東洋占術の年運の切り替えは、2月4日の立春から!
1月1日から新しい年がスタートし、年賀状にはその年の干支が使われますね。2022年は寅年ですから、多くの人が寅のイラストを使ったのではないでしょうか。
そのため元旦になると同時に寅年がスタートしたと感じて、運気の流れが変わったような気分になることでしょう。
しかし、1月1日というのは、あくまでも人間が決めたグレゴリオ暦による区切りであり、占術による運気の切り替えとは、まったく関係のない日なのです。
四柱推命や九星気学などの東洋系の占術で、新しい年がスタートするのは、毎年2月4日の立春とされています。2022年は4日の5時51分が、正式な立春の時刻です。実際に寅年に入るのも立春であり、2月4日5時50分まではまだ丑年が続いています。
年運の切り替えのために、2月3日の節分で、年越しを祝うのですね。
四柱推命による2022年の運勢は?
では、四柱推命による2022年の運勢は、どうなっているのでしょうか?
2022年の星は、「壬寅(みずのえとら)」です。2月4日5時51分に、「辛丑」から「壬寅」へと、切り替わります。
「壬」は五行の中の陽の水で、大海や豊かに流れる大量の水などを表します。
「寅」は虎であり五行では陽の木で、好奇心旺盛で強い正義感を持つ活動的な性質です。
幸いなことに、水と木の相性は大変良く、順調な流れになる運気であると考えられます。
水は愛情を、木はコミュニケーションを司ることから、人とのつながりの大事さがクローズアップされる年になるでしょう。
ただし、大量の水は感染症を広げるイメージが強いことから、2020年から続いているコロナ禍は、そう簡単には収まらないかもしれません。
そうした中でも、人々はさまざまな情報を駆使して前向きな活動を続け、創意工夫を凝らしながら、積極的に克服していくことができるのではないでしょうか。
2022年は、どのような人に幸運が訪れるのか。
壬は大胆な行動を取ることができて自然と目立つ人であり、その上に人情深くて世話好きな性質です。寅もやはり大胆さがあり、積極的で活動的な星です。
そうしたことから、2022年に幸運をつかみやすい人とは……自分の意見をストレートに出してどんどん行動を起こしていく、裏表のない活動的なタイプの人です。
積極的に人との交流をはかり、困っている人がいたら手助けをするような人情の厚い人も、幸運をつかみやすいといえるでしょう。
2021年の年運は、辛丑(かのとうし)でした。辛が宝石を象徴し、丑が金銭・物欲が強めの支です。そうしたことから2021年は、お金や物という物質的なもの執着しやすい傾向がありました。
この2022年はそれが払拭され、愛情と情報交換という、主に精神面にスポットが当たる年になるといえるのです。
個人の運勢は、主に日干で判断する
四柱推命は基本的に、五行のバランスが取れることを良しとする占術です。
「壬寅」がプラスと出るかマイナスと出るかは、個人個人が持つ命式によって変わってきます。
単純な見方をすれば、命式の中で重要な日干が「甲(きのえ)」か「乙(きのと)」の人が、最も良い年であるといえます。「壬(みずのえ)」と「癸(みずのと)」の人も良好です。自分の能力を発揮できて、パワフルに過ごせるでしょう。
しかし、やはり全体のバランスを見る必要がありますので、気になる方は、自分の命式を専門家にみてもらうことをお勧めします。
本当の年運の切り替わりは、2月4日5時51の立春である……そう意識して、過ごしてみてください。
あなたの2022年の運勢が、楽しく幸福な出来事にあふれる、素晴らしいものになることを願っています。
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