今、口を開けていませんか? 「お口ぽかん」は、だらしない以前に健康的に×なのです。TRINITYでは歯科医や耳鼻咽喉科のドクターにインタビューをしてきました。それぞれに、少しずつお考えは違っても、口を閉じる、ということに関しましては、皆様、一律にご指導くださいます。
では、なぜ「お口ぽかん」はダメなのか? まず、口を開いていると口の中が乾きますよね。実際やってみるとすぐにわかります。口内が乾燥しているということは、唾液が乾いて減っているという状態。これはかなりNG。唾液は様々な役目があり、殺菌作用にも多大な影響を貢献してくれています。例えばリゾチームという酵素は殺菌作用を持っています。また、お口の中を中性に保つ役目も果たしてくれていますので、虫歯防止の役割があるわけです。
私たちは終始口を閉じているというわけにはいきません。食べる時、喋る時、私たちは口を開かざるをえません。しかし、よく噛む方は、口を閉じている時間が長いということです。口を開けてペチャペチャ食べるのはもちろんマナー違反。一口で30回目指して噛むと、それが刺激となり頭にもいいこと、そして、食べ物を口の中で第一段階として消化しているということを意識しつつ食事してみませんか?
では、喋る時はどうなのでしょう?
人の喋ることをよく聞く人は、おのずと口を閉じている時間が長いということです。自分ばかりが喋っている時は、口を開けてばかり。喋ったら聞く。このコミュニケーションマナーを大切にしていると、相手の気持ちを重んじるとともに、自分のことも大事にしていることとなります。
先日、非暴力コミュニケーションというものを体験しました。まず人の話を聞くと、それに意見を言うのではなく、相手の言ったことをなるべく正確に言葉として、返します。そう、リフレィンするわけです。実はこれが難しく、なかなか相手の言ったことを正確に言いかえすことはできません。実は聞いているようで聞いていないのでしょう。聞くことは健康の要と思い、今日から実行してみませんか?
話しがそれてしまいましたが、寒いこの季節、鼻から息を吸い込めば、空気の温度を上げ、湿度調整もしてくれます。でも、口からだと寒く乾いた空気はダイレクトに肺へ。空気抵抗がなく、口呼吸は楽ですが、その分危険です。そして、なんと、「お口ぽかん」は出っ歯のもとにも。
それは、また今度ご紹介させてください。
寝ているときの口呼吸は、朝喉が痛い一因になり得ます。ひいては喉風邪のもとにも。編集部が聞いたのは、軽く口にテープをして眠るという方法です。かぶれていはいけないので、敏感肌用のバンドエイドなどで軽く閉じるのが良いようです。実際続けてみて、寝づらいかな?と思ったのですが、かえって深い眠りにつけて◎。多くの方に試してほしい方法です。
龍角散のような大きな会社様のCMで啓蒙して下さることは、ウエルカムですよね。