この時期は食中毒に注意! 気をつけるポイントと助けになるハーブとは?

さっぱりとした香りの紫蘇は、「暑さで食欲がない時期に、食欲を促進してくれる力」もありますので、基本の三原則を守った上で、紫蘇を食事に取り入れて、賢く食中毒対策をしましょう!

【食中毒に気をつける季節】

「梅雨から夏にかけては、食中毒が発生しやすい季節」となります。これは湿気が多くなり、気温が高くなることで、食中毒の主な原因となる「細菌の増殖が活発になるため」。このことから、今の時期になると、厚生労働省や全国健康保険協会、各地の保健所などから食中毒対策が発表されます。

食中毒を引き起こす細菌には、様々な種類がありますが「O-157」をはじめとする「腸管出血性大腸菌」や「カンピロバクター」、「サルモネラ」などはニュースなどで、「大規模な食中毒の原因」として聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

 

【食中毒予防の3つの原則】

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政府は食中毒予防の原則として、「つけない」「増やさない」「やっつける」を提唱しています。それぞれを詳しく説明しましょう。

細菌やウィルスを食べ物に「つけない」ようにするというのは、すなわちこまめに手を洗い、包丁やまな板などの調理器具は放置せずに洗剤で洗って殺菌するなど、「調理前後に気をつけるポイント」となります。

その次が細菌を「増やさない」ために、冷蔵庫などで保存する、肉や魚などの生鮮食品は常温で放置したりせずに、購入後はすみやかに冷蔵庫に入れるというものです。これは「購入時に注意するポイント」といえるでしょう。

最後に細菌を「やっつける」ために、加熱します。大部分の「細菌やウィルスは加熱によって死滅する」ために、しっかり加熱調理すれば食中毒になる確率はずっと低くなります。これは、「調理中に注意するポイント」です。

このように見ていくと、基本は「食材の保存と、調理時に殺菌を徹底することが重要」ということになります。単純な方法ですが、それだけで効果的ですが、それをより確実にするために、ハーブを使うという方法もあります。

 

【日本古来のハーブで食中毒を予防する】

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ハーブには「殺菌作用を持ったものが多く存在」しています。その中で、食事に取り入れて、なおかつ殺菌作用もあり、食中毒や下痢にも対応しているものとして「紫蘇」があります。紫蘇は古くから日本に自生している「和製ハーブ」の代表格です。

独特な香りで、付け合わせや薬味として使われますが、ミネラルやビタミンが豊富であり、前述のような効能に加えて、とても「健康に有用なハーブ」です。さらに、一般的に使われる「青じその旬は初夏から真夏、赤じそは6月から7月が旬」ということで、ちょうど食中毒が起きやすい時期にあたっています。

 

【紫蘇も活用して賢く食中毒を免れましょう】

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今の季節はお弁当も、「材料や保存に気をつけないと食中毒の原因となりがち」ですが、そこに紫蘇を加えておくことで、そのリスクをある程度軽減することができます。また、たんなる薬味ではなく、細かく刻んだものをふりかけにしたりすることで、普段の食事にも取り入れることができますので、「天然の殺菌剤として活用する」というのもオススメです。

さっぱりとした香りの紫蘇は、「暑さで食欲がない時期に、食欲を促進してくれる力」もありますので、基本の三原則を守った上で、紫蘇を食事に取り入れて、賢く食中毒対策をしましょう!

【参考サイト】
食中毒(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html