短編小説『春(プリマヴェラ🌼)』~フェアリーとの対話「Making New Friends 新しい友達🌹」 ~幸せタイムリーPART.77

「春」は卒業、移転、引っ越しの季節でもある。 別れもあれば、出会いもある。

その数か月後、彼女から「遠くへお嫁に行くことになった」と幸せな報告があった。
これが何かの節目なのかもしれない。そう思った。
「フェアリーオラクルカード」は、私の中で現実的にこれから何か変化が起こる前触れとして、とてもはっきりとしたメッセージを与えてくれるカードだ。

彼女が遠くへ行ってしまってから、私はセラピーの世界へどんどん導かれていった。
きっと天使が誘導してくれていたのだろう。そして天使は新しい友人も運んで来てくれた。
最初は趣味でセラピーを勉強していたが、縁あってセラピストとして会社に所属し、働かせて頂くようになった。所属会社では主にクライアントさんとの相談がメインだが、他にもイベント出演や季節ごとの行事企画など様々なことを体験させてもらえた。
なかでも会員様向けの会報の原稿書きは2年間勉強としてボランティアで奉仕させて頂くこととなり、そのことがきっかけとなり、書く楽しさを知った。

5年前に独立し、セラピーサロン“Office Kelly”を立ち上げ、完全にフリーとなった。
フリーになりたての頃、あるセラピーブースに所属していたのだが、そこはフレンドリ―な雰囲気もあり、時折、セラピスト同士お喋りに花が咲くといった感じで、ひとり、同じ年のセラピストさんとはよく顔を合わせるようになり親しくなった。クライアントさんの待ち時間となればセラピーの話しや将来のことなど様々な話しをしたものだ。

双子座繋がりということもあり、私たちのお喋りはあまり止まることがなかった。
1年間くらいセラピーブースに所属し一緒に働いたが、ブースを離れてからも彼女との関わりは続いた。
私はといえばセラピスト業に転身してからも現実的には完全にこれで一本立ちという状況にも及ばず、時折、アルバイトも兼ねたりといった生活を送っていた。

そんな中で起きる理不尽な出来事や相談事も彼女には素直に話せるのだった。
そして、その度、やはり私の生きる世界はこちらだと痛感させられ、
唯一、この世界を多少なりとも知っている彼女の存在は私にとってはとても大きく、
沢山、助けられたといった気持ちでいっぱいだった。
いつの間にか大切な良き相談者のひとりとなっていた。
そして、その彼女も遠くへ行くことになった。
これも何かの節目なのかもしれない。

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「春」は卒業、移転、引っ越しの季節でもある。

別れもあれば、出会いもある。
「Making New Friends」あのメッセージが耳元で囁く🎵
セラピスト業も少々だが落ち着いてきている。
本も出版し、新しく考えなければ、やらなければいけないことも本当はまだまだいっぱいあるのだ。
いつか、また一緒にブースに出よう♪
彼女はとても優秀なセラピストで、女性としても、人としても、とても強くて優しい人だ。
私がもっともっと稼げるようになったら、間違いなく彼女を秘書として雇うだろう。

なんてね(*^-^*) 私の土星からのメッセージかな。
お互いズカズカ言う双子座ヴィーナス、遠く離れてもよろしくだ🎵
そして、お互いまた新しい友達が出現するのかもしれない。
でも、この世界は結局、ひとりでどれだけやっていけるかも大切。

「Making New Friends」

素晴らしいサポートをしてくれた愛をもった友人に感謝の気持ちを捧げます。
ありがとう❤

 

文芸社「~エンジェルセラピストが語る~天使との対話 マドンナリリー」(著者・友紀)
http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-16403-8.jsp

 

《友紀 さんの記事一覧はこちら》
https://www.el-aura.com/writer/rachel/?c=33996