エンジェル・セラピスト®夫婦のスピリチュアル子育て PART.56~赤ちゃんのストレッチ(寛子編)

歩き始めたことで起こった様々な変化

今までも「赤ちゃんは何でも分かっている」というテーマで書いてきました。
両親の会話の内容や身の回りの状況だけでなく、自分の成長に必要なことが何かちゃんと分かっているようです。そういう目でその成長を見守っていく中で、前回はその時に必要な「筋力トレーニング」をしている、という事例を紹介しました。
PART.52~赤ちゃんの筋力トレーニング

今回は、ストレッチについてです。
娘の小葉(このは)は5月生まれ。1歳になる前の4月から、歩き始めました。
歩き始めたことで、様々な変化がありました。

以前紹介した手話やジェスチャーでお話する「ベビーサイン」の語彙が急激に増えたことで、一気にコミュニケーション能力があがりました。
PART.38~好奇心と学習スピード

そしてもう一つの大きな変化は、急に寝相が悪くなったことです。
冬の間はちゃんとお布団で寝ていたので寝冷えの心配がなかったのですが、大きく寝返りしながら移動し、布団から出て畳の上で寝ていることもしばしばです。
暖かい気候になってからで良かったとホッとしたものの、この変化はどうしたものだろう?と驚きました。

立って歩き出すというのは、人の脳にも身体にも、大きな変化となるようですね。

寝相を観察していると、身体をひねったり伸ばしたりして寝返り移動していることが分かります。
手や足も伸ばている様子が分かります。

うつぶせで寝る時には、膝を曲げてお尻をピョコンと突き上げた格好をよくやっています。
この格好は、思い返せば生後3~4ヶ月(2013年8月~9月)の頃に通っていたベビーマッサージ教室で、教わったことがありました。
成長の過程で重心が変わる時に、腰に掛かる負担を分散するための格好なのだということです。

寝相や寝返りは、
身体のゆがみを取るための「整体運動」

そして、赤ちゃんに限らず大人もですが、寝相や寝返りは、身体のゆがみを取るための「整体運動」なのです。
寝返りを全くしないと身体の歪みがそのままになってしまい、健康に害を及ぼすこともあるほどの、健康のための秘訣だそうですよ。

また起きている時でも、ヨガの「犬のポーズ」に似た格好をしていることや、前や後ろに腰を伸ばす格好をすることがあります。

二本足で歩くことは、人間にとってまだ骨格に不自然な部分がありますから、腰や背骨に負担が掛かりやすいものです。
そして生まれてから1年前後で歩き始める前で、赤ちゃんは急激に身体のバランスや重心が変化していきます。
ですから赤ちゃんは、寝ている時も起きている時も、自然に身体を整えるストレッチをしているのですね。
そして「寝相」の悪さは、「無意識にゆがみを取っている」良いものと言えます。

しかし、親としては真冬にお布団から出てしまうのは「冷え」が心配になるものですね。
けれども、過剰に心配する必要はないのかもしれません。

育児グッズをみていると、寝返りをして移動することを防止する、腰の両脇に当てる枕のようなものがありました。左右の動きを、封じるグッズです。
けれども「寝返りによって身体のバランスを整える」ということを考えたときに、これを多用するのはあまりお勧め出来ませんね。
他にも、冷えを防ぐための足まで覆う大きなベスト状の「スリーパー」もあります。スリーパーも形によっては寝返りが出来ないものもあるようです。

つかまり立ちやあんよが始まってからは、起きている時も寝ている時も、出来るだけ動きを妨げない物を着せてあげる必要がありますね。

子どもの自然な生理現象が上手く機能するように見守りながら、気を配る。
放任では無いけれども、子どもの力に任せる。

このさじ加減に悩むことも多く、ついやり過ぎてしまうこともあります。
あんよが上手になってくると、「自分でやりたい」欲求が強くなってきて、やり過ぎると嫌がられるようになりました。
子どもを良く観察し、コミュニケーションを取りながらすすめることで、また新たな発見があるのかと楽しみにしています。