チャネリングには多数のレベルがあります。大きくわけると、「意識的なチャネリング、半意識状態で行うチャネリング、そしてトランス・チャネリング」となりますが、他にも「自分でチャネリングをしていると気づかないようなチャネリング」もあります。私たちは、誰もが内なる声を聞く能力をもっているのですが、この内なる声を聞き取るというのも、チャネリングのひとつなのです。ですから、「誰もがチャネリングをすることが可能」ということになります。
——テリーさんの行うチャネリングはトランス・チャネリングだそうですが、その時はどのような状態になっているのでしょうか？
私が、トランス・チャネラーとして唯一現実的に気付いているのは、「アシュタールが入ってくるときとアシュタールが出ていくとき」の感覚だけです。「チャネリング中は肉体的な感覚はありません」。
私が自分の身体の外に出ているときは、地上での物質的な理解はなくなり、美しい場所へと出かけていっています。まるで美しい白い雲の中へと入っていくような感じです。時おり天使達がやってきて、彼らと光のボールの投げっこをして遊ぶこともああります。この領域から出て、愛する人たちのところを訪問しにいったりもしますが、必ず私は自分の身体に戻ってきます。
【トランス・チャネリングはテリーさんにとってのギフト】
——トランス・チャネリング中の体験は不思議なものですね。ちなみに、トランス・チャネリングも誰もができるようになるものなのでしょうか？
誰もがトランス・チャネリングをできるかということに関していうと、その答えは「No」となります。トランス・チャネリングをする人はほんのわずかしか存在していません。それはつまり、誰にでも可能なものではないということです。
私にとっての、トランス・チャネリングというのは、ギフトであり、生まれ持って授かった恩恵であり、また自然のプロセスでもあります。このように、私に関しては生まれながらのギフトがトランス・チャネリングに密接に関係しているわけですが、献身的に膨大な時間を瞑想に費やすことで、トランス・チャネリングへの道を見いだすという人も存在しています。
【チャネリングのメッセージを受け取る心構え〜自由意志が最終結果を導く〜】
——なるほど、よくわかりました。では、最後にチャネリングによって、なんらかの存在からのコンタクトを受けた場合、どのような心構えでそれを受け取るべきかを教えてください。
さきほどもお伝えしましたが、アシュタールと私は、場所が変わるたびに、常に特定の儀式的な交流を行っています。これによって私は、「私のアシュタール」と繋がっていることが確認できます。このように、一度コンタクトを取る相手が定まったならば、自分自身のコンタクト相手を確認する手段が重要となります。
また、メッセージを受け取る場合について、とても重要なことがあります。私たちが受け取るメッセージというのは、「いつも正確なもの」です。しかし、その解釈によって、それは異なるストーリーとなってしまいます。人間は、言葉や思考を受け取った時に、自分が抱く信念を通して、それを聞き入れがちです。そうすることによって、「情報を自らのフィルターを通して聞いてしまう」ことになるので、「情報の正確性に影響がでる」のです。
特に、未来のことに関連するガイダンスを求めている方は、「人間にはみな自由意志がある」ということを覚えて置いて下さい。未来に起きる出来事に関わる誰か、それは見知らぬ人かも知れませんが、そんな誰かの決断が、求めている結果を変えてしまうのです。
例えば、今年恋人が見つかるでしょうか？ といったような質問に関してメッセージを受け取ったとします。恋愛というのは、一人ではできませんので、ここには非常にたくさんの可能性と自由意志が関わってくることがわかると思います。ですから、このとき受け取ったメッセージというのは、あくまでの「可変的なもの」であり、自由意志が最終的な結果を導くということを覚えておいてください。
もちろん、スピリットはデタラメを伝えているわけではありません。私たちが訪ねた事柄に関して、その結果に関わるすべての人の、「今現在の道」を見ているのです。ですから、その中で、誰かが自由意志によって通常とは違った行動をとれば、出来事の結果も変わってしまいます。しかし、長期的なスパンで後から振り返ってみると、「私たちがスピリットから受け取った情報というのは、一般的にはとても正確だった」ということがわかるはずです。
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