科学と理論を優先するヨーロッパにあって、未だに多くのポーランド人は霊や術を信じています。都会では多くの人が占い師を頼り、地方には「術使い」と呼ばれる能力者が数多く活躍するこの国の、スピリチュアルなレポート&こぼれ話をどうぞ!
ポーランド・パワースポットレポート04 聖ピョートル聖パべウ司教座聖堂
カトリック大国といわれているポーランドには多くの教会が存在します。そのなかでも15世紀以前から存在している教会はパワースポットとなる地の上に立てられているといわれています。かつては、教会を建てる場所というのは自然界やそのエネルギーを熟知している人が念入りに場所を選んでいたそうです。祈りの場に、人間の精神と身体にいいエネルギーを与えてくれる場所を探していたというのは理にかなった話ですね。 ちなみに、近年建設されている教会の多くは、土地が与えてくれるエネルギーよりも人が多く住んでいる場所を基準に場所が選ばれているそうです。よって、全ての教会でいいエネルギーを感じられるわけではない……。それどころか、昔の人々が不浄の場所としていた場所にも建ててしまっている教会もあるそうです。
今回は中央ポーランドのなかでも、ひと際強力なパワースポットの上に建つというポズナニの聖ピョートル聖パベウ司教座聖堂をご案内します。
現在の司教座聖堂の建物自体は、戦争や火災などで発生した損傷のため近年大きく手が加えられていますが、この場所に教会建設の着工が始まったのが10世紀、もしくはそれより更に前の時代に遡るといわれています。そして、それ以前には原スラブ人たちの礼拝場所でもあったという記録もあるそうですので、やはり太古の人々もここに自然のエネルギーを感じていたようです。どれだけのエネルギーを放出しているかといいますと、この建物のなかは55,000から700,000ボビス(注)の数値を示すそうです。
さらに、建物だけでなく、その周辺も高いポジティブなエネルギー値を示しています。そのためか、この教会の周りに植えられている木々は普通の形状とは異なり、ひとつの根から複数の幹が生えるというパワースポットによく見られる形をしています。こちらの司教座聖堂、ゴシック様式の圧倒的な外観に目を奪われますが扉を開けてなかに入ってみましょう。重い扉を開け、小部屋を通り数段の階段を下りると、そこに祈る人の姿、聖壇を凝視している人の姿、また懺悔室に入る人の姿が目に入ります。
そして、祈る目的以外に教会に訪れた人々は他の人の邪魔にならないよう静かに壁に沿って移動しています。ここに一歩足を踏み入れると、昔ながらの教会の建物にあるような荘厳な雰囲気とその空気を感じますが、圧迫感は感じません。少し冷えた、そしてかすかに湿った空気の膜が体中を包み次第に頭が冴えてきます。場所によっては、非常に息苦しくなるような教会もあるのですがここは空気が足元から頭上へと抜けるような感覚になるのは天井が高いからだけではないようです。 体中にエネルギーを感じながら教会美術も堪能しましょう。絵画だけでなく、彫刻やビザンチン様式のフラスコ画も惜しげもなく所狭しと装飾されているので「美しいものが好き」という人にも豊かなひと時を与えてくれます。 いいエネルギーを身体の底から感じ、美しいもので目を楽しましてくれるこちらの大聖堂、この町を訪れる際にはぜひ出かけてみましょう。
注: ボビス 自然界の力の強さを測る値。特別な装置(振り子など)を使い計測する。6500ボビスが人間のエネルギーバランスを保つために必要な数値だといわれている。ちなみに、新鮮な野菜や果物は8000から10,000ボビスを示すとか。
(場所)Katedra św.św.Piotra i Pawła ul. Ostrów Tumski 17, Poznań
(見学時間帯)4月~11月 9:00~18:00 ※ミサが行なわれている間は、ミサに参加する人しか入れませんのでご注意ください。























