第126回★英国で愛される海の幸
海に囲まれた島国イギリスは魚介類が豊富で、サックサクに揚げたフィッシュ&チップスはイギリスを代表する料理として親しまれています。なかでもイギリス人に馴染みのある魚といえば、スズキ(Sea bass)、鮭(Salmon)、マグロ(Tuna)、 タラ(Cod)、サバ(Mackerel)、コダラ(Haddock) 、 舌平目 (Dover sole)、タイ(Sea bream)などなど。
街のスーパーマーケットでは、コリアンダーやライムでシーズニングされたスズキ、スイートチリでシーズニングされたサーモンなど購入後に家庭で料理しやすいよう調味料とあえてあるパックの魚なども売られています。またシーフードが美味しいと噂のレストランを覗くと、フライパンで香ばしくソテーされたスズキはじめ、グリルされたジューシーなエビ料理なども並んでいました。
イギリスではエビをマヨネーズ&ケチャップソースであえたプローン・カクテル(Prawn cocktail)も昔からパーティー・フードとして愛されており、プローン・カクテル味のポテトチップは子供から大人まで人気があります。
ちなみに古くからカトリック教徒の多いイギリスでは金曜日に魚を食べる習慣があります。
これはイエス・キリストが十字架にかけられた曜日(金曜日)に動物の肉を控える習わしからきています。そのため金曜日はフィッシュ&チップスを食べる家庭も多いのだとか。英国では1920年代後半には35,000店ものフィッシュ & チップス専門店があったと言われています。
その店舗数は年々減り続けていますが、現在でも10,500店のフィッシュ & チップス専門店があるのだとか。 人間の脳の細胞をつくると言われるDHAはじめ、良質なタンパク質を豊富に含む魚介類。美容効果も期待できる美味しい海の幸でハッピーに過ごしましょう。
低脂質でありながら、体作りに欠かせない高たんぱく質の魚は年齢問わず積極的に取り入れたい食材の一つ。日本人に愛され続けるシーフードはイギリスでも人気でした。