クリスマスを楽しみながらきれいに! 手作りを楽しむ アロマセラピー スキンケア 冬編

アロマセラピーで使用する植物オイルには、さまざまな種類があります。 精油の成分を皮膚の内部に運び込むためキャリアオイルとも呼ばれます。

●クリスマスの香りとは?

イルミネーションやディナー、プレゼント交換などクリスマスの楽しみ方はいろいろありますが、今年はアロマセラピーを試してみませんか?
クリスマスをイメージさせてくれる香りと、それらの効果を以下に紹介します。

・フランキンセンス(オリバナム、乳香)
イエス キリストが誕生の時に、東方の三賢者から贈られた3つの贈り物の1つだったといわれているフランキンセンス。
中世フランス語の「真の香り」が語源だそうです。
古くから神への捧げものとして、瞑想に、美容や健康のために使われてきました。
クレオパトラが愛用していたという説もあります。
どこか厳かな雰囲気のある心落ち着く香りで、懐かしさを感じる人もいます。
精油は樹を傷つけた時に出てくる樹液から作られ、傷を癒す効果があるといわれています。
肌荒れやあかぎれ、またガンに良いとの説もあって注目されました。
パニックに陥った時に心を落ち着かせてくれるともいわれています。
抗菌効果や気管支への効果もあり、風邪対策にも活用するとよいそうです。

美容面では、皮膚の再生、皮脂バランスを整えるなどの効果が期待され、スキンケア化粧品によく配合されています。

・ミルラ(没薬)
フランキンセンスとともに、イエス キリスト誕生の贈り物の1つといわれています。
もう1つは、黄金だそうです。
それほど貴重なもので特にミルラは高価だっだようです。
ミイラの語源がミルラだというのはよく知られていて、殺菌力が強く特に上質のミイラ作りに使用されたそうです。
イエス キリストが十字架に架けられた時に、ミルラを混ぜたワインが手渡されたとの説もあります。
フランキンセンスと同様に樹液から精油が作られ、傷によいとされています。
喉の炎症に良く吸入にもおすすめとか。
妊娠中の使用、濃度の高い使用は避けます。
美容面では、シワやたるみの予防などに効果的と言われています。

・シナモン
酸素と栄養を全身に送って二酸化炭素や老廃物を回収し、美容と健康に重要な役割を果たす毛細血管の大切さが見直され、そんな毛細血管の若返りを助けるとして、シナモンが注目されています。
シナモンスティックやパウダーなどを、温かい飲み物やパン、デザートなどに。
モロッコ風などエスニックなメニューにも取り入れるとおいしくヘルシーに楽しめそうです。
フェニックス(不死鳥)は、シナモンとミルラなどを集めて魔法の火つけたところから蘇ったとか。
アロマセラピーに利用するのは、葉から抽出されるシナモンリーフの精油です。
その他樹皮から作られるシナモンバーク、枝からとれるシナモンカッシアも精油としてありますが刺激が強く一般的には使用せず、アロマの専門家の手にゆだねられています。
心にエネルギーとなる活力を与えてくれる香りで、体を温める効果があるとされていますが、刺激が強めなのでスキンケアには向かず芳香浴などに使用します。
長時間の使用、生理中、妊娠中は避けます。

・安息香(ベンゾイン)
息が安らぐ香り、その名の通り本当に安らかで喜びを感じるような甘い香りです。
バニラに似た香りともいわれていますがもう少し大人の香り、深く喜びを呼び起こすような香りです。
フランキンセンスやミルラと同様に樹液から作られ、宗教儀式の薫香として使われてきたそうです。
不安や緊張を解き放ち心が安らぎ、呼吸器の不調を感じるときもよいとされています。
スキンケア面で期待されるのは、乾燥によるひびやあかぎれを和らげるとされ、日焼け対策にもよいそうです。
優しい香りですが、妊娠初期には使用しないようにといわれています。

・クローブ
その花はなぜか開くと香りが落ちるため、花の蕾が精油やスパイスになります。
一般的にアロマセラピーで使用されるのは、クローブバットといるこの花の蕾から作られる精油です。
葉から作られりものもありますが、これは歯科の薬剤などに使用されるそうです。