植物の力をかりてクールビューティ! 手作りを楽しむ アロマセラピー スキンケア 夏編

柑橘系は、使用後に太陽の光を浴びると肌が刺激される場合があるとされている。 夜や太陽の光を浴びない日に使うなどの工夫を。

●香りで、クールダウン。フレッシュ! フレグランスシートを作ろう。

毎日暑いこの時期、外出先で手軽にスッキリできる汗拭きシートは冷んやりしてとっても気持ちがいい。

でも、アルコールの感じが苦手と言う人もいるのでは?
アロマセラピーの精油を使ったフレグランスシートなら、簡単にアルコールフリーの自分の好きな香りのものが作れる。
しかも、市販のシートより経済的だ。

☆材料

・好きな香りの精油
(おすすめはスッキリ冷んやり感のあるミント系、フレッシュな柑橘系。お好みでブレンドしてお気に入りを見つけたり、気分に合わせて変えてみたりいろいろ試してみたい)
・水
(精製水かミネラルウォーター)
・ブレンド用の容器
(水と精油を混ぜる容器。ボトルや保存容器でもよい。今回は、 水を入れて振ってももれないジッパー付きのビニール袋を使用)
・キッチンペーパー
(ティッシュでもよいが、キッチンペーパーの方が丈夫で大きく拭きやすい。部分拭き用にティッシュで小さいものを作るのも便利かもしれない)
・携帯用ジッパー付きのビニール袋
(大きさはお好みで。数枚入れられるものでも、コンパクトに1枚ずつ入れるサイズでもOK)

☆作り方

①ブレンド用の容器に水を入れ、精油を入れてよく振って混ぜ、フレッシュ! フレグランスウォーターを作る。今回はサラっとした感じにするためシンプルに精油と水で作っている。使う前にしっかり振って混ぜよう。水と精油を混ぜ合わせるために化粧水を作るときに使うポリソルベート20やグリセリンを使用してもよい。このままボディ用化粧水としても使える。分量は、水100mlに対し精油1ml(1滴0.05ml)の割合で。
②キッチンペーパーにフレッシュ! フレグランスウォーターを染み込ませ、軽く絞る。
③携帯用ジッパー付きのビニール袋に入れてしっかり封をする。冷んやり感を楽しみたいなら、保冷剤といっしょに保冷ケースに入れて。

 

●シュッとひと吹きで、リフレッシュ! クールスプレー化粧水。

基本の化粧水をスプレーボトルに入れて、気分転換にシュッとスプレーして楽しむものおすすめだ。基本の分量を100円ショップなどで販売されているスプレーボトルに入れてよく振って混ぜ合わせる。入れる順序としては精油を最後にすると混ざりやすい。おうちで使用するなら冷蔵庫に入れておくと冷んやり感が楽しめる。冷蔵庫に入れてなくても霧状の爽やかな香りを浴びるとかなり気持ちいい。シュッとする前にまわりを確認して人にかからないように気をつけよう。

日焼けしたときは、ラベンダー入りのスプレー化粧水がおすすめ。ラベンダーは炎症を鎮める効果があると言われ、昔からやけどのときにも使用されてきた。スプレーなら、コットンで触れるより刺激も少ない。ラベンダーは、殺菌効果もあると言われているので、海やプール、キャンプに行くときに持っていき、日焼けだけでなく、虫刺されやクラゲに刺されたたときも利用した。痒みや痛みがすっとやわらいだ。これは、個人の経験なのでご参考までに。

気分や肌の状態、朝と夜など少量を2〜3種類作って使い分けられるのも手作りならではの楽しみ方。朝やお仕事途中のスプレーは集中力アップ効果が期待されるローズマリーをブレンド。ローズマリーは、髪の生育を助けるとも言われているのでヘアにもひと吹き! 夜はリラックスさせてくれるラベンダーや明るい気持ちになれるオレンジをブレンド。また、ドライスキンの方で、スプレーした後のお肌の乾燥が気になる場合は、顔を避けて汗をかきやすい首や胸元、肘や膝の裏などに、汗を拭いてからシュッとするのもおすすめ。

☆基本の化粧水の分量

・水 25cc
・グリセリン 小さじ1/4
・精油 5滴