もうすぐ2024年が終わり、2025年がやってきます！　この1年間でコロナ禍はほぼ終息し、人々が集うにぎやかな日々が戻ってきたと感じられます。ただし物価高はさらに加速し、一段と生活が苦しくなっている人が増えたことも確かでしょう。そして前例にないほどの夏の猛暑が、強く記憶に残った年でもありました。

ベースを司る星・冥王星の水瓶座への移動により、人生観や環境が大きく変わった人も多いのではないでしょうか。来たる2025年の西洋占星術による星回りは、どうなっているのでしょうか？

西洋占星術で1年間の運勢を占う際には、木星より遠い星の、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の5惑星を中心に使います。それを踏まえて、2025年の星回りと運勢がどのようになっているのかをみていきましょう。

2025年は多くの星が星座移動をする激動運

この2025年の星回りは、大変複雑な様相を呈しています。木星、土星、天王星、海王星の4つがすべて、星座移動を行うのです。それも土星、天王星、海王星の3つは途中から逆行して元の星座に戻り、2回星座移動を行うことになります。

ざっと星座移動日を記載すると……木星は、6月10日に双子座から蟹座へ移動。土星は、5月25日に魚座から牡羊座へ移動し、9月1日に魚座に戻ります。天王星は、7月7日に牡牛座から双子座へ移動し、11月8日に牡牛座に戻ります。海王星は、3月30日に魚座から牡羊座に移動し、10月22日に魚座に戻ります。このように、2025年は大変激しい星の動きとなっています。

影響力の強い天王星と海王星に注目

上記の動きを整理すると、星がマイナス星座に偏っている期間と、プラス星座に偏っている期間に分けることができます。特に動きの激しく影響力の強い、天王星と海王星に注目します。ちなみにプラス星座は、牡羊座、双子座、獅子座、天秤座、射手座、水瓶座。マイナス星座は、牡牛座、蟹座、乙女座、蠍座、山羊座、魚座になります。

天王星と海王星がそろってマイナス星座に入っている期間は、1月1日から3月30日までの序盤と、11月8日から12月31日までの終盤になります。天王星と海王星がそろってプラス星座に入っている期間は、7月7日から10月22日までの約3か月半の間になります。

双子座の天王星、牡羊座の海王星の期間のプレステージ

特に天王星が双子座を、海王星が牡羊座を運行する、7月7日から10月22日の期間に注目します。この期間は、2026年5月から2033年頃までの長い期間続いていく、天王星・双子座、海王星・牡羊座期間のプレステージなのです！

この頃に、どのような心境になり、どのような出来事が生じるのか……それは自分自身や社会にとっての近未来を知る、重要なカギになるでしょう。

2025年の個人や社会の運勢は？

1月1日から3月30日までの序盤は、大きな星座移動がなく、2024年の雰囲気がそのまま続いていくと考えられます。突発的な大事件や大問題は少ない分、大きな決断を下せないなど、何となく煮え切らないあいまいな状況を引きずるイメージがあります。

3月30日夜に海王星が牡羊座に移動することで、ようやく新鮮な動きが訪れます。もやっとしていた状況と決別して大きな決断を下せたり、予想もしなかった新世界が大きく展開されたりするでしょう。そして2025年に最も注目したいのは、天王星が双子座、海王星が牡羊座を運行する、7月7日から10月22日までの約3か月半の間です。

大きな星の星座移動時は、大災害が起こりやすくなっています。特に9月1日までは、現実的な星・土星と混沌とした星・海王星が牡羊座初期で重なることから、新たな戦争の勃発など、大きな社会的混乱が生じることが予想されます。そして2024年に引き続き、猛暑の激しさも心配です。

この期間は慎重に過ごしつつ、自分自身の心境や環境の動きを観察してみてください。良くも悪くも、価値観や環境の変化は免れないでしょう。プラス星座の人は、現状の悪い面を打ち壊し、勇気を持って新たな環境に飛び込むなど、気持ちが勢いづく可能性があります。