それぞれの神様の名前は、どう決められているの?~宇宙から舞い降りた高次元の存在の名前は、実はそれぞれ自由に、縁のあるものをつけている~

神様

神社に祀られている神様の名前にはさまざまなものがありますが、その多くが古事記や日本書紀などに登場する、神話上の神の名ですね。

一般的なイメージとしては、ひとつの名前の神様は、たった一柱である……と感じられると思います。例えば「天照大御神」は、日本中でたった一柱だけだろう……という感じです。

しかし、天照大御神という名前の神様は伊勢神宮のほか、日本中のたくさんの神社に主神として祀られていますね。神話の中ではたった一柱だけなのに、日本各地にこんなに多くの天照大御神が散らばっているなんて、ちょっとおかしいな……と思いませんか?

私は今まで数々の神社で、高次元の存在と会話をしてきました。そしてこうした神様のお名前についても、いくつか説明を伺っています。
それほど難しい話ではなく、ごく単純な構造になっているのです。

 

神社の神様の大半は、宇宙から飛来している

神社の神様には、もともと人間だったものが祀られて、神様になっている……という存在もいます。しかし大半はもともと地球上にいたのではなく、宇宙の遠い星から舞い降りてきた、人間よりもはるかに高いパワーを持つ高次元のエネルギー体なのです。

宇宙から地球の日本に舞い降り、たまたま縁があった神社仏閣に関わり、そこを守ることを選びます。そして参拝者にエネルギーを与える役割を受け持つ……というパターンが大変多いようです。
ひとつの神社仏閣には、このような宇宙から飛来したエネルギー体が、大変多く存在しています。

神様

こうした存在には、もともと名前がありません。しかし、大半の神社にははじめから、「この神様を祀っている」という、人間が決めた御祭神があります。

ひとつの神社で役割を果たし続け、経験を積んで巨大なエネルギー体に成長し、トップの役割を果たすようになる場合があります。そのときに、自分はここで御祭神と決められている神様であると、認識するようになるのです。

自分がこの場所の主神=神社で決められている御祭神、ということで、自慢げに名前をつける訳ではありません。ごく自然の決定事項です。
その役割をしているという肩書きのようなものですから、わざわざ自分から名乗ることは、ほぼありません。

 

もうひとつの名前の決まり方

もうひとつは、「人間の意識が、エネルギー体の名前を決める」という場合があります。
例えば、御祭神が定められていなくても、「あの祠には、天照大御神が祀られている」という噂が流れて、たくさんの人がその名前を呼び、手を合わせ続ける……と仮定します。
すると、その祠にいる存在がそれに合わせて、次第に「自分は天照大御神である」と認識するようになる……ということがあります。

すなわち、既に決められている御祭神に合わせる場合と、人々の意思に合わせる場合の2通りが、主な名づけ方になるようです。
もちろんエネルギー体自身が、自分の役割を決める上で、自ら好きな神の名を選ぶ……という場合もあるでしょう。

神様

どちらにしても、神話は「作り話」であり、神話上の本当の神様は実在していません。ですからこうして多くのエネルギー体が、自由に神話上の名前を選び取ることができているのです。

 

神社の神様も、自ら名乗ることがある

舞い降りた高次元のエネルギー体は、その名前の神様として、次第にその性質を強めていきます。そして滅多に姿は見せませんが、視ることができる人間がいることを想定して、自分の姿をそれらしく作ることができます。

神様が自分から名乗ることはまずなく、名前を尋ねても答えない場合が大半です。
ただし私の経験上、2回だけ神様の方から名乗っていただいたことがあります。
それは東京大神宮の天照大御神様と、香取神宮の経津主大神(ふつぬしのおおかみ)様です。

これは何も、「自分は天照大御神だ! どうだ凄いだろう!」と言いたいから名乗ったのではありません。単にその神社に祀られている御祭神=主神ということで、人間に対して分かりやすく、自分が主神であることを伝えるために名乗られたのです。

これ以外には、神様が名乗ったことは今までありません。もし自宅にいるときに、「我は天照大御神じゃ~!」などと言ってやってくる者は、まず間違いなく低い存在であるとみていいでしょう。

 

同じ神の名でも、つながりがない場合が大半

こうしたことから、日本全国各地の神社にいる天照大御神は、例え名前は同じであっても、すべて全く違うエネルギー体です。名前が同じだから、つながりがあるのでは……感じられるかもしれませんが、実はほとんどつながりはありません。

同じ神の名であってもそれぞれが違う個体であり、違う個性を持っています。
確かにその神の名の性質を持つことが多いですが、人間が神格化した場合を除いて、神様の名前にはそれほど強い意味はないと考えています。

人間と同じで、名前という肩書きを意識しすぎるよりも、それぞれの個性と性質を大事にすることの方が大切なのです。

 

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