第137回★本場イギリスの絶品紅茶
今回はイギリス生まれのバラエティ豊かな紅茶をチェックします。まずは「トワイニング(Twinings)」。1706年にトーマス・トワイニングによってロンドンにて創業された紅茶の老舗。その品質の高さと功績はロイヤルファミリーにも認められ、1837年に輝かしい英国王室御用達の称号を賜りました。
300年以上の深い歴史に裏打ちされた紅茶は、イギリス人の朝に欠かせない「イングイッシュ・ブレックファースト(English Breakfast)」はじめ、180年以上前にチャールズ・グレイ首相のために初めて作られた芳醇で香り高い「アール・グレイ(Earl Grey)」、オレンジとレモンの果樹園にインスピレーションを得た「レディ・グレイ(Lady Grey)」など、優雅な香りと味わいが楽しめる紅茶を揃えています。
また「テイラーズ・オブ・ハロゲイト(Taylors of Harrogate)」は、1886年にチャールズ・テイラーによって、鉱泉が湧くノース・ヨークシャーのハロゲイトにて設立されました。
独特の甘さとほのかなフローラルな香りが楽しめる「アフタヌーン・ダージリンティー(Afternoon Darjeeling Tea)」はじめ、スコットランドの軟水のために初めて作られた「スコティッシュ・ブレックファスト・ティー(Scottish Breakfast tea)」など、高品質の紅茶やコーヒーを揃え、英国王室御用達の称号も掲げています。
またイギリス各地に店を構える人気紅茶店といえば「ウィッタード・オブ・チェルシー(Whittard of Chelsea)」です。

1886年にウォルター・ウィッタードによってロンドンで創業されました。
なめらかで芳醇な香りの紅茶「イングリッシュ・ローズ(English Rose Loose Tea)」はじめ、ロンドンのコヴェントガーデンのフルーツや花々のマーケットを彷彿させる紅茶「コベントガーデン・ブレンド(Covent Garden Blend)」、英国と東洋の紅茶の伝統の粋を融合させたローズ、ストロベリー、蓮の花の香りをブレンドした紅茶「ピカデリー(Piccadilly)」など個性的な紅茶を揃えています。気持ちもほぐれリラックス効果も期待できる美味しい紅茶でひと休みしてみませんか?

こちらは英国で愛され続けているルイボスティー「チックタック・ティー(Tick Tock Tea)」。ベンジャミン・ギンズバーグが20世紀初頭に南アフリカ、ケープタウンのセダーバーグ山脈からイギリスに初めてルイボスを持ち帰ったことが始まりです。赤い箱はオリジナルのルイボスティー、青い箱はアールグレイ風味のルイボスティー。くせのないすっきりとした飲みやすさとカフェインフリーも人気の秘密。