期待に、胸を躍らせています。元号の「令」の語源は、古代に巫女が跪き、神意を授かる様を表した会意文字です。
現在でも“令嬢”“令夫人”といった女性を敬う言葉にも使いますが、良い、美しいといった意味も含んでいます。
「和」の語源は古来、農民が実った稲を収穫しながら、その良い出来に顔がほころび、談笑するさまを表しています。
しかし今回は、元号として使用されるので、和=倭=ヤマト(日本国)の意味と捉えます。
典拠がこれまでの中国の古典に代わり、万葉集という国書からとなっていることからも、新元号の真意は、“日本が世界の中心となって、神様の意志の下、三次元の人間社会を良い方向に持ってゆく”と私は解釈しています。
世界最古の王室を擁する日本が他国から崇敬を集め、圧倒的な文化面での伝統を背景に、諸外国をリードしてゆく時代となるでしょう。
“れい=霊”、“わ=輪”……姓名判断では最強吉数の“13”が、打ちひしがれた日本人の魂を歓喜へと導く
姓名判断の画数の観点から、新しい時代を考えてみましょう。
31年間続いた“平成”は総画が12で、これは破壊、破財を表す凶数です。
国権の発動たる戦争が一度もなかったという点では、日本史に残る稀有な時代として刻まれますが、代わりに阪神、東日本という2度の大震災に見舞われ、また長期に亘る不況が誘発した自殺や鬱病、引きこもり、そして幼児虐待といった“心の戦争”ともいうべき社会の病が大きな問題となった、暗い世相であった時代と言えましょう。
“令和”の総画は“13”で、富貴繁栄を表す大吉数です。
朗らかで家庭円満、頭脳明晰で技能と才気に溢れ、切れ味鋭く世の注目を集める、といった暗示があります。
令和の13は、学芸・技芸方面で他を圧倒する暗示があるので、一人ひとりが自分の能力を活かして、生活の糧にするという社会が成立するでしょう。新たなイノベーション、 エンターテイメントの創出が期待されます。
また、“れいわ”という音霊を診断すると、“れい”は“霊(魂)”、“0(ゼロ)”に繋がります。
文字通り、“神意を聴く”という意味で日本人の霊的な覚醒が進み、より神の意志に沿った活動をする人が増えてゆくでしょう。
またゼロという意味では、行き過ぎた資本主義社会での繁栄、成功を是正し、最終的には原始時代のような物々交換の時代に還ってゆく、そのゼロポイントに立つとも言えます。
“わ”は和=輪=環に繋がります。
令和時代は、昭和以来の物質社会での階級的ヒエラルキー、厳格な上下関係といった概念が緩み、多様な働き方が許容され、同じ志を持った人々が緩やかなピアやサークル、フェデレーションを形成し、魂の夢を実現させる“輪”をつくってゆくでしょう。
新しい時代を迎えた日本は、これからが本当の黄金期、そして人間社会にとって、大きなターニングポイントを迎えるはずです。
日本は言霊でお互いを助け合う国 — ともに無事を願い、励まし合うことで、目の前を楽園にできる
今回の新元号『令和』の出典となった、『万葉集』を代表する歌人である“歌聖”柿本人麻呂が、こんな歌を詠んでいます。
敷島の 倭(やまと)の国は 言霊の
たす(佐)くる國ぞ 真幸(まさき)ありこそ
【訳】日本国は、言霊が幸いを齎(もたら)す国です。
私が、言葉で「ご無事でいてください」と申し上げることによって、
どうぞ、ご無事でいてください—
以前、この連載で“互酬性”という言葉についてお話をしたことがありました。
互酬性とは、金銭を媒介としない、見返りを求めない優しさを渡し合うことで、お互いに心を豊かにできることを指します。
私たちが迎えた“令和”の時代は、まさに金銭や経済的打算を超越した、心の豊かさを追求する”互酬性の時代”に入ったことを意味します。
令和年間は、無償の愛や真実の助け合いがあらゆる場所で出現し、周囲を照らす大小のエネルギーを放ってゆくでしょう。
日本が世界の中心となって輝けるように、宇宙からのサポートも、一層強まっています。
令和時代が、素晴らしい時代となるように、そして読者の皆様がそれぞれに人生を謳歌し、日々を輝かせることができるよう、心より祈念しております。
では、どうぞ、ご無事で。
(了)
姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰/八田靖彦
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