今年の運勢のヒミツ

本年もよろしくお願いいたします。
キャロラインです。

毎年、新年になると『今年の運勢！』が雑誌やネットにたくさん掲載されますね。

西洋占星術でいうと、今年は山羊座に土星と木星が入ってくるグレートコンジャクションに冥王星まで入って、トリプル・グレートコンジャクションということで、西洋占星術の星占いは大盛り上がり！

でも、本当に大切なのは自分の生まれた星に対して、この大きな星の配置がどう影響していくるのか、ということなのです。

よくある『星占い』は、自分が生まれた時の太陽が、何座に位置していたかで占っていきます。

太陽は西洋占星術の中で最も大事な存在です。
太陽は自分自身を表す星であり、太陽と月でルミナリーズと呼ばれる、特別な星なのです。
その太陽で見ていくのですから、星占いはある程度当たります。

でも、あまり当たらない、という方もいらっしゃるのも事実です。
太陽の他の星たちが非常に個性が強い場合、その星座の特徴にピンと来ないという方もいらっしゃいますし、運勢が当たっていないという方もいらっしゃいます。
年初は今年の運勢がどうなるか、というのが気になりますよね。

そこで今回は、西洋占星術における運勢について、
少しお話させていただきたいと思います。

例えば、山羊座は12月22日から１月19日生まれの方ですが、12月22日生まれの方と１月19日の方では、同じ山羊座と言っても太陽の位置は大きく違います。
星座（サイン）の最初と最後あたりに生まれた方は、山羊座の運勢ということで書かれた占いが「あまり当たっていない」と感じる方も多いかもしれません。

西洋占星術で占う場合、幸運期は木星が、気を付けるべき時期は土星が、自分の太陽とどういう角度をとっているかによって決まります。
木星は12年かけてホロスコープという、自分が生まれたときの星の地図を一周します。
いわゆる12年に一度の大幸運期とは、自分の太陽の真上に木星が位置するときなのです。

ちょうど山羊座の例が出ましたので、12月22日の方と１月19日の方を比べてみましょう。
12月22日生まれの方の太陽の真上に木星が来たのは昨年の12月2日だったのです。
ぴったりと真上にくるときが一番影響が強くなるのです。
ここから前後約1週間程が一番影響が強く、前後約1か月程度は良い影響があります。

（最後の１月19日生まれの方は、今年の12月12日にピークを迎えます。
同じく前後約1週間程が一番影響が強く、前後約1か月程度は良い影響があります。）

「え！　1年も時期が違うの？」とびっくりされるかもしれませんね。
実は木星は5月13日から逆行している時期があるために、1月18日以降の方の幸運期のピークは遅くなるのです。
（木星の逆行といっても、本当に逆行しているわけではなく、逆行しているように見える時期を西洋占星術では逆行していると定義しています。）

通常ですと、お誕生日が1日違うと約10日ピークの日が異なるのです。
また1月9日～17日までのお誕生日の方は、木星の逆行によりピークが3回きます。

もちろん、生まれた時の太陽の位置するサイン（星座）に対して、現在の木星の位置するサインの影響はありますから、サイン（星座）のみで占うのもアリ！　なんです。
これがいわゆる『星占い』の運勢なのです。

ただし、本当に自分の運勢をお知りになりたかったら、本格的な西洋占星術での鑑定をお勧めいたします。

このように、幸運期のピークだけでもかなり違いがありますし、金星という対人関係や恋愛、金運をあらわす星の状況や、水星でのコミュニケーションや仕事運、火星の実行力や行動力をあらわす星への影響も大切です。

出生時間がわかれば、MCという社会的な事柄をあらわす地点への影響で、お仕事運をみることもできますし、ASCという自分が生まれた時の東の地平線をあらわす地点では、新しいスタートや引越などについてみることができます。

また、今回は山羊座の真上にくる12年に一度の幸運期を例にしてお話しましたが、木星の幸運期は真上にくる時だけではありません。
60度や120度に位置するときも、大きな幸運期ですし、90度や180に位置するときは小幸運期となります。
12年に大きな幸運期は5回きますし、小幸運期も含めると8回あります。
今年の運勢だけでなく、長期的な運勢もぜひ参考になさってください。

ぜひ星座占いも楽しみながら、転職や恋愛、結婚、引越などが気になる方は、本格的な西洋占星術もぜひ、占ってみてくださいね。

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