私たちの生きている世界は宇宙の悠久の流れのほんの一部に過ぎません。
この世界には陰と陽という二つのエネルギーがあり、お互いに混ざり合い、ぶつかり補いあって現象化しているというのが、マクロビオティックの陰陽の考え方で、宇宙に流れている陰陽のリズムに従って生きる方法を教えてくれています。
今回は新型コロナウイルスについて、マクロビオティックの陰陽論的にどう考えて、どう対処すればいいかを書きたいと思います。
まず簡単に、陰のエネルギーと陽のエネルギーがどんな性質か? というと、
陰とは上昇と拡散、地球から宇宙に向かって上昇し広がっていくエネルギーで、
陽とは下降と凝縮、宇宙から地球に向かって下りてきて固まっていくエネルギー。
陰陽の宇宙論では、この二つのエネルギーの絶妙なバランスで宇宙の万物が成り立ち現象化しているとされています。
新柄コロナウイルスのようなウイルスは陰性が強いので「広がる」という性質があり、人から人への感染力がかなり強いのが特徴です。その感染力はインフルエンザ以上で、今までのウイルスよりも「陰性」の力がより強力だと言えます。
では、同じ場所で一緒に会食をしていても、コロナにかかる人とかからない人がいるのはなぜだと思いますか?
陰陽論には「陰は陰を引き寄せる。」という法則あり、同じ場所にいても、より体質的に陰性が強い人ほどウイルスに感染しやすく、陽性体質の人は感染しにくいのです。
人からひとへ、陰から陰へ。
陰性の「広がる」という力を利用し陰性の人の体を乗っ取って増殖していくというのがウイルスの生き延びる方法なんです。
つまり、ウイルスに感染しないためには、できるだけ体を陽性にしておけばいいということです。
では、陽性体質にするためにはどうすればいいか?
まず、簡単に陰性体質と陽性体質の違いから説明します。
陽は下降と凝縮、特徴的には、体が小さくてがっちりしている人や、筋肉質な人は比較的陽性体質で、よく動き、体温が高い傾向があり、逆にモデルさんみたいにスラリと背が高く細い人は、陰性の上昇(上に伸びる)のエネルギーが強く、どちらかというと体温も低く、冷え性の傾向が強く、陰性体質な人が多い傾向があります。
男女の違いもあり、男性は生まれつき、女性よりも陽性が強く、体も堅くガッチリしています。
特に肉食が多い欧米の男性が冬でも半袖で歩いているのを見かけませんか? 以前TVでそういう人達の体温を測らせてもらっていましたが、みんな38度くらいありました。
こういう人は陽性体質の典型です。
体型などの生まれ持った体質もありますが、その体質の中でも、より陰性に傾くほどウイルスに感染しやすく、陽性になるほど感染しにくいとされていて、できるだけ陽性体質に保っておくことが重要なのです。
では、体を陽性にするための方法は。
① 玄米にトライしてみよう!
② お味噌などの発酵食品を摂る
③ タンパク質をしっかりとってバランスのいい食生活を心がける
④ シャワーで済まさずお風呂に入る
⑤ 生活のリズムを保つ
今こそ、ぜひ玄米をお勧めいたします。
玄米は体を陽性にしてくれますし、白米よりもビタミンもミネラルも多く体調を整えるのには最適です。
最近は炊飯器でも簡単に炊けるのでぜひこの機会にトライしてみてください。
それからお味噌汁は体を内側からあたためて陽性にしてくれる代表的なメニューの一つで、根菜などのお野菜をたっぷりいれていただくことで、腸活にもなり、免疫力を強化してくれます。
タンパク質は筋肉などを育てる栄養素です。
タンパク質と炭水化物を基本にしたバランスのとれた食生活を心がけましょう。
それから入浴は寒暖差の激しい日本における健康の知恵。
とくに今のような朝晩の気温差がある時ほど知らぬ間に冷えているもの。できるだけ入浴して体を温めてください。
外出自粛で家にいることが多くなり生活リズムも乱れがちですが、昼間はできるだけ運動をして筋肉を鍛えるのも陽性体質になる良い方法です。
毎日ニュースで流れる情報に必要以上に不安にならないことも大事ですね。
自分ができることをしっかり行動して、考えてもしかたないことを必要以上に考えないことも。
そして、できるだけ人との接触を避け、感染のリスクを極力減らすというのは、言うまでもないウイルスに負けない最も重要な方法です。
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