意外と謎が多い除夜の鐘。その秘められたパワーとは?

除夜の鐘というのは、煩悩ではなく、参拝者や鐘の音が聞こえる地域の人たち全員を浄めてくれる、今年最後の大々的な浄化のチャンスということになります

除夜の鐘が持つスピリチュアルなパワー

 

このように見てくると、非常にポピュラーな風習でありながら、除夜の鐘はその意義がはっきりしていないことがわかります。

そんな除夜の鐘をスピリチュアルな観点から考察してみると、「鐘が発する音には、浄化の力がある」とされています。
大きな音や、金属音に「魔除けの力がある」というのは、洋の東西を問わずに提唱されている概念ですが、年の変わり目に鐘の音を響かせることで、「1年の罪穢れを祓う」ために使われているというみかたも可能でしょう。

現在ではその使い方自体も失われてしまい、未だに存在意義自体も推論の域を出ていない「銅鐸」という遺物があります。
こちらは、青銅で作られたものであり、長方形をした風鈴のような形をしています。表面には「神や神秘的な図形」などが彫り込まれていたことから、なんらかの儀式で使われたものだといわれていました。

しかしながら、この銅鐸はある時期を境にぴったりと、その製造が行われなくなってしまいました。これは、なんらかの原因によって、銅鐸を信仰していた部族が衰退した結果ではないかともいわれています。

銅鐘

鐘の音で一年の穢れを払い落として新年を迎える

このように謎に包まれた銅鐸ですが、刻まれた紋様やその形を考えると、「音にスピリチュアルな力を載せて」、周囲に「エネルギー的な影響を及ぼす」ためのアイテムだったのではないかと感じます。

このようなことを考えると、お寺で使われる鐘というのも、たんに時間を知らすだけではなく、朝夕につくことで「境内全体のエネルギーを浄める」という役割をもっているのかもしれません。

だとするならば、除夜の鐘というのは、煩悩ではなく、参拝者や鐘の音が聞こえる地域の人たち全員を浄めてくれる、今年最後の大々的な浄化のチャンスということになりますので、テレビだけで除夜の鐘を聞くのではなく、近くにお寺があるとf除夜の鐘いういうかたは、今年は足を運んで、その浄化パワーを体感してみるといいでしょう。

 

Bells on New Year’s Eve derived.
Bells on New Year’s Eve is a force that was hidden.

 

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