実はスピリチュアルなものだった「目ヂカラ」

「目ヂカラ」のある人は、強いエネルギーを持っていると言われています。良いエネルギーを自分の中に蓄えるためにも、心も身体も健康にする事が第一条件です!

目ヂカラアップしてますか?

目ヂカラという言葉は、女性にとっては比較的なじみ深いものといえるでしょう。
2000年頃から、女性の魅力をよりアップさせる手段のひとつとして、「目ヂカラアップメイク」などという手法が、色々と考案されてきました。

最近ではメイクだけでなく、「目ヂカラがアップするマッサージ」や、「目ヂカラアップのヨガ」なども登場していることから、すでに一般的な用語として定着していることがうかがえます。

魅力的な人は目ヂカラがある

目ヂカラをアップする理由として、目ヂカラがある人は「魅力的である」といわれています。
実際に、芸能人などで目ヂカラがあるという人は、大きな成功を収めています。
しかし、なぜ、目ヂカラがあることが魅力へと繋がるのでしょうか?

古来から、「目には不思議な力」があると考えられていました。
Evil Eye」という民間伝承がヨーロッパ各地に存在しています。
博物学者の南方熊楠は、この概念を「邪視」と翻訳しました。

邪視がもたらすもの

この力をもっている人に見つめられると、不幸が訪れたり病気になったりするといわれています。有名なところでは、ギリシャ神話に登場する「メデューサ」に見つめられると石になってしまう、というのが、典型的な邪視のパターンといえるでしょう。

しかし、この邪視の力に関しては、各地でさまざまな言い伝えがあり、特定の人だけでなく「誰もが持つ力である」といわれたりする一方で、古代イスラエルでは神聖な力を持つ「聖職者だけが持つ能力だといわれていました。
単純に「青い瞳」を持つ人は、すべてが邪視の力があるとされたパターンもありますし、「子供を身ごもった女性が持つ力」だという説もあります。

目の力で災いをさける

また、邪視は災いをもたらすだけでなく、反対に「災いを避けるためにその力を活用する」という発想もあります。
上記の聖職者も似たようなパターンだと思いますが、日本では弥生時代に作られた「銅鐸」に「邪視文」が刻まれていました。

こちらは、当初は目だけでなく、顔も描かれていたものが、だんだんと目だけが強調されていったと考えられており、ヨーロッパに比べると邪視信仰は薄いといわれる日本でも、古い時代には「目の持つ力」が信じられていたことがわかります。

このような「目を象った護符」というのは、エジプトにも存在しており、「ウジャトの目」と呼ばれています。
こちらは、天空神である「ホルス」の左目を象ったものであり、「守護や魔除けの力を持つ」とされてきました。

視線を感じる意味とは?

エネルギー的な観点から見ると、というのは「何らかのエネルギーを放出する器官と捉えることもできます。
実際に目からビームが出ているというよりも、「目で見ているところにエネルギーが誘導される」というのが近いでしょう。

「視線を感じる」という言葉があります。
これは、誰かにじっと見つめられていると、離れているにも関わらず「その気配を感じる」という現象です。
科学的には、「脳の誤作動によって引き起こされるもの」とされています。
最近の研究によれば、人間はなにかの違和感を感じたり、それに対して視線を向けられていると、脳が誤って感知してしまうのだそうです。

これは、なにかに直視された場合に、それを早く察知できないと命が危なかった野性時代の本能が残っているためではないかと分析されていますが、では、その違和感とはなにか、というところまでは分析されていません。

確かに、顔のようなものがあった場合は、自分が見つめられていると感じやすいといえるでしょうが、背後からの視線を感じる説明にはあまりなっていないのです。
その違和感というのは、視線によって誘導される人のエネルギーだとしたほうが、しっくりきます。

目の力を活用する

基本的に「人のエネルギー」というのはある程度、「その人の意思によって動きます」ので、視線を集中することで、そこに自然にエネルギーが移動して、それをなんとなく違和感として感じるのが「視線を感じる」スピリチュアル的な仕組みといえます。

つまり、目ヂカラが強いというのは、それだけ「強いエネルギーを持っていることの証拠なのです。
前述の芸能人のように、エネルギーの溢れた人に多くの人が惹かれる、また、彼らが成功するというのはある意味当然といえるでしょう。

使い方によっては、「人を害することすらできる目の力」。
それを活用するためには、目を目立たせるという物理的な手法もありですが、自分自身のエネルギーをしっかりと良い物にしておくことも大切です。
そのためには、目だけでなく、エネルギーを生み出す身体を健康にすることが大事です
心は常に楽しく、明るいものにしておくことで、より目ヂカラがアップし、多くの人から好かれますし、人生も良い方向へと向かっていくことでしょう。

Take advantage of the “evil eye”.
Eyes shoot attractive power .

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