ボイジャータロット体験記事『ビバ！　ジェームス！　ビバ！　ボイジャー!!』〜ボイジャータロット創始者ジェームス・ワンレス博士、その魅力と素晴らしさを語る編〜前編

●今もなお増え続けている『ボイジャー人口』

数年前から『癒やしフェア』東京、名古屋、大阪でのセミナー、ワークショップや講座等の開催により、ボイジャータロットを知っている人、触れたことがある人、占ってもらったことがある人、占術として使っている人の割合＝いわゆる『ボイジャー人口』は増加の一途を辿っているように思えます。

実際に占いフェアや占い師の皆さんが集まっているイベントでは、かなりの確率でボイジャータロットで出展されている占い師さんがおりますし、筆者の体験談で言いますと、銀座の某カフェで平日午前中にボイジャータロットのセッションをしている姿も数回見かけたことがあります。

カードが持つ自由な発想、ビジュアル、独特の世界観は他のタロットとは一線を画しているようで、
伊泉龍一氏著『タロット大全』という分厚い本（タロットの歴史やカードが持つ意味合いを多角的に考察しまとめた著書）にも巻頭のカラーページに紹介されているほどです。

※泉真一氏HP「運命の世界」：http://www.unmeinosekai.com/

個性的で唯一無二的なボイジャータロットの「カードの魅力」や「占い体験談」「占術」について書かれた記事やコラムは山ほどあれど、そもそもの創始者であるジェームス・ワンレス博士の魅力について語られたコラムはあまり見当たりません。

というわけで、今回はビバ！　ボイジャー！　ビバ！　ジェームス!!　ということで、ボイジャータロット創始者・ジェームス・ワンレス博士の魅力についてのコラムを書いてみたいと思います。

●度肝を抜かれた『宇宙は何でもアリ』という考え方

私がボイジャータロットの存在を知ったのは2016年。
かねてからボイジャータロットを学んでいたチャネラー・スピリチュアルカウンセラーのあまね理樺さん（後にボイジャーマトリックスを主宰）が招聘した１DAYセミナーに参加したのがきっかけでした。

※あまね理樺さんは数年前の癒やしフェアにもご登壇されました。今ではライトランゲージ『銀河の学校』も主宰されています。
プロフィール：http://voyager-matrix.com/member/amanerica-profile/

当時は私の周りでボイジャータロットを知る人も少なく、あまねさんのようにボイジャータロット国際認定ティーチャーも数えるほどしかいなかったようですが、ボイジャータロットが放つエネルギーに引き寄せられ、多くの方がその世界を学び始めていた頃でした。

●西洋のタロットなのに、どこか東洋っぽい。日本の歌舞伎？　剣道しているカードも！

風水や九星気学など、陰陽五行に基づいた東洋占術を学んだ私にとっても、その感覚は当たっていました。
ボイジャータロットには東洋的な思想だけでなく『易』が盛り込まれていたのです。
そして易だけでなく、世界各国の占術、世界のとらえ方が多様性に満ちており、今まで私が知っていたタロットとは明らかに一線を画していました。

当時参加したセミナーでは、創始者ジェームス・ワンレス博士（以下、ワンレス博士）がボイジャータロットを作りだした創作秘話と、21枚ある大アルカナのカード、それぞれの成り立ち、最後に2017年の未来を占うワークなど、盛りだくさんの内容でしたが、印象に残っている言葉があります。

『まだ誰も行ったことのない外宇宙を旅する探索船ボイジャー号。
その宇宙のように、私たちは自分自身の内面を知る必要がある。
そのためのロードマップがこのタロットだ』。

『中世のタロットは中世に作られた。
それは欧州の、白人だけしかいない世界、文化、価値観のものだ。
でも時代は今、21世紀だ。
中世に作られた古い地図で21世紀の今を歩くことはできないよね？』

若い頃、世界中を旅して回ったワンレス博士の年代は、若き日にヒッピーブームがありました。
スピリチュアルの分野でもまた、世界に目を向け、価値観の多様性を率先して取り入れてきた時代。

そんなワンレス博士の経験や思いから、
今までのタロットにはない、多国籍、多文化、多様性、マルチカルチャーな新しい価値観を持った「21世紀のタロット」を作りたくて、音楽をかけ、直感だけを頼りにこのボイジャータロットの1枚1枚を創作していったのだそうです。
（『俺がタロットの世界を変えてやる〜！　そう思って作ったのが怒り（Cup4/Anger）』）

ワークショップで最も印象に残った言葉、それは

『この世界は多様性に満ちている。何でもあるのが宇宙なのだ』

——後編へ続く——