▼許せない自分を、相手の中に観たとき……
元IT系のヒーラーの彼女は、
ヒーリングサロンを立ち上げたばっかりで、
「他の占いハウスから妬まれるじゃないか」と、恐怖で戦っていたわけ。
ヒーラーとしてひとつ抜きに出た優越感と、
素敵なヒーリングサロンを提供したいという愛との板挟み。
そこに、
異次元ネガティブの生霊やら、無念な死霊がリンクしたのね。
でも正直、上昇志向があまり強すぎる彼女に、私は腹が立ったの~!
だって、億面もなく、
「私は、地位と名誉とお金がほしい‼︎」
って、のたまうんだもん!
ヒーラーでしょ?
人を癒したいんでしょ?
もちろん、対価としてお金を得ることも大切だけど、
お客さまへのサービスよりも、
ヒーラーとしてお金持ちになって成功したいって、
エゴが強いのは、
いかがなものかしら??
ム・カ・ツ・ク‼︎ いやん~、
私、まだまだ仙人になれないわ~(笑)。
だけど、
その正直な感情を押し殺すことは、自分を殺すこと。
なかったことにしないで、まずは、自分の感情を客観視したわ。
もしかしたら私、
彼女みたいに「お金がほしい‼︎」って、
正直にいえないことが妬ましいのもかもしれない。
あ、それって、同族嫌悪?? ほんとはお金ほしいくせに??
でも、私は、彼女ほどお金に執着せずに、
ちゃんとした技術として、まっとうな対価を得たい。
感謝のエネルギーとしてのお金を。
▼対処法②
そこで私は、
「この感情は、似てる部分もあるけど、
それがすべてではない!
ブラックすぎるあんたの感情なんか大嫌い!
あっちへ行けーーーーーーーーー‼︎」
と、叫んだの(笑)。
あ、もちろん、本人の前ではなく、脳内ブラックホールにネ(笑)。
第二のコツは、
「相手から受けた負の感情を体外に出す」よ‼︎
そこで、私は体内のネガティヴを吐き出したの。
傷を負ったロシア兵が痛みを感じないようにする呼吸法「システマ」のようなやり方で。
ヒーラーって大変!
これを相手に悟られないように呼吸しながらも、
柔和な笑顔を作らないといけないから(笑)。
ま、最初のうちは、
セッション終わった途端、アルコールで消毒したけどね~
お金……そりゃ、誰でも欲しいけど、
彼女がそれに頓着したのには、それなりの理由があったわけ。
私は彼女に退行催眠を。すると……
「お母さんを守れない、
私、お父さんに殴られるお母さんを守れない!」
と、泣き出したの。
時空をこえて子供の頃の自分にエンパスしたのね。
彼女のインナーチャイルドは、
常に暴力を振るう博打うちの父親に怯え、借金取りにビクついていたわ。
そんな子供時代の彼女のネガティブがでんぐり返って、
ぜったい「金持ちになってやる!」と悲しみが怒りに転じ、
その裏側には、母親を守れなかった自責の念もあって、
獅子座の火星的エネルギーが肥大して、
上昇志向になっていったのかもね。