熱中症に注意!
今年も猛暑がやってきました。
7月14日に消防庁が発表したところによると、7月6日から7月12日の一週間で「熱中症による搬送人数が3058人」。
「前の週の7倍以上」となりました。
この時点で「死亡者が4名、重症とされた人が52名」ということで、これから、熱中症にはより注意が必要になっていきそうです。
熱中症とはなにかというと「体の中と外の暑さによって引き起こされる体の不調」と定義されています。
具体的には、「めまいや失神、頭痛、吐き気」などのさまざまな症状がでて、最悪の場合、「全身の臓器に障害が発生し死亡してしまう」こともあるものです。
最初は軽い症状だと思っていても、「短時間で急速に重症化」する場合もあるとされており、「ちょっと暑さにやられたかな?」と思っていたら、「いつのまにか意識を失い倒れてしまう」というケースもありえます。
そんな熱中症を予防する方法としては、適切な温度管理はもちろんですが、「水分を取ること」が最も有効とされています。
水分は熱中症対策だけでなく、ダイエットにも重要
水分を摂取することは、熱中症対策だけでなく重要とされています。
「適切な量の水を飲むことで、ダイエットにも効果的」というのは、有名といえるでしょう。
体内の「老廃物を汗として排出してくれたり、便を排出してくれる」という「デトックス効果」はもちろんですが、「血流をよくすることで、基礎代謝をあげる」ともいわれています。
そのために、水分を「女性ならば1日あたり1.5リットル」、「男性ならば2リットル」程度摂取することが良いとされていますが、「カロリー0だし、多く飲んだ方がより効果がでるだろう」と思って、「大量に飲むことは厳禁」です。
こわ~い水中毒
聞き慣れない言葉かもしれませんが「水中毒」というものがあります。
これは、大量の水を摂取することでひきおこされるもので「軽度の疲労」「頭痛や嘔吐」「神経過敏」「精神不安定」などを経て、最悪の場合「痙攣昏睡」「呼吸困難」「精神疾患」を引き起こしてしまい、「死亡にまでいたる」こともあるのです。
普段から水を摂取するように心がけている人が、熱中症対策と思って、さらに水を無理に飲むことで、逆に「身体に害を与えることになってしまう」ので「要注意」と言えるでしょう。
熱中症と水中毒から身体を守る方法
では、水中毒にならないためには、どうしたらいいのか?
基本としては「トイレを我慢しないこと」「上記の水分の摂取量を超えないこと」があげられます。
また、お水を冷やしすぎず、「常温で飲んだ方が急激な水中毒におちいりにくい」ともいわれています。
熱中症対策としては、水分の量を増やすのではなく「体内に吸収しやすいものを摂取する」ことがベストです。
「経口補水液」などはそういった吸収されやすい水分ですが、ここで注意するポイントとして、「スポーツドリンクなどを飲み過ぎるのはやめましょう」。
なぜかというと、味を良くするために「大量の砂糖や香料がふくまれています」ので、「糖分過多や虫歯になったりする」可能性が高いのです。
経口補水液の作り方
市販のスポーツドリンクのように甘すぎず、自分で成分をはっきりと把握するためには、自作の「経口補水液」を作るという方法がオススメです。
さっそく、そのレシピを紹介しましょう。
材料
・水…1リットル
・塩…小さじ2分の1
・砂糖…大さじ4
この「3つの材料をよく混ぜる」だけで完成です。
味は市販の物に比べるとかなり劣りますが、「通常の水に比べると25倍もの吸収力がある」とされていますので、汗をいっぱいかいたあとや、暑いところで作業するときなどは、こちらを飲むようにすることで、水分を取り過ぎずに熱中症対策も可能です。
<私たちの身体の60%は水でできています>
それだけに、水分というのは非常に重要な要素ですが、間違った摂取の仕方をすることで、「身体全体のバランスを崩してしまう」こともある、ということをしっかりと把握した上で、賢く水分を補給して猛暑を乗り切りましょう。
Hot is summer. Be careful to water intoxication.
Introducing the drinking and recipes of efficient water.